「レオナール・フジタ展」を見る

d0001004_916170.jpg 昨日(11月21日)「上野の森美術館」で展覧会「レオナール・フジタ展」を見た。  藤田嗣治さんの展覧会をこんなに早き拝見できるとは思ってませんでした。
 なんせ「東京国立近代美術館」で「藤田嗣治展」が開催されたのは2006年でしたから(その時の感想はこちらこちら)、今度まとめて拝見できるのは、まだまだ先だと思ってました。
 でも、今回は没後40年ということと、パリ日本館壁画が修復完了してのお披露目の2つを合わせての開催のようです。
 まぁ、どんな理由であれ藤田ファンの一人としては有り難い限りです。

d0001004_18144618.jpg 展示は「第1章 初期、そしてスタイルの確立へ」、「第2章 大画面と群像表現、「大作」への挑戦」、「第3章 今も当時のまま残るアトリエ・フジタを再現」、「第4章 フジタ、魂の昇華「平和の聖母礼拝堂」」の区分で展示してありました。
 最初は日本の美術館などに所蔵されている裸婦像や自画像などの藤田作品が20点ほど展示してあります。 
 藤田ワールドのトレードマークともいうべき乳白色の世界の作品に囲まれることができました。やっぱりこういった作品ははほんとうに素晴らしいですね。
 次が今回の展示も目玉である「構図」と対をなす「争闘」の大作の展示です。
 群像表現に力を入れていた時期の作品だけあって、さすがに大きいですね。
 藤田作品の一つの時期を表す作品でしょうが、わたし的にはあんまり感心しませんでした。藤田作品の中では過渡的とも言える時期かもしれません。
 こういった表現は、後に戦時期の傑作ある戦争画を準備する時期だったといったところでしょうか。
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 2階に移ると藤田自身が最晩年を過ごしたエソンヌ県の小村ヴィリエ=ル=バクルの「ラ・メゾン=アトリエ・フジタ」を紹介するということです。
 愛用の品々やこの時期の作品などが展示してありました。
 この時期の愛らしい子供を描いた作品も割と好みの作品達です。
 最後がランスにある、藤田が晩年に心血をそそいで作り上げた「平和の聖母礼拝堂」の壁画やフレスコ画のデッサンが展示してありました。
 デッサンといっても、原寸大で細密な作りであり、彩色されているのもあって、かなり見応えがあります。
 なかなかフランスの現地まで訪ねるわけにはいきませんので、非常に貴重な展示でした。
 礼拝堂のビデオも放映されていましたので、そちらと見比べながら愉しむことができました。
 1Fにもどって、出口の奥のコーナーではステンドグラスが再現したものも展示されていました。 藤田作品の全貌を知らせるという展示ではありませんが、チョット変わった視点から見直させてくれる展示でした。
 図録読んでから感想続けます。

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by daisenhougen | 2008-11-22 07:15 | 鑑賞記-展覧会
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