東京へ単身赴任中
2013-01-11T20:12:59+09:00
daisenhougen
単身赴任生活の時間つぶしに訪れた展覧会、映画などの鑑賞記録。その他にも本を読んだり、出かけたりした感想なども。買い物の記録なんぞも少々。まあ備忘録ですかね。
Excite Blog
展覧会「道釈画の世界展」を見る
http://daisan.exblog.jp/17605463/
2013-01-11T20:13:28+09:00
2013-01-11T20:12:59+09:00
2013-01-11T20:12:59+09:00
daisenhougen
鑑賞記-展覧会
「瑞巌寺宝物館青龍殿」で展覧会「道釈画の世界展」を見た。
今年の展覧会巡りのスタートです。2011年と2012年は訪れた展覧会数がかなり低調でしたので、今年はもう少し多くの展覧会を訪れたいですね。
この展示は松島旅行で偶然出会いました。
松島へ行けば定番の瑞巌寺ですからね。そこで展示してあれば見ないわけにはいかないでですね。
そもそも道釈画と言う言葉も知りませんでした。展覧会の案内から引用すると、「「道」は道教、「釈」は釈教即ち仏教を意味します。中国では古来、道教の仙人、関羽など歴史上の人物、釈迦や観音、維摩、達磨など、宗教や人倫上仰ぐべき人々を道釈人物といって尊崇してきました。それらを画題とする絵画を道釈画(道釈人物画)と称します」とのことです。
まず最初に梅津月橋「五百羅漢図」。
こちらは輪郭線がお経で描かれているんです。ちょっと見ではわかりませんが、近づくとあっと驚くといった仕掛けです。こんな羅漢様がが500名も描かれているんですから凄いですね。その労力たるや半端じゃありません。制作に3年もかかったそうです。驚かされてしまいますね。
わたし的に嬉しかったのは仙厓さんの作品が含まれていたことですね。「出水釈迦図自画賛」。とぼけた味が素晴らしいです。
他に有名どころでは狩野探幽、狩野安信、狩野常信と言ったところでしょうか。
展示の最後は山岡鉄斎の書「寒山詩屏風」がドーンと展示してありました。
瑞巌寺所蔵の作品を展示した小さな展示でしたが、けっこう見応えがありました。
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松島巡り
http://daisan.exblog.jp/17602127/
2013-01-10T22:13:00+09:00
2013-01-11T07:20:23+09:00
2013-01-11T07:17:09+09:00
daisenhougen
街歩き・お出かけ
この時期、松島は牡蠣のシーズンです。どの飲食店も牡蠣を使った料理を出しているようで。到着早々、わたしも昼食に牡蠣丼と牡蠣焼きを頂きました。
そして松島といえば島巡りですね。
さっそく松観光船に乗船して、松島湾の島巡りをしました。
20年以上前に一度乗船したことがありますが、記憶はほとんど残っていません。
でも、まぁ大小の島が船の両脇にいろいろ見えるだけといえば、それだけの光景でした。有名な仁王島が拝見出来ました。
1時間弱のクルージングでしたが、ポカポカした船内で、チョットうとうとなんて気持ちよい時間を過ごさせて貰いました。
次も定番スポットである「瑞巌寺」の参拝。
残念ながら本堂は平成の大修理ということで閉鎖中。庫裡と大書院のみの公開でした。
「瑞巌寺宝物館青龍殿」で開催されていた「道釈画の世界展」を見ることができました。そちらの感想は明日にでも。
昔訪れた時にはなかった新しい施設「松島十二支記念館」が目に付きましたので訪れてみました(本当に新しいのかどうかは定かではありませんが・・・)。
新作の巨大な仏像が12体がドーンといちどうに展示されています。
仏像といえば古色蒼然というイメージですが、こちらは新作ですから、黄金色に輝いておりました。
ただ、仏像を宗教と全く切り離して展示されても、違和感があることは否めませんね。なにか場違いな場所に迷い込んだ居心地の悪さが残ってしまいました。
以上で観光の時間はタイムオーバーとなり、ホテルにチェックイン。
そうです、松島は温泉が出たんです。松島最大の弱点だった温泉がない観光地ということが解消されていました。私の泊まったホテルも「湯元」なんて看板に大々的にうたってました。
ぬるぬるした温泉の感触を堪能させて貰いました。
翌朝も温泉の露天風呂から、日の出を拝むことも出来ました。地平線に雲がかかっていて、切れ間からでしたが、小雪がチラチラと舞ってきたりして風情満点でした。
風が冷たい中でしたが、満足の旅行始めでした。
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2013年の読書初め
http://daisan.exblog.jp/17560148/
2013-01-04T06:18:46+09:00
2013-01-04T06:17:58+09:00
2013-01-04T06:17:58+09:00
daisenhougen
読書-詩歌小説評論他
2013年の読書初めは岡田温司「虹の西洋美術史」(ちくまプリマー新書)でした。
西洋美術の根源を追求したすばらしい作品です。
あとがきから引用すると、「「虹」は、神話と宗教、文芸と科学にまたがって、文字どおりそれらのあいだの架け橋となってきた」、「そのような「虹」の特徴は、美術作品のなかでときに雄弁に、ときにさりげなく表現されてきた」。その「「虹」を切り口にして西洋美術二五〇〇年の歴史をたどる」といった壮大な構想です。
