「北斎-ヨーロッパを魅了した江戸の絵師-」を見る

d0001004_991971.jpg 昨日(12月15日)「江戸東京博物館」で展覧会「北斎-ヨーロッパを魅了した江戸の絵師」を見た。
 なんといっても日本絵画の大スター北斎さんですから、いろんな機会に拝見してきました。でも、その集大成的な展示といえば2005年の「東京国立博物館」での「北斎展」の展示が思い出します。年代順に展示してあり、世界中から集めた第1級の作品が展示してあり、北斎の多様性をまざまざと見せつけられました。
 でも、北斎の多様性ってのは底なしですね。今回の展示ではまたまたショックを受けました。
 今回は大きく2部構成の展示です。
 第1部は「北斎とシーボルト」ということで、「オランダ国立民族学博物館とフランス国立図書館に分蔵されている北斎の肉筆風俗画40点が初めて同時に里帰りを果たし」たとのことです。
 ここに展示してある作品は、まったく今までの北斎の画風と違います。浮世絵というより西洋画みたいな作品です。もちろん構図とかは北斎らしいといえばらしいのですが、色遣いや陰影の付け方などは西洋画です。
 厳密に言えば「北斎工房」の作といことらしのですが、どん欲に西洋人の好みを取り入れて描いている北斎とその一門の姿が浮かんできます。
 第2部は「多彩な北斎の芸術世界」ということで「海外及び日本国内から、北斎が手がけた版画、版本、肉筆画などすべての分野の北斎の芸術をご紹介します」とのことです。
 こちらではおなじみの「冨嶽三十六景」など有名作がたくさん並んでいました。展示替えでバージョン違いが楽しめそうなので、後期も訪ねなくてはならないようです。
 こちらの目玉は肉筆画でしょうね。滅多に公開されない作品が並んでいるようです。「四季耕作図屏風」にいたっては65年ぶりの公開だそうです。その他にも生首を描いた作品、晩年の自画像など珍品が目白押しでした。
 北斎のパワーに触れた展示でした。
 図録読んでから、感想続けます。

[PR]
by daisenhougen | 2007-12-16 07:30 | 鑑賞記-展覧会
<< 「婁正綱の世界~心ときょうの言... 「富岡鉄斎展」を見る >>