「没後100年 橋本雅邦展」を見る

d0001004_1030848.jpg 一昨日(03月02日)「川越市立美術館」で展覧会「没後100年 橋本雅邦展」を見た。
 近代日本画創生期の巨匠、橋本雅邦(1835-1908)については、なかなかまとめて見る機会がありませんでした。大観などはしばしば大規模な展示が開催されるのに、その師匠の展覧会はさっぱりですね。
 今回、没後100年ということでようやく開催されました。なんせ18年ぶりだそうです。それも川越の地でひっそりと開催で、何処にも巡回しないそうです。
 一時川越藩士であったこともあり、その縁でこの地とのつながりができたようです。

d0001004_1031748.jpg さて展示ですが、ほぼ年代順に並べられていました。
 狩野派の画家からフェノロサの影響で近代日本画へ変わって行ったとの記述は良く目にするんですが、実際どのように変わったかを確認する機会はありませんでした。今回は狩野派の技法で描かれた作品からフェノロサの指導下の作品、そして大成した晩年の作品と並んでましたので、じっくりその違いを確認することができました。
 岩の質感を表す為にギザギザの線で表すのでなく、墨の明暗で表現するといった技法へ変わっていったようですね。40歳過ぎてからこういった技法の変換は大変だったでしょうね。
 日本各地から作品が集められているようです。「三の丸尚蔵館」からも出展されていましたから、レベルはかなり高そうです。
 見ている人がほとんどいないので、独占状態で解説を読みながらじっくり拝見できました。十分堪能させてもらいました。
 これで橋本雅邦の作品世界が解ってきた気がします。今後、他の展覧会で雅邦作品に遭遇しても十分愉しむことができそうです。

 図録買ったので、読んでから感想続けます。

 常設展示コーナーにも雅邦の作品が展示してありました。それ以外はスペースからそんなに展示されてませんでした。これだったら全面、雅邦展にしたほうがよかった気もしますね。
 「相原求一朗記念室」という特別展示室が設けられていて、作品がまとめて展示してありました(川越市名誉市民だそうです)。

[PR]
by daisenhougen | 2008-03-04 07:29 | 鑑賞記-展覧会
<< 「山崎美術館・常設展示/橋本雅... 川越の街をぶらぶら >>