「小杉放菴と大観」を見る

d0001004_14342966.jpg 昨日(03月15日)「出光美術館」で展覧会「小杉放菴と大観ー響きあう技とこころ」を見た。
 小杉放菴(1881~1964)さんといえば洋画の日本画の両刀使いの画家ですね。こちらの美術館の名品展などで何度か拝見してきました。
 ただ、わたし的にはあんまり波長があっていないなぁという印象でした。
 今回は「放菴と初代館長、出光佐三の交友によって築かれた出光コレクションの放菴作品は、国内屈指の質・量であるだけでなく、放菴と大観が生きた激動の時代に集められたものでもあります。本展では、画技を磨きあった大正時代の二人に焦点をあて、二人の画風が近づき、また離れて、それぞれの個性が輝いて昇華してゆく美の過程を約80件の作品で紹介します。洋画と日本画の心地よいハーモニー。共に「東洋」に憧れ、日本の自然を愛した二人の心のふれあいでたどる展覧会です」とのことですので、訪れてみました。
 展示は「第1章 洋画家・未醒時代」、「第2章 日本画家・放菴時代」、「第3章 壁画に込めた祈り」、「第4章 運命的な出会い」、「第5章 響きあう技」、「第6章 東洋思想への憧れ」、「第7章 出関老子」、「第8章 掌中の山水人物-放菴画帖の魅力」、「第9章麻紙の放菴・放菴の麻紙」といった少々細かい区分で展示してありました。
 こういった形で生涯の作品を並べて拝見すると、放菴さんの嗜好というんでしょうか関心の向かう方向が良く出ていますね。
 テーマの選び方、感性、好み、いずれも洋画家としてはふさわしくないですね。
 洋風化の時代風潮が洋画を選ばせたのでしょうか。日本画に転向したのは必然というのが良くわかりました。
 わっぱり放菴さんの作品では中国趣味にいろどられた桃源郷の世界を描いたのが最も似合っていました。
 そうそう、今回の大観さんは引き立て役でしたね。

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by daisenhougen | 2009-03-16 07:40 | 鑑賞記-展覧会
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