「町田久美─日本画の線描」を見る

d0001004_1034040.jpg 昨日(07月24日)「高崎市タワー美術館」で展覧会「町田久美─日本画の線描」を見た。
 さてこちらが今回、高崎を訪れた目的の展覧会です。
 こちらの美術館も初めて訪れました。高崎駅前のビルの中の2フロアーを使った美術館です。駅前とはロケーションは抜群ですね。
 さて展示ですが、まず最初に「第1部 日本画の線描」として、この美術館所蔵の日本画が展示してありました。
 最初に上村小園「京美人図」、「小野の図」と繊細で美しい美人画のお出迎えですからドキドキしてしまいますね。
 その他にも小林古径、伊東深水、下村観山、福田平八郎といったところから片岡珠子まで18点と点数は少ないですが、けっこう充実した展示でした。
 町田久美さんだけの展示だと思ってましたので得した気分です。町田久美さんへのプロローグとして線描をキーワードとしての展示のようです。
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 そして4Fのフロアーの最後になってようやく「第2部 町田久美」として本命の町田久美さんの展示に移ります。
 町田久美さんといえば2006年に「東京都現代美術館」で開催された「MOTアニュアル2006 No Border「日本画」から/「日本画」へ」で初めて拝見して、日本画の概念が一気に変わったのが思い出されます(その時の感想はこちら)。
 このNo Border展は凄い展示でしたね。今をときめく日本画家達が勢揃いしてましたからね。
 さて久々に町田久美さんの作品世界にどっぷりと浸かることが出来ました。
 わたし以外には見ている人はほとんどいない独占状態でしたので、じっくり時間をかけて拝見しました。
 初期の「小僧」、「ソテツ」といった作品から「深夜帯」、「登山」、「関係」、「来客」といった大作、そして最新作「入場」、「優しい人たち」まで37点展示してありました。
 独特の線描と奇妙なアングルが特徴ですが、研ぎ澄まされた繊細な意識が画面いっぱいに広がっています。
 遠目で見ると、単に奇妙なアングルだけが目につきますが、そばからじっくり作品に向き合うと、日本画独特の繊細な筆使いがわかります。まがう事なき日本画です。
 わざわざ高崎まで見に来た甲斐のある充実した展覧会でした。
 なんで高崎で開催なのと思ってましたが、町田さんの出身地なんですね。納得。

 図録買ったので、読んでから感想続けます。

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by daisenhougen | 2008-07-25 07:20 | 鑑賞記-展覧会
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