「平泉~みちのくの浄土~」を見る

d0001004_10415677.jpg 昨日(11月16日)「仙台市博物館」で展覧会「平泉~みちのくの浄土~」を見た。
 副題に平泉の世界文化遺産登録を目指してとあります。
 世界遺産の登録基準が変わってなければ、いまごろは世界遺産登録記念なんていった、大騒動の展覧会になってたはずでしたね。
 関係者にとっては、残念至極でしょうね。
 でも、そんなことは関係ないのか、展覧会場はかなり混雑してました。大盛況のようでしたね。
 この展覧会は「平安時代後期に奥州藤原氏が開いた平泉は、その歴史や質の高い仏教文化が、今日まで多くの人の心をとらえてきました。特に中尊寺金色堂や毛越寺庭園は、平泉を代表する浄土景観であるとともに、藤原氏が理想とした争いのない平和な世界の象徴となっています。本展覧会では、金色堂内にある三つの須弥壇のうち西北壇の諸仏をはじめとして、国宝・重要文化財約100点を含む仏教美術の名品や歴史資料など約250点を一堂に展示し、平泉の文化遺産の意義と魅力を余すところなく紹介します」とのことです。
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 展示は「プロローグ 浄土の空間」、「第1章 みちのくの古代・みちのくの仏たち」、「第2章 仏都平泉~みちのくの中央・朝日差し夕日輝く」、「第3章 輝きの浄土~中尊寺の至宝」、「第4章 祈りとまつり」といった区分で展示されていました。
 まず目玉の展示は東北地方で国宝に指定されている2つの仏像のそろい踏みです。
 一つ目が福島県・勝常寺の薬師三尊像が入り口にはいると、ドーンと鎮座していました。さすがに存在感は抜群でした。
 このコーナーには他にも東北各地から集めた、いろいろな仏像がそろい踏みしていて見応えありました。
 ただチョット展示スペースが狭くて窮屈そうに並んでいたのが気の毒でした。
 2つ目の中尊寺金色堂西北壇諸仏は金色に輝く仏像群で、さすがに中尊寺の金堂に鎮座しているだけあってきらびやかさにあふれていました。
 その他にも中尊寺に所縁のある宝物が全国各地から集められて展示してありました。単に中尊寺所蔵のお宝を展示しますといったことではなく、気合いの入った展示でした。
 国宝の紺紙金銀字一切経などは高野山からの出展でしたね。
 素晴らしい展示でしたが、会場が狭く、更には細切れの部屋に別れて展示されていたのが残念でした。これほどの展示なのですから、常設展示コーナーを減らしてでも、余裕を持った展示をして欲しかったですね。

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by daisenhougen | 2008-11-17 07:35 | 鑑賞記-展覧会
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