「KAZARI 日本美の情熱」を見る

d0001004_1043978.jpg 昨日(07月12日)「サントリー美術館」で展覧会「KAZARI 日本美の情熱」を見た。
 つい先日に始まったと思っていたら、あっという間に開催期間終了一日前です。なんとか滑り込みで見てきました。
 なんたって辻惟雄さんが日本美術の大きな特徴として提唱する「かざり」論を実際の展示で提示する試みですから、見逃すわけにはいけませんね。
 「本展では、これまでの「かざり」研究の集大成として、縄文時代から近代にいたる日本文化の源流ともいえる「かざり」の特質について、祭礼・儀式に使われた「風流(ふりゅう)のかざり」なども視野に収め、さまざまな「かざり」の世界を、絵画、工芸、芸能などの分野を超えた斬新な展示構成により紹介します」とのことです。

d0001004_1042890.jpg 「第一章 かざるDNA、(1)イントロダクション 「かざり」の源流、(2)荘厳と祭祀 神仏へささげるかざり」、「第二章 場をかざる(1)中世のかざり、(2)室内を彩るかざり」、「第三章 身をかざる(1)武将のダンディズム、(2)町衆の粋」、 「第四章 動きをかざる(1)芸能のかざり、(2)祭礼の華、風流のかざり」といった展示区分です。

 まず最初に縄文の火焔型土器からスタートです。やっぱり日本文化を「かざる」といった視点から展示するとなれば初っぱなには縄文土器しかないですね。
 又兵衛さんの「浄瑠璃物語絵巻」の鮮やかな色彩も素晴らしいですね。近世を象徴するのは又兵衛さんにおまかせですかね。
 巻五のみの展示はチョット物足りませんでした。全巻はいつになったらお目にかかれるんでしょう・・・。
 この後は、これでもかこれでもかといった具合に、絵画、工芸、芸能、甲冑、装いなどあらゆる分野て作り上げられた意匠の数々が並んでいました。
 日本人が長い年月をかけて注ぎ込んだ膨大なエネルギーの精華の数々です。
 見応え充分の展示でした。
 エントランス部分に展示してあった平田一式飾の陶器一式「大蛇退治」と自転車部品一式「海老」には笑っちゃいましたね。現代にも生き続ける「かざり」の精神てとこでしょうか。
 とにもかくにも見逃さなくて良かったです。

 図録買ったので、読んでから感想続けます。

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by daisenhougen | 2008-07-13 07:40 | 鑑賞記-展覧会
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