昨日(12月01日)「新国立劇場」でオペラ「カルメン」を聴いた。演奏曲目:G.ビゼー/カルメン 全3幕(フランス語上演) G.Bizet:CARMEN 演奏はジャック・デラコート指揮、東京フィルハーモニー交響楽団、新国立劇場合唱団、演出:鵜山仁。 ソロはマリア・ホセ・モンティエル(カルメン)、ゾラン・トドロヴィッチ(ドン・ホセ)、アレキサンダー・ヴィノグラードフ(エスカミーリョ)、大村博美(ミカエラ)。 たぶん、わたしがオペラの舞台を実際に聴いたのは、この「カルメン」だったと思います。 ただ、その後けっこういろんなオペラを聴いてきましたが、なぜか「カルメン」はそれ以来巡り会えませんでした。 今回、久しぶりに聴いてみると、さすがにオペラの定番中の定番だけのことはありますね。 聞き覚えのある名曲が至るとところに散りばめられており、劇的な展開を含めてすばらしい作品です。 でも、現在の視点から言うと、ジプシー(ロマ)に対するかなりの偏見に満ちた作品であるのは確かですね。 演奏としては、4人のソロがそれぞれ存在感のある歌唱を披露してくれていましたし、オーケストラも健闘していたような気がします。 特にカルメンのモンティエルは思いがけずよかったです。代役だったので危惧してましたが、何の何のカルメンははまり役でした。ただ、オペラ全体としては何か食い足りない、といった感が残りました。 これだけの毒のある作品なのに、なにかあっさりしているようです。強烈に引きつけるオーラが不足していました。 舞台装置も当たり障りがないようですし、なぜ、いま、カルメンを東京で上演するのか、といった視点が決定的に欠如しています。 ロマ、女性優位といったまさに現代に通じる先鋭的なものを含んでいるんですからね。 まあ、そこまで望むのは無理なんでしょうね。ビゼーの音楽を愉しんだだけで良しとしましょう。
タイトル : カルメン
オペラ「カルメン」の千秋楽を昨日、 新国立劇場で観た。 カルメン役のマリーナ・ドマシェンコが 「健康上の理由」で来日できなくなり、 「カルメン」の舞台スペイン出身の マリア・ホセ・モンティエルが代役を務めた。 代役といってもミラノ・スカラ座やウイーン国立歌劇場などでカルメンを演じ、 好評を博した立派な経歴の持ち主だそうだ。 大きな瞳、伸びのある声に魅了された。 4階の最前列で観たのだが、 オペラの舞台は奥行きが結構深いということに気づいた。 4階から観ると、舞台全体を視野に収めることができる。......more
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