「アンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼス」を見る

d0001004_6465158.jpg 昨日(08月31日)「損保ジャパン東郷青児美術館」で展覧会「生きる喜び 素朴絵画の世界 アンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼス展」を見た。
 展示期間最終日の駆け込み巡りの最後はアンドレ・ボーシャンの展示です。
 気になっていたのですが、ようやく最終日に間に合いました。
 こちらも展示最終日ということで、かなり混んでいました。一緒にエレベータで昇った人でチケットを買ったのはわたしだけでしたから、チケット持ってる人の駆け込み鑑賞が多いんでしょうね。
 「本展では、アンドレ・ボーシャン(仏、1873-1958)、グランマ・モーゼス(米、本名アンナ・メアリ・ロバートソン・モーゼス1860-1961)の作品を通して、20世紀絵画の最も独創的で重要な流れのひとつでもある、素朴派絵画の世界をご紹介致します。作品は、アンドレ・ボーシャンの油彩47点と、グランマ・モーゼス最晩年の作品3点を含む油彩20点、刺繍2点の計69点」とのことです。
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 わたしがアンドレ・ボーシャンの作品を見たのは、2006年に開催された「ルソーの見た夢・ルソーの見る夢」が初めてだったと思います(その時の感想はこちら)。
 鮮やかな色遣いに心惹かれて、機会があればまとめて拝見したいと思っていましたが、ようやく実現しました。
 展示は「アンドレ・ボーシャンと古典的主題」、「アンドレ・ボーシャンと植物」、「アンドレ・ボーシャンと人物画」といった具合にテーマ別でした。
 最初の古典的主題にはビックリしました。40歳を過ぎてから描き始めた植物専門の日曜画家と思ってましたが、キリスト教をテーマとした古典的な作品も数多く描いているんですね。単なる日曜画家を超えているのもこの辺りに秘密があるのかもしれません。
 でも、やっぱりボーシャンといったら植物を鮮やかな色遣いで描いた作品ですね。
 これでもかこれでもかと展示されている花々を作品を眺めていると、目に飛び込んでくる色彩の悦楽に耽ってしまいます。
 ただ、色彩の悦楽だけではないのがボーシャンです。
 作品に漂う奇妙な印象は何なんでしょう。極端に強調された色彩感と不安感を呼び起こす印象がその作品の存在感を際だたせている感じがします。
 何と表現して良いのかわからないのですが、単に素朴に美しく植物を描いているだけには思えません。
 一緒に展示してあるグランマ・モーゼスは素朴でほのぼのといっただけの作品ですが、ボーシャンの作品は全く違いますね。
 今回の展示でますます興味惹かれる存在となりました。

 パンフレットみたいでしたが図録買ったので、読んでから感想続けます。

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by daisenhougen | 2008-09-01 07:15 | 鑑賞記-展覧会
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