「建築の記憶」を見る

 昨日(03月30日)「東京都庭園美術館」で展覧会「建築の記憶-写真と建築の近現代-」を見た。 この展覧会は完全にノーマークでした。建築物の写真といってもあんまり興味惹かれないまま良く内容をチェックしませんでした。
 ところが鈴木理策さんの写真が展示してあるんですね。鈴木さんと言えば昨年、「鈴木理策:熊野、雪、桜」展を拝見して、すっかり魅せられてしまいました。これは見逃すわけにはいけません。
 と言うことで、会期終了1日前に滑り込みで見てきました。
 さて、「東京都庭園美術館」を訪れるのは久しぶりです。2006年の春に「宇治山哲平展」を見て以来ですから、だいぶあいだが開いてしまいましたね。
 そして今回は桜が満開でしたので写真を一枚。

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 展示は1章:建築と写真との出会い/2章:近代建築へのまなざし/3章:建築史学構築のための写真/4章:写真がとらえたモダンの相貌/5章:写真家の目、建築家の仕事/6章:日本建築の美/7章:現代写真の建築といった区分で展示してありました。
 最初は熊本城の写真や紫禁城の写真と言った歴史的記録としての写真ですね。
 段々と時代が下るにしたがって、建築を芸術写真としてとらえる試みとなっているようです。
 ここまではまぁ普通の建築写真と言った感じでしたね。

d0001004_10144528.jpg そして最後に鈴木理策さんの青森美術館を写した連作が展示してありました。
 素晴らしいです。
 ここまで展示してあった写真が多かれ少なかれ写された建築物に依存しているのに、鈴木さんの写真は写された物はなんであれ、まがうことなき鈴木さんの表現となってます。
 この表現のテーストはわたしの好みにあってますね。
 わざわざ訪ねた甲斐がありました。
 図録が売りきれとなってたのが残念でしたが・・・。

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by daisenhougen | 2008-03-31 07:12 | 鑑賞記-展覧会
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