昨日(11月23日)「練馬区立美術館」で展覧会「石田徹也―僕たちの自画像―展」を見た。
練馬美術館は前回の高山辰雄展に続き素晴らしい展覧会を企画してくれました。これで3ヶ月続けての練馬がよいです。 「東京で開催するはじめての大規模な個展となる今回の展覧会では、主要作品約70点を展示することによって、驚くべき集中力で現代人の内面を描ききった石田徹也の画業を振り返りたいと思います」とのことです。 石田徹也(1973年~2005年)については、NHKで紹介されたりしたのを見たこともあって、なんとが実際の作品に接したいと思ってましたが、ようやく実現しました。 わずか10年ほどの短い画業ですから、大きな画風の展開はありません。しかし最初期のイラストのような作品から、グングン巧くなって過程がわかります。 そしてその中で一貫しているのが、ある意味全て自画像だけを描き続けたともいえそうです。 常に自分を徹底的に見つめているんですね。 最初の時は社会的な風刺的な意味を込めた作品が目立ちますが、段々とそういった社会的なものから、ひたすら自分だけを見つめる作品に変わってきています。 早き晩年の作品は、まさに孤独に自分を追い込んでいった様が痛ましいです。 やっぱり鉄道事故とは言いながら、自殺ではないのかという説も納得してしまいます。 画集や映像ではわからない、本人の息づかいまでも伝わってきそうな作品群に感動してしまいました。 図録読んでから感想続けます。
by daisenhougen
| 2008-11-24 07:38
| 鑑賞記-展覧会
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