「創画会の60年展」を見る

d0001004_1382325.jpg 一昨日(02月10日)「茨城県天心記念五浦美術館」で展覧会「創画会の60年展」を見た。
 昭和23年(1948)に創立した日本画の団体「創画会」が創立60年を迎えるということで、その記念展のようです。東京でも昨年開催されていたのですが、うまくタイミングが合わず見逃していましたが、茨城でキャッチできました。
 [起]-「創造美術]創立」(1948~1950)、[承]-「新制作協会日本画部」へ(1951~1973)、[展]-「創画会」発足(1974~現在)の3つの時代に分けて展示してありました。
 [起]は創設メンバー中心の人選で。この中で上村松篁だけがチラシにもなっている「燦雨」など3点は別格なんでしょうね。その他では秋野不矩、広田多津、福田豊四郎、山本丘人、吉岡堅二、稗田一穂が2点展示してありました。このあたりが「創画会」内部での評価序列なんでしょうかね。 [承]では石本正及び加山又造が2点展示してありました。これは順当ですね。というよりわたしにはこの2人以外は知っている人はいませんでした。

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 なんといっても加山又造「白い太陽」はすばらしい作品ですね。この展覧会でも圧倒的な存在感を示していましたね。わたし的には創画会といえば加山又造しか思いつかないといった存在です。
 [展]では全て1点ずつの展示です。現役バリバリの作家達のようです。抽象的な表現と鮮やかな色遣いが新しさの特徴でしょうか。でもわたしが知ってるのは内田あぐりさんだけでした。
 総勢61人71点の作品が展示してありました。それぞれがプロの日本画家として有名な存在なんでしょうが、加山又造さんの作品など数点に惹かれただけで、後はインパクトを与える作品には巡り会えませんでした。
 創画会は日展、院展と並ぶ存在とのことですが、もはやこういった団体が美術シーンで存在感を示す時代は終わったと思えてしまいます。
 なんとなく[結]の時代はとっくに終わり、[滅]の時代に突入している気がします。

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by daisenhougen | 2008-02-11 07:07 | 鑑賞記-展覧会
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