「週刊 西洋絵画の巨匠 4号 フェルメール」を読んだ。
フェルメールの日本人気の記事は興味深かったです。 2000年から2009年までに17点(重複を除くと15点)来日しているそうです。ほぼ半数が日本にいながら見ることができたんだそうです。 フェルメールを読み解くキーワードとして「市井の人々の日常を描く」、「遠くて近い東洋の香り」、「静謐な青の魅力」、「触れるような「光の粒」」があげてありました。納得のキーワードです。 高階さんの連載は毎回さすがの指摘があります。 今回は「目で語るフェルメール」で、白い点として描かれた「不自然で人為的な」光の効果が見る人を引きつけているとしています。 前号までは日本で出会える作品を紹介していましたが、日本に1点もないフェルメールですから、「世界でで出会える」って企画に変わってました。 表紙は今回来日予定のルーブル所蔵の「レースを編む女性」でした。早くお目にかかりたいですね。 付録の特製ポストカードは「真珠の耳飾りの少女」でした。 目次:フェルメールの魅力/巨匠への言葉、巨匠を知る4つの鍵、フェルメール伝謎に包まれた奇跡の画家、展示室1交易都市デルフトに生まれて、茂木健一郎「「脳」で見る名画4」、展示室2主役は「ふつうの女性」たち、原寸美術館《絵画芸術の称賛》フェルメール芸術のエッセンスを読み解く、展示室3ドラマとしての「日常生活」、高階秀爾「巨匠のまなざし4、アート・トピック寓意と写実の微妙な関係、これだけは見たい 世界で出会えるフェルメール巡礼、結城昌子「名画あれば憂いなし4」、参考文献。 小学館、2009年02月24日発行、190円。A4変形、42頁。
by daisenhougen
| 2009-02-26 07:25
| 読書-詩歌小説評論他
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