「国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア」を見る

d0001004_16151630.jpg 昨日(04月14日)「Bunkamuraザ・ミュージアム」で展覧会「国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア」を見た。
 ロシアの美術作品といえば、昨年、こちらの美術館で開催された「モスクワ市近代美術館所蔵 青春のロシア・アヴァンギャルド」展が記憶に新しいですね(その時の感想はこちら)。
 今回はそれのすぐ前の時代の作品たちの展示です。ロシア芸術がすべての分野において最も輝いていた時代ですね。
 同じ時代の作品は「国立ロシア美術館」所蔵を見たことがありますが(その時の感想はこちらこちら)、今回は初めて拝見す「る国立トレチャコフ美術館」の所蔵作品です。

d0001004_16152934.jpg 「ロシア美術の殿堂、モスクワの国立トレチャコフ美術館は、中世から現代に至る約10万点の作品を所蔵しています。なかでも19世紀後半から20世紀初頭にかけてのロシア美術の作品は、創始者トレチャコフが熱心に収集した同時代の傑作が揃っています。本展は、所蔵作品の中からロシア美術の代表的画家、レーピンやクラムスコイ、シーシキン等による名品で構成されます。19世紀半ばからロシア革命までの人々の生活や、壮大なロシアの自然、美しい情景を描いた作品を中心に、著名人チェーホフ、トルストイ、ツルゲーネフ等の肖像を加え、リアリズムから印象主義に至るロシア近代美術の流れを辿る展覧会です」とのことです。
 展示は第1章 抒情的リアリズムから社会的リアリズムへ、第2章 日常の情景、第3章 リアリズムにおけるロマン主義、第4章 肖像画、第5章 外光派から印象主義へといった区分でした。
 まず最初に目にとまったのが、ワシリー・ペローフ「眠る子どもたち」、「鳥追い」です。なんとも独特のロシアンリアリズムですね。
 そして今回の展示の目玉、イワン・クラムスコイ「髪をほどいた少女」、「忘れえぬ女)」。
 憂いを秘めた、そしてどこか生意気そうな美しさはピカイチです。
 しばしうっとり眺めさせてもらいました。
 しっかり目に焼き付きましたね。
 あとはやっぱりロシア美術の巨匠、イリヤ・レーピンの作品が9点も出品されていたのは嬉しい限りです。
 「画家レーピンの息子、ユーリーの肖像」、「ピアニスト、ゾフィー・メンターの肖像」、 「レーピン夫人と子供たち「あぜ道にて」」 などが心に残りました。
 ニコライ・カサトキン「恋のライバル」も好ましい作品でした。
 いずれの作品たちも、どこか憂いを秘めながらも、郷愁を誘う魅力がありました。

 38作家、75点の作品が展示されてましたが、取り上げた以外の画家名をいくつか写しておきます。
 アレクセイ・サヴラーソフ、ニコライ・ゲー、イワン・シーシキン、イラリオン・プリャニシニコフ、アルヒープ・クインジ、ワシーリー・ポレーノフ、イサーク・レヴィタン、コンスタンチン・コローヴィン、アブラム・アルヒーポフ、ワレンチン・セローフ、イーゴリ・グラバーリ、コンスタンチン・ユーオン。 

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by daisenhougen | 2009-04-15 07:41 | 鑑賞記-展覧会
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