「横山大観展」を見る

d0001004_2192524.jpg 昨日(3月27日)「三越日本橋店」で展覧会「横山大観展」を見る。
 足立美術館開館35周年記念の展覧会とのことで。足立美術館の大観コレクションの中から50余点を展示している。初期から、海・山十題のうち《曙色》《海潮四題・夏》《乾坤輝く》《龍躍る》、最晩年の《風蕭々兮易水寒》等々。ほぼ全体像が見渡せる展覧会となっている。去年の「「海・山十題」展」以来のまとまった展示を見ることができた。 さすがに大観の人気はたいしたもので、見学者でごったがえしている。良くも悪くも近代日本画のスタンダードというべきか。比較するのは気の毒だが、前日の福井爽人とは全くレベルが違う。技法的には追いついているのかもしれないが、線の力も迫力もまったく比べようがない。比べるのかわいそうか。
 いつも思うのだが分野は違うが近代短歌の斎藤茂吉を連想してしまう。両人とも戦争をはさんでそれぞれの分野で最高の作品を残し続けた巨匠だと思う。
 ただ戦争賛歌の短歌はたとえ茂吉でも読むに耐えないのに、間接的とは言え戦争賛歌の大観の絵画が今も人を感動させるのは何故なのだろう。

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by daisenhougen | 2005-03-28 21:13 | 鑑賞記-展覧会
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