昨日(05月03日)「福島県立美術館」で展覧会「名画の散歩道 三重県立美術館名品展」を見た。 ゴールデンウィーク美術館三昧3日目の最初は三重県立美術館のお宝一挙公開を拝見しました。 福島県立美術館の酒井哲朗館長がかつて、三重県立美術館の館長を務めていた縁で実現したとのことです。大事なのは人的なネットワークですね。
三重県立美術館の5,000点を超えるコレクションから70点の展示とのことです。 まず最初が「日本絵画のダイナミズム」ということで江戸時代の曾我蕭白と現代日本画の横山操の作品が展示してありました。 曾我蕭白は「塞翁飼馬・簫史吹簫図屏風」、「林和靖図」、「竹林七賢図(旧永島家襖絵)」と大作3点もの展示です。奇想の画家蕭白はまとめて拝見したいと願っていますが、なかなか実現してません。今回3点もの名品に接することができたのはつくずくラッキーでした。 横山操は「瀟湘八景」全八面の一挙公開です。横山操さんといえば昨年「山種美術館」で「越路十景」を見て感銘を受けましたが(この時の感想はこちら)、今回の連作も衝撃的作品です。しばらく作品の前で立ち止まってしまいました。 次が「色と形の軌跡―洋画の歴史」ということで日本人による洋画作品が年代順に並んでいました。教科書的な有名画家のオンパレードでした。幅広いコレクションの充実度がわかります。 わたし的には藤田嗣治「猫のいる自画像」、「ラマと四人の人物」の2作品に接するとことができてラッキーでした。 最後が「魅惑の西洋絵画」です。こちらは西洋絵画の名品です。ゴヤ、ドガ、ルドン、モネ、ルノアール、ロートレック、デュフィ、ピカソ、シャガール、ミロ、ダリといった画家の優品が揃ってました。素晴らしいコレクションですね。 福島県立美術館の常設展示も駆け足で見て回りました。こちらは1,800点ほどの収蔵作品だそうです。 初めて拝見する斎藤隆さんの「ドラマ」という作品に惹かれました。コンテで描いた作品ですが、なぜか惹きつけられます。1943年生まれとのことです。 この美術館の看板ワイエスの「ドイツ人の住むところ」、「そよ風」、「冬の水車小屋」が展示してあったのも嬉しかったですね。
by daisenhougen
| 2008-05-04 07:43
| 鑑賞記-展覧会
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