「特装版 松井冬子画集」を読む

d0001004_8565995.jpg 「特装版 松井冬子画集」を読んだ。
 ようやく届きました。普及版が刊行されているのをじっと我慢してました。なんといっても普及版にはない未収録作品が収録されている、豪華仕様で松井さんのサインまで付いているとなれば特装版にするしかないですね。
 届いたのを早速取り出してみました。
 キラキラと上品に光る化粧函です。箱の内側も黒く高級そうな作りでした。おもむろに取り出すと、その中に同じキラキラ光る装丁の表紙の画集が入っていました。
d0001004_8571947.jpg 期待高まりながら表紙をめくると、松井冬子さんのサインが付いていました。これだけでもお宝ですね。
 本画は平成14年の「世界中の子と友達になれる」から平成20年の最新作「ややかるい圧痕は交錯して網状になる」まで29作品が多くの拡大図を交えて掲載されていました。思ったより作品数は少ないんですね。
 でも、もちろん細部まで確認できる、素晴らしい作りでした。
 次に下図がたくさん収録されていました。繊細な描写力が良く確認できます。
 更には、特装版の特典サービスで習作のスケッチ類も収録されていました。
d0001004_8573524.jpg 巻末には上野千鶴子「松井冬子ー超絶技巧自傷系アートの破壊力」といった短い文章が収録されていました。上野さんらしい小難しい論文でした。
 チョット興味惹かれたのが、松井さんの博士論文で、自分の作品に「トラウマ性自傷系解離性被虐的ナルシズム症候群」と診断名を与えているといったところですね。
 さらに松井さん本人による主要作の解説も載ってました。解説と図版を行ったり来たりしながら、松井ワールドを堪能させてもらいました。
 チョット値段が張りましたが、またもやお宝本が一つ増えました。

 エディシオン・トレヴィル、2008年6月30日初版発行、16,800円、300mm×300mm、240頁。

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by daisenhougen | 2008-07-03 07:56 | 読書-詩歌小説評論他
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