新書版という制約から、どちらかといえばトッピクスを集めたといった印象となっていますが、内容的にはぎっしり内容が詰まってます。さーっと一読しただけではなかなか読み尽くせそうにありません。
著作の最後に取り上げられていた「ロベール・ドローネ」という画家に興味惹かれました。私にとっては未知の画家です。少し調べてみようと思っています。
年の初めからすばらしい著作に出会えました。]]>
2013年初詣
http://daisan.exblog.jp/17553064/
2013-01-02T21:48:00+09:00
2013-01-02T21:48:50+09:00
2013-01-02T21:47:56+09:00
daisenhougen
街歩き・お出かけ
今年もいつも通りに近場の神社をハシゴです。
どちらも結構混雑していました。
「いい年でありますように」とお参りしました。
その後、恒例のお神籤も引きました。
今年は「小吉」。
まぁ年の初めは幸運も控えめでした。ちょっと悔しいかなぁ・・・。
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あけましておめでとうございます
http://daisan.exblog.jp/17546609/
2013-01-01T16:09:00+09:00
2013-01-02T00:43:26+09:00
2013-01-01T16:09:15+09:00
daisenhougen
その他
あけましておめでとうございます。
幸多き一年となりますように。
2013年は月間回顧だけでなく。展覧会の感想だけでもキチンとアップしていきたいと思っています。機会がありましたら、読んでみてください。]]>
2012年12月読書記録
http://daisan.exblog.jp/17542963/
2012-12-31T23:27:00+09:00
2012-12-31T23:32:14+09:00
2012-12-31T23:27:14+09:00
daisenhougen
読書記録(まとめ)
12月に目を通すことができたのは、書籍や特集雑誌が18冊、図録が7冊でした。
評価は次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。あくまでも独断の勝手な評価です。
週刊本及び図録には評価は原則付けません。
では、一覧リスト。
△津田大介「ウェブで政治を動かす!」(朝日新書)
◎長岡龍作「法隆寺と奈良の寺院(日本美術全集02)」(小学館)
△関川夏央「やむを得ず早起き」(小学館)(小学館)
△川端康夫・加藤明子「もっと知りたいバーン=ジョーンズ生涯と作品」(東京美術)
△保阪隆「定年後に夫婦を愉しむ」(朝日新聞出版)
△豊田有恒「本当は怖い韓国の歴史」(祥伝社新書)
△「日経おとなのOFF(オフ)2013年01月号特集:2013年絶対見逃せない美術展」(日経BP社)
△豊田有恒「韓国が漢字を復活できない理由」(祥伝社新書)
◎山口晃「山口晃 大画面作品集」(青幻舎)
△「シャルダン(アート・ライブラリー)」(西村書店)
△保阪隆「50歳からの人生を楽しむ老後術」(だいわ文庫)
◇関川夏央「東と西 横光利一の旅愁」(講談社)
△村上隆「創造力なき日本 アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」」(角川新書)
△「PEN(ペン)2013年1/1・15号特集:ヨーロッパ美の起源、ギリシャ・ローマ」(阪急コミュニケーションズ)
△「DAYS JAPAN2013年1月号特集:原発とメディアその自己検証を問う」(デイズ ジャパン)
△「Nexus7完全活用術」(アスキー)
△「Nexus7超活用ガイド」(英和出版社)(英和出版社)
△「現代詩年鑑2013」(思潮社)(思潮社)
―「図録 バーン=ジョーンズ展」(東京新聞)
―「図録 琳派芸術」(出光美術館)
―「図録 琳派芸術II」(出光美術館)
―「図録 もうひとつの川村清雄展」(目黒区美術館)
―「図録 ツタンカーメン展」(フジテレビジョン)
―「図録 シャルダン―知られざる静寂の画家展」(三菱一号館美術館)
―「図録 リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」(朝日新聞社)
さて、今年読んだ本は書籍や特集雑誌、図録を含めて349冊でした。その中から私にとってのベストテンを選んでおきます。
1.辺見庸「明日なき今日 眩く視界のなかで」(毎日新聞社)
2.高橋源一郎「非常時のことば 震災の後で」(朝日新聞出版)
3.石牟礼道子・藤原新也「なみだふるはな」(河出書房新社)
4.大道寺将司「棺一基 大道寺将司全句集」(太田出版)
5.伊藤比呂美「たどたどしく声に出して読む歎異抄」(ぷねうま舎)
6.小熊英二「社会を変えるには」(講談社現代新書)
7.黒川創「いつか、この世界で起こっていたこと」(新潮社)
8.山口晃「ヘンナ日本美術史」(祥伝社)
9.森本恭正「西洋音楽論-クラシックに狂気を聴け」(光文社新書)
10.村田奈々子「物語 近現代ギリシャの歴史」(中公新書)
番外編
1.「DAYS JAPAN2012年 02月号 特集:原発事故報道・検証」(デイズジャパン)
