「富士―山を写し,山に想う―(後期)」を見る

d0001004_1226622.jpg 昨日(05月24日)「三の丸尚蔵館」で展覧会「富士―山を写し,山に想う―(後期)」を見た。
 今回の展示(後期)の目玉は五姓田義松の油絵「田子乃浦図」と鹿島清兵衛の写真「富岳 戴雪乃照影」のそろい踏みでしょうか。
 前者が明治25年、後者が明治27年ですからほぼ同じ時期の作品です。
 西洋的技法で最も日本的画題に挑んだ作品達です。





d0001004_12264563.jpg まず「田子乃浦図」ですが、油絵という表現をマスターして富士山を描くとこうなりますよといったとこです。
 よく油絵を勉強してマスターしましたね、といったとこでしょうか。歴史的には貴重な作品かもしれません。




d0001004_12271699.jpg 「富岳 戴雪乃照影」はまさに文明開化時の最新テクノロジーを駆使した作品です。この時代にこれほど大きく写真を引き延ばしたんですから凄いもんです。大金使ったんでしょうね。
 でも、表現能力としては油絵にも、そして日本画にも劣ることは間違いないです。
 こういった試みから写真の発展に繋がって行ったんでしょうね。

 この展覧会は前期、中期、後期とわけての展示ですが、前期は拝見できましたが(その時の感想はこちら)、中期は見逃してしまいました。なんとか後期は訪れることが出来ました。
 富士山をテーマとした貴重なお宝をいろいろ拝見できました。全て無料ですから有り難い限りです。

[PR]
by daisenhougen | 2008-06-15 07:25 | 鑑賞記-展覧会
<< 「没後50年 ルオー大回顧展」を見る 「冒険王・横尾忠則展」を見る(再訪) >>