ピピロッティ・リストによる「からから」展を見る

d0001004_13211357.jpg 昨日(02月11日)「原美術館」で展覧会「ピピロッティ・リストによる「からから」展」を見た。 展示最終日になんとか滑り込みで間に合いました。
 最終日だからなんでしょうか、かなり混んでました。それもほとんどがで若者、それもカップルで来ているのが目立ちました。何が若者を惹きつけるんでしょう。
 さてピピロッティ・リストPipilotti Rist(1962-)はスイス人女性アーティストで、いわゆる映像インスタレーション作家とのことです。題名の「からから」は日本語の笑いを表す擬態語「からから」から取られているとのことです。
 さて最初の部屋では「星空の下で」といった作品からスタートです。
 床一面に映像が映されていて、まさに星空の中に迷い込んでしまったような体験を味わわせてくれます。もちろん普通の星空ではなく人も飛んでますがね・・・。

d0001004_13215924.jpg 「エヴァー イズ オーヴァー オール」は1997年のヴェネチア・ビエンナーレで話題をさらい一気に彼女を有名にした作品とのことです。
 ワンピース姿の女性が微笑みながら自動車の窓を次々とたたき割るシーンと鮮やかな植物のシーンが同時に写されている作品です。
 なんとまぁあっけらかんと軽やかなんでしょう。なんとなく評判を取ったのがわかる気もしますね。
 床埋め込んだ極小モニターに小さな映像を写したり、プラスチックなどの廃物をつるしたり、3倍もの大きなソファーの上や、ついにはトイレまでもが舞台となってます。
 いろんなアイデア駆使しながら表現の拡張を模索しているようです。
 そして女性という視点を全面に出しているのも特徴かもしれません。蜷川実花を思わせるような暖色系の色遣いも面白かったです。
 あんまり深刻ぶらずに表現の可能性を追求しています。見ていても退屈せずに愉しむことができました。
 現代表現の一つのスタイルを体験させてもらったのかもしれません。無理して最終日に訪れた甲斐はあったのかもしれません。

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by daisenhougen | 2008-02-12 07:20 | 鑑賞記-展覧会
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