昨日(01月26日)「国立新美術館」で展覧会「没後50年 横山大観―新たなる伝説へ」を見た。
混雑しないうちと早めに出かけてみました。でも、展示会場はかなり混雑してました。やっぱり日本画では人気ナンバーワンの威力は大変なもんですね。 わたしも大観作品の展示があると意識して出かけてきているので、展示作品の中のかなりの作品は一度見たことがあります。 ほぼ年代順の展示で芸大に所蔵されている初期作品からスタートです。「村童観猿翁」は「岡倉天心展」で拝見しましたね。 「夜桜」と「紅葉」の華やかな屏風のそろい踏みは一つの目玉展示ですね。夜桜」は「山種美術館で拝見したことがありますし、「紅葉」は三越で開催された「横山大観展」でしたね。 「生々流転」の一挙公開のコーナーは混んでいてなかなかじっくり見ることが出来なくて、ちょっとイライラしてしまいました。この作品も「東京国立近代美術館」での一緒公開で拝見したことがあります。 「海山十題」からは6点展示してありました。この作品は「東京芸術大学美術館」で全点拝見したことが思い出されます。 それ以外にも「足立美術館」や「東京国立近代美術館」「東京国立博物館」などの常設展示などでけっこう拝見していますね。 全く初めて拝見する作品の展示ももちろんたくさんありました。 会場にはいると最初に展示してある「無我」(東京国立博物館蔵)ははじめて拝見しました。でも、先日、水野美術館蔵のバージョンは「近代日本画 美の系譜展」で見たばかりでし、もう一つの足立美術館蔵のバージョンも以前拝見していますので、これで3つのバージョンを見たことになります。 今回の展示の目玉の一つである「ボストン美術館」の里帰り展示は、もちろん初めての出会いです。展示されていた「月夜の波図」、「海図」はちょっと抽象画的なテーストがあり、大観の別な面がうかがえますね。 「洛中洛外雨十題」や最後の絵巻「四時山水」などもはじめて出会えた作品です。すばらしい作品ですね。 ともかくも、膨大な作品を残した大観の作品群の中から、極めつけの代表作を集めた展示でした。 これだけ広範囲にレベルのそろった作品を集めた展示は滅多にお目にかかれないでしょうね。やっぱり展示替えのある後期(2/13~)も訪れなくてはなりませんね。 でも、混雑はもっとひどくなりそうな予感です・・・・。
by daisenhougen
| 2008-01-27 07:10
| 鑑賞記-展覧会
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