昨日(12月20日)「出光美術館」で展覧会「陶磁の東西交流―景徳鎮・柿右衛門・古伊万里からデルフト・マイセン」を見た。
焼き物はわたしの興味の範囲外ですのでパスするつもりでしたが、結構評判が良いようですので訪ねることにしました(くるっとパスで無料ですしね)。 「やきものに親しむ」シリーズの6回目で、「17~18世紀を中心に花開いた陶磁の東西交流を、中国・景徳鎮をふくむ東洋の磁器と、それらを熱心に写し、学んだヨーロッパの陶磁器との比較展示でご紹介します。交流史上の数々のエピソードを交えて鑑賞していただきながら、交流を進めた人々の熱意や、時として生じるほほえましい“誤解”、陶工や商人たちのたくましい営みなどを楽しく感じ取っていただけたら幸いです」とのことです。 展示は「プロローグ 南蛮風俗図と東西交流の記憶」、「1.中国陶磁へのあこがれ―“芙蓉手”とその写し」、「2.交流100年 1-“柿右衛門”とその写し」、「3.交流100年 2-“古伊万里”とその写し」、「4.復活 景徳鎮磁器輸出」、「5.海を越えるはるかな“注文”に応えて」といった区分で展示されていました。 最初は南蛮図でのお出迎えからスタートです。焼き物の交流がテーマですが、口開けの展示としては洒落てましたね。 その後はずーっと中国、日本、ヨーロッパの焼き物の比較展示続きます。 いままででした幾つかの展示を見ると、もう充分といった気になってくるのですが、今回は違いました。 一点一点大変興味をそそられながら見ることができました。 中国の景徳鎮とそれがが日本に伝わって模倣した作品が並べてあったり、日本の柿右衛門や古伊万里がヨーロッパに伝わってその模倣した作品と比較しながら展示といった具合です。 歴史的順序に従ってその影響を実際の作品で確かめながら拝見できました。 まさに中国、日本、ヨーロッパと世界陶器史を一望できる展示でした。 わたしにとっては、いままで拝見した歴史的陶器の展示では一番興味を持って見ることができた展示でした。 この展示を切っ掛けに焼き物もわたしの鑑賞レパートリーに加えたい気もしてきました。それぐらいわたしにとっては画期的な展示でした。
by daisenhougen
| 2008-12-21 07:19
| 鑑賞記-展覧会
|
by daisenhougen
検索
カテゴリ
全体 鑑賞記-コンサート 鑑賞記-展覧会 鑑賞記-映画 鑑賞記-伝統芸能他 鑑賞記録(まとめ) 読書-詩歌小説評論他 読書-展覧会図録 読書記録(まとめ) 雑誌など CD・DVD・ビデオ 買い物 オモチャ等々 街歩き・お出かけ その他 以前の記事
2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 ライフログ
メモ帳
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||