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「図録 ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展」を読む

「図録 ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展」を読む_d0001004_1834995.jpg 「図録 ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展」を読む
 この展覧会を見てから、早くも4ヶ月もたってしまいました(その時の感想はこちら)。図録は買っただけで放っておいたのですが、この展覧会は仙台に巡回しているようです。うまくすれば、そちらで再会できるかもしれないので、図録の方も読んでおくことにしました。
 巻頭にはカール・シュッツ「西洋絵画における静物画の歴史」が収録されていて、静物画の概念から歴史までを概観してくれています。
次に木島俊介「静物画の生成と『時禱書』の伝統」もちょっとテーマを絞った解説です。最初に引用されている吉岡実さんの「静物」の素晴らしさにあらためてしびれてしまいました。
 図版は章別の解説と作品毎の詳しい解説が一体となっています。私には弱い分野なので、しっかり解説を読み込んでみました。
 絵に込められた寓意などが知っておくと、実際に作品を見るときも楽しさが増しますね。
 発行:東京新聞、編集:国立新美術館ほか、制作:アイメックス・ファインアート、2008年、208頁。

by daisenhougen | 2008-11-13 06:40 | 読書-展覧会図録
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