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「週刊アーティスト・ジャパン60浅井忠」を読む

「週刊アーティスト・ジャパン60浅井忠」を読む_d0001004_5565547.jpg 「週刊アーティスト・ジャパン60浅井忠」を読んだ。
 浅井忠(1856-1907)の作品は2006年に「日本橋高島屋」で開催された没後100年記念の展覧会でまとめて見たことがあります。
 この時の展示は「高野コレクション」という特定のコレクションの展示でした。淡い色彩の水彩画が記憶に残ってます。
 日本洋画史の先駆者であるといった知識ぐらいしかなかったので、佐倉藩士として生まれたこと、明治維新後の殖産興業政策の西洋技術習得として西洋画を学んだこと、なんと44歳になってからフランス留学したことなどなど、今回もけっこうタメになりました。
 
 デアゴスティーニ、2008年03月25日改訂版、590円、A4変形、32頁。
 責任編集は跡見学院女子大学教授の北澤憲昭さんです。
 目次:画家の生涯(絵画の「公」と「私」)、作風と活動(日本と西洋の「あいだ」に)、ギャラリー(八王子付近の街/グレーの河岸/グレーの秋/グレーの柳/春畝/グレーの古橋/冬木立/京都高等工芸学校の庭/曼珠沙華/秋林/山姥金時図)、名画の背景(写実の系譜-明治から昭和の洋画)、生涯のこの一年(1864年)、鑑賞のポイント(珠玉の水彩画)。

by daisenhougen | 2008-03-24 07:55 | 読書-詩歌小説評論他
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