昨日(05月02日)「大丸ミュージアム」で展覧会「四大浮世絵師展」を見た。
「浮世絵が江戸文化の華として発展してゆくなか、中心として活躍し頂点を極めた作家たちがいます。東洲斎写楽、喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川広重の四人です。本展は、浮世絵収集家の中右瑛氏の膨大なコレクションから、四大浮世絵師の作品約百七十点を展観し、今なお豊かな表現力と鮮やかな色彩で、多くの人々を魅了してやまない江戸文化の粋に迫ります」とのことです。 こちらは「東山魁夷展」とは一転してひっそりとしていましたので、じっくり拝見できました。 まずのっけから北斎の名作「凱風快晴」の「赤い」富士とその刷り違いの「青い」富士が並べて展示してありました。まさに珍品ですね。 そして写楽が20点以上も一挙公開です。わたしにとって写楽作品をこれほどまとめて拝見できたのは初めてです。これだけでも大感激です。 その後「写楽のそっくりさん」のコーナーはご愛敬でしょうかね。 その次が歌麿。華やかな美人画オンパレードです。美人画はやっぱり歌麿で一つの頂点を極めたのがよくわかりました。 北斎はその表現の多様さがよくわかる展示に工夫されてました。わたし的には「百物語シリーズ」をじっくり拝見できたのが嬉しかったですね。 広重の作品もかなり幅広い選択で展示してありました。本当に素晴らしい作品選択がされていますね。 最後に北斎と広重の肉筆画も展示されてました。 なんだかんだといっても浮世絵の最高峰の表現はこの4人によってなされたんですね。それがよくわかる充実した展示でした。傑作のそろい踏みでしたね。 何でこんな素晴らしい展示がひっそりしてるんでしょうね。 図録買ったので、読んでから感想続けます。
by daisenhougen
| 2008-05-03 07:02
| 鑑賞記-展覧会
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