「特別展 妙心寺」を見る

d0001004_1558166.jpg 昨日(02月11日)「東京国立博物館」で展覧会「特別展 妙心寺」を見た。
 妙心寺といえば京都にある臨済宗妙心寺派の大本山ですね。
 訪れたのはもう10年以上前になります。やけに広い構内に多くの建物があった記憶が残ってます。そうそう法堂に有名な天井画、狩野探幽作の「雲龍図」があったのも思い出されます。龍の目はどこから見ても睨めつけているといった説明でしたね。
 さてその妙心寺の「開山無相大師650年遠諱記念」ということでの開催とのことです。
 国宝4件、重要文化財およそ40件といった妙心寺の滅多に拝見できないお宝が東京で見ることができるからでしょうか、かなり混雑していました。
 展示は「第1章 臨済禅―応燈関の法脈―」、「第2章 妙心寺の開創―花園法皇の帰依―」、「第3章 妙心寺の中興 ―歴代と外護者―」、「第4章 禅の空間1―唐絵と中世水墨画―」、「第6章 妙心寺と大檀越―繁栄の礎―」、「第7章 近世の禅風―白隠登場―」、「第8章 禅の空間2―近世障屏画のかがやき―」といった区分となっていました。
d0001004_15581351.jpg
 最初の部分は花園法皇や関山慧玄やその師、宗峰妙超といった名僧たちの墨蹟や肖像画、遺物がどがズラーッと並んでました。皆さん熱心に拝見している様でしたが、わたしは空いている部分から覗き込みながらザーッと見て回りました。
 わたし的には第4章の「禅の空間」ぐらいになって興味深い展示となりました。如拙の国宝「瓢鮎図」を拝見できたのはラッキーでした。この辺りまで来るとだいぶすいてきたのでじっくり拝見させてもらいました。
 第7章の「近世の禅風」で白隠さんの超有名な「達磨図」、「自画図」、「鼠師槌子図」のそろい踏みも白隠好きにとっては有り難かったです。
 探幽の「雲龍図」のレプリカも展示してありました。
 でもでも今回の展示のハイライトはやっぱり第8章の近世障屏画の展示でした。
 海北友松「花卉図屏風」やはるばる「メトロポリタン美術館」からお里帰りの狩野山雪「老梅図」といった素晴らしい作品が並んでました。
 ここのコーナーだけでも大感激でした。
 特に狩野山雪という人の作品は凄いですね。この「老梅図」だけで山雪さんが追っかけてみたい存在となってしまいました。

 いつも通り常設展示も駆け足で拝見しました。
 まず最初に特集陳列「画家の手紙」からスタートです。江戸時代の画家の手紙がたくさん陳列されていました。
 いつもの楽しみの国宝展示は「法華経(久能寺経)」でした。わたしにはちょっとハードルの高い展示でしたね。
 その後も中世から近代までのお宝満載でしたが、久隅守景筆「鷹狩図屏風」なんかが心に残りました。
 でも、やっぱりわたしにとって一番は伊藤若冲「松樹・梅花・孤鶴図」でした。この斬新さはなんなんでしょうね。多くの作品が並んでいる中、ひときわ目をひく作品でした。
 良寛さんの「詩書屏風」に再会できたのもラッキーでした。
 「未来をひらく福澤諭吉展」のおこぼれ展示では展示替えされていて、伝周文「国宝 山水図(水色巒光図)」なんてのに会えたのもラッキーでした。
 近代のコーナーでは平櫛田中の彫刻「灰袋子」や小林古径「異端(踏絵)」などが心に残りました。

[PR]
by daisenhougen | 2009-02-12 06:57 | 鑑賞記-展覧会
<< 「よみがえる黄金文明展」を見る 大河内直彦「チェンジング・ブル... >>