「日本絵画の源流、敦煌莫高窟壁画模写」を見る

d0001004_6392785.jpg 昨日(08月31日)「東京藝術大学大学美術館」で展覧会「台東区コレクション展 日本絵画の源流、敦煌莫高窟壁画模写」を見た。
 こちらは3Fでの展示です。無料公開なんですが、ひっそりとしていました。中国仏教美術で模写とくれば、いささかハードルが高いかもしれませんね。
 東京藝術大学大学院の修了制作の一部として制作された「敦煌莫高窟壁画」の模写作品を展示するといった試みです。これらの模写は台東区が買い上げ所蔵しているようです。
 敦煌莫高窟壁画といえば砂漠の大画廊ともよばれ、世界遺産にも登録された作品群とのことです。5万平方メートルにもわたる大壁画群ですから、規模だけでも半端じゃありませんね。
 こういった歴史的壁画の実物を見る機会など望むべくもないですから、こういった模写でも、日本にいながらにして拝見できるのは有り難い限りです。
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 今回の展示では昭和59年から平成13年までに制作された20作の模写が展示してありました。時代的には北魏から初唐まで、南壁、北壁、西壁と満遍なく選ばれていました。
 仏さまの有り難いお姿が明るい色調でたくさん描かれていました。
 模写とはいっても、先ほど拝見した狩野芳崖以来の伝統を誇る芸大の学生さんの模写ですから信頼性は高いですね。
 敦煌莫高窟の模型も一緒に展示してありました。
 ただ、チョット残念だったのが、それぞれの壁画の解説が全くなかったことです。中国仏教壁画の基礎知識のないわたしには、ただただ感歎して見終わってしまいました。
 少しでも手がかりになるような解説でもあれば、もう少し理解度を深めることもできた気がします。

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by daisenhougen | 2008-09-01 07:05 | 鑑賞記-展覧会
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