「髙山辰雄遺作展―人間の風景」を見る

d0001004_1732144.jpg  昨日(09月23日)「練馬区立美術館」で展覧会「髙山辰雄遺作展―人間の風景」を見た。
 髙山辰雄(1912年~2007年)さんの作品は生前から、なんとなく惹かれる感じを持っていたのですが、まとめて拝見する機会がないままお亡くなりになり、非常に残念に思っていました。
 今回、没後一周忌ということで、ようやく本格的な回顧展が開催されました。チョット遠いんですが、さっそく訪ねてみました。
 藝大時代の奥さんを描いた作品から始まり、年代を追いながら多くの本画が展示されていました。高山さんの画風の変遷が良くわかる展示でしたね。
d0001004_17322471.jpg わたしの好みとしては、断然、晩年に至ってからの作品です。
 壮年期までの作品は、西洋絵画に追いつこうとする努力が少々空回りしていたように思えます。 これが60歳を超えたあたりから、変なリキミみたいなものが抜けてきて、直接、対象に肉薄する方法を獲得していったように思えます。
 この頃に高山辰雄ワールドともいうべき画風を確立しまたように思えます。
 淡い色使いで丁寧に描き込まれた作品は輝きを放っています。
 高山さんの軌跡を辿りながら、その全貌を知ることができる素晴らしい展示でした。

 今回の展覧会の前期では68点の作品が展示されていました。後期で大幅に展示替えがあるようで、半分以上が変わるようですから、後期も是非訪れなくてはなりませんね。
 後期は10月11日~11月03日です。

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by daisenhougen | 2008-09-24 06:31 | 鑑賞記-展覧会
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