「春の優品展」+「国宝 源氏物語絵巻」を見る

d0001004_9563586.jpg 昨日(05月01日)「五島美術館」で展覧会「春の優品展 水墨画・古筆と陶芸」及び「特別展示 国宝 源氏物語絵巻」を見た。
 この美術館の最大のお宝「国宝 源氏物語絵巻」はこのゴールデン・ウィークの時期だけしか公開されません。なかなか厳しい制約ですが、ようやく念願かなってご対面できました。
 今回は「館蔵品の中から、絵画(室町時代の水墨画・近代日本画)、書跡(平安・鎌倉時代の古筆)と陶芸(桃山・江戸時代のやきもの)の名品約60点を選」んだ展示とのことです。
 まぁ書跡や陶芸はわたしの守備範囲外ですし、南宋時代の水墨画や室町時代の水墨画もなかなかハードル高かったですね。
 結局は近代日本画の大観「水温む」や川合玉堂「高嶺新雪」などに巡り会ってホッとしました。 さて肝心の「源氏物語絵巻」ですがこの美術館が所蔵するのは鈴虫一・鈴虫二・夕霧・御法の4点です。
 以前に徳川美術館所蔵の「東屋一」を「大徳川展」で拝見したことがあります(この時の感想はこちら)。この時は発色が鮮やかだった記憶があるのですが、今回展示された鈴虫一・鈴虫二・夕霧・御法の方は痛みが激しい感じがしました。色飛びが甚だしく、平安王朝の雰囲気を伝えるにはだいぶ厳しい印象でした。
 でも、本物は本物です。歴史的傑作として有り難く拝見させてもらいました。
 この本物と一緒に加藤順子模写による復元模写が一緒に展示してありました。こちらも以前に「よみがえる源氏物語絵巻~平成復元絵巻のすべて~」展で拝見したことがあります(その時の感想はこちら)。
 こちらはもちろん鮮やかに甦った色彩が素晴らしいです。
 こうやって本物の歴史的雰囲気と復元模写の鮮やかさを一緒に拝見するのが一番贅沢な鑑賞法なのかもしれませんね。大満足の展示でした。

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by daisenhougen | 2008-05-02 09:57 | 鑑賞記-展覧会
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