先日(11月04日)「京都市美術館」で展覧会「京都と近代日本画 文展・帝展・新文展100年の流れのなかで」を見た。
「京都画壇と京都市美術館が、近代日本画の歴史のなかで、また美術展覧会制度のなかで、どのような役割を果たしてきたのか、文展・帝展・新文展に出品された名品約120点で探る」とのことです。 開館間際に入館しましたが、人影もまばらでした。狩野永徳展とは大違いでした。そのお陰でじっくり拝見できました。 展示は第1章「博覧会と京都画壇」から、第2章「文部省美術展と京都画壇」から、第3章「帝国美術院展と京都画壇」から、第4章「大礼記念京都美術館美術展覧会と市展」から、第5章「改組帝展/昭和11年文展と京都画壇」から、第6章「新文展/戦時文展と京都画壇」からといった区分がなされていました。 門外漢にはこの区別の意味合いはあんまりわかりませんでした。 でも純粋に日本画の素晴らしい作品にたくさん出会えただけで十分かもしれません。 なんといっても上村松園さん。「人生の花」、「待月」が展示してありました。「人生の花」は先日「上村松園展」で2つのバージョンを拝見したばかりですが、何度見ても良い作品ですね。 福田平八郎は「菊」、「白梅」が展示してありました。平八郎さんはいつ見ても素敵です。 チラシになっている中村大三郎「ピアノ」も良かったですね。楽譜も丹念に描写されていました。 都路華香も「良夜」「白鷺城」などが展示してありました。都路さんの作品に触れるのも「都路華香展」以来でした。 そのほかにも京都画壇の名前の知らない人の作品もたくさん触れることができました。まだまだわたしの知らない素晴らしい画家がたくさんいるんですね。
by daisenhougen
| 2007-11-08 07:43
| 鑑賞記-展覧会
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