2.村上隆「Murakami: Ego」(Skira Rizzoli)
3.長岡龍作「法隆寺と奈良の寺院(日本美術全集02)」(小学館)
それでは、良いお年を。]]>
2012年12月鑑賞記録
http://daisan.exblog.jp/17534119/
2012-12-30T18:17:02+09:00
2012-12-30T18:16:34+09:00
2012-12-30T18:16:34+09:00
daisenhougen
鑑賞記録(まとめ)
12月に見ることができた展覧会は7つでした。年末はなんやかや忙しくて、見たい展示を幾つか来年に持ち越してしまいました。限られた鑑賞機会でしたが、今月拝見した展示は今年の最重要展示ばかりでした。
そんな中でも今月のナンバーワンは「シャルダン展」です。私にとっては今年のベストワンかもしれません。見逃さなくてホッとしています。
そして「バーン=ジョーンズ展」。こちらは東京展を見逃してしまったのですが、郡山でキャッチできました。こちらも日本での再展示は不可能かもしれないすばらしい展示でした。
さらに「リヒテンシュタイン展」も日本で拝見できるなんて奇跡的かもしれない展示でした。こちらも見逃さなくてホッとしています。
「もうひとつの川村清雄展」は江戸東京博物館の展示よりよかった感じでしたね。「ツタンカーメン展」も貴重な展示ではありましたが、高い料金と狭い会場は観客を馬鹿にしてるような感じがしましたね。
12月は映画を1本見ることができました。
評価基準は以前とと同じで、◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。再訪は評価マークはつけません。あくまでも小生の主観で勝手な評点です。
では、一覧です。
展覧会
◎「バーン=ジョーンズ展」(郡山市立美術館)
△「常設展示(平成24年度第3期)」(郡山市立美術館)
◇「琳派芸術II」(出光美術館)
◎「シャルダン ― 知られざる静寂の画家展」(三菱一号館美術館)
◇「もうひとつの川村清雄展」(目黒区美術館)
△「ツタンカーメン展」(上野の森美術館)
◎「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」(国立新美術館)
映画
◇映画「レ・ミゼラブル」(Movix)
コンサート
なし
その他
なし
今年もいよいよ残すところ一日となりました。
展覧会の年間ベストテンを選んでおきます。
今年拝見できた展覧会は75でした。昨年に引き続き低調が続いています。2011年には年間200以上も展覧会を見ていたのが嘘みたいです。
そんな狭い範囲で選ぶのはおこがましい気もするのですが、そこは勘弁してもらうとして、以下リストアップしてみました。
1.シャルダン―知られざる静寂の画家展(三菱一号館美術館)
2.バーン=ジョーンズ展(郡山市立美術館)
3.国立トレチャコフ美術館所蔵 レーピン展(Bunkamuraザ・ミュージアム)
4.生誕100年 ジャクソン・ポロック展(東京国立近代美術館)
5.ボストン美術館 日本美術の至宝(東京国立博物館)
6.ユベール・ロベール - 時間の庭(国立西洋美術館)
7.巨匠たちの英国水彩画展Bunkamura(ザ・ミュージアム)
8.リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝(国立新美術館)
9.蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち(千葉市美術館)
10.はじまりは国芳-江戸スピリットのゆくえ(横浜美術館)]]>
2012年11月読書記録
http://daisan.exblog.jp/17331230/
2012-11-30T06:48:00+09:00
2012-11-30T12:50:02+09:00
2012-11-30T12:50:02+09:00
daisenhougen
読書記録(まとめ)
11月に目を通すことができたのは、書籍や特集雑誌が17冊、図録が14冊でした。
その中で心に残った本について少々ふれておきます。
まず小熊英二さんの「社会を変えるには」ですが、新書版とは言いながら、厚さも500ページを超える力作です。衆院選と都知事選のさなかですが、代議制民主主義をとらえなおすには絶好の著作です。
山口晃さんの「ヘンナ日本美術史」は思いがけない好著です。画家の軽いエッセーと思って手に取ったのですが、日本美術に対する鋭い視点が至る所にちりばめられています。山口晃さん、画家として日本美術の最先端を走ってるだけではないんですね。本当に勉強になりました。
村上隆さんの「Murakami: Ego」はドバイで開催された展覧会の図録ですが、村上隆さんの最新作がずらりと並んだ様は壮観です。日本に巡回しないのは残念です。図版もワイドに収録されていて、書籍としても永久保存版です。
その他にも中沢新一「大阪アースダイバー」、国枝昌樹「シリア アサド政権の40年史」、池井昌樹・植田正治「手から、手へ」、黒崎政男「今を生きるための「哲学的思考」、「DAYS JAPAN2012年12月号」などが心に残りました。
評価は以前と同じく次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。あくまでも独断の勝手な評価です。
週刊本及び図録には評価は原則付けません。
では、一覧リスト。
書籍
◇