「生誕100年記念 大道あや展」を見る

d0001004_6591198.jpg 昨日(08月31日)「松濤美術館」で展覧会「生誕100年記念 大道あや展」を見た。
 大道あや(1909年~)さんという画家は、先日拝見した「丸木スマ展」ではじめて知りました(そのときの感想はこちら)。
 丸木スマの娘であり、当然ですが丸木位里の妹ということになります。
 そして驚くべき事に、この人も絵筆を取ったのが60歳とういからなんという親子なんでしょう。母親が絵筆を取ったのが70歳ですから、母親には負けてるようですがね。
 しかも驚くべき事に、母親に負けまいと競争心まで起こして描いたと言うんですから、何という親子関係なんでしょう。
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 さて展示は「院展入選作や「こえどまつり」(世界絵本原画展優良賞)など絵本原画を中心に約130点を展示し、その真摯で自由な創作活動の原点をさぐります」とのことです。初めての大がかりな個展とのことです。
 まず地下の展示は隠展出展作をはじめとする本画がドーンと並んでいます。
 一気に引きこまれる作品です。
 過剰なほどの色彩感で迫ってきます。
 中でも「しかけ花火」は事後で失った夫の追悼作との説明に心惹かれました
 「薬草」などのムンムンとするほどの濃厚な植物の息遣いを感じさせる作品も素晴らしいですね。
 これらの作品の中に包まれていると、過剰な生命の息遣いに圧倒されそうな気持ちになってきます。
 2Fは絵本の原画が中心の展示です。この領域でも独自の境地を築き上げたようですね。
 母親の丸木スマとはかなり違った絵です。あんまり一緒くたにしてはいけない気がします。素朴さを装っているところもありますが、この人の本質は素朴さとは対極にあるような気がします。
 図録買ったので、読んでから感想続けます。

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by daisenhougen | 2008-09-01 07:20 | 鑑賞記-展覧会
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