「図録 ウルビーノのヴィーナス」を読んだ。
こちらの展覧会も見てからほぼ一カ月です。もう一度訪れる前に読んでおこうとページをめくってみました。 論文はファブリツィオ・パオルッチ「古代ギリシアとローマにおけるヴィーナス像の系譜」、マリア・スフラメーリ「ルネサンスのヴィーナス」、ジョヴァンナ・ラッツィ「知性と愛:ヴィーナスの二面性」、渡辺晋輔「横たわる裸婦の図像《ウルビーノのヴィーナス》」の4つが収録されています。 時代ごとのヴィーナス像の変遷が多面的に論じられています。大半が翻訳のために衒学っぽいのが難点ですが、なんとか意図はつかめた気がします。 図版は解説と一緒に収録されていて、ウルビーノのヴィーナスは折込と拡大図も収録されています。巻末には作家解説及び出品リストが載ってます。 でも、まぁヴィーナスばっかりよくも描き続けていますねぇ。西洋美術の女性像といったらマリア像とヴィーナス像ですから当然でしょうが、この展覧会だけでも76作品ですからね。そして、影響というより剽窃を繰り返しながら、時代のまがうことなき刻印を感じることができます。 ウルビーノのヴィーナスのまなざしはやっぱり男を誘ってるんでしょうかね。 発行:読売新聞社、制作:インターパブリカ、2008年、283頁。
by daisenhougen
| 2008-04-12 07:54
| 読書-展覧会図録
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