「白隠禅画墨蹟展」を見る

d0001004_10594978.jpg 昨日(05月11日)「瑞巌寺宝物館青龍殿」で展覧会「白隠禅画墨蹟展」を見た。
 白隠といえば辻惟雄さんの奇想の画家の一人ですから、辻さんの著作での紹介を読んできましたし、「週刊日本の美をめぐる」シリーズの「仏のおしえ 円空 白隠」(感想はこちら)や芳澤勝弘「白隠-禅画の世界」(感想はこちら)などを読んできました。
 実際の展示も「永青文庫美術館」や「早稲田大学會津八一記念博物館」での展示を拝見しました(感想はこちらこちら)。
 そして今回はようやく代表作「朱達磨」を拝見できるということなので、はるばる松島の「瑞巌寺」まで出かけてきました。
 お寺の参道や受付にも派手な告知もなく、本当に開催されているのかと疑ってしまうぐらいに、ひっそりと開催されていました。
 この展示を見る為の入場料も特に必要なく、瑞巌寺の拝観料に含まれていました。
 「宝物館青龍殿」は普段は「瑞巌寺」の宝物を展示してあるところのようです。
 展示スペースに入ると、最初にお目当ての大分万寿寺蔵「半身朱達磨」が展示してありました。さすがに白隠の代表作だけのことあります。ギョロリとした目玉に睨めつけられる迫力は圧倒的です。40年ぶりの展覧会への出展だそうですから出会えたこと自体奇跡的ですね。大感激のご対面でした。
 その次にはおなじ画題の清見寺蔵「半身達磨」です。こちらは墨一色ですが、こちらの迫力も凄いですね。
 この2作品のそろい踏みだけですっかり引きこまれてしまいました。
 でも展示はこれだけではありません。
 お釈迦様や文殊様、観音様、布袋様といろんな画題の禅画が満載でした。鼠大黒なども興味深かったですね。
 国内展示は初めてという選佛寺蔵「渡唐天神」という大作も凄いですね。3メートル66センチもあるので、お寺の本堂でも掛けることができない為に保存状態が極めて良いといったことのようです。素晴らしい名品でしたね。
 その他にも教訓を込めた禅画や墨跡まで60点ほども続いてました。
 白隠さんの作品の迫力が伝わってくる充実した展示でした。はるばる松島まで訪ねた甲斐がありました。

 図録買ったので、読んでから感想続けます。

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by daisenhougen | 2008-05-12 07:30 | 鑑賞記-展覧会
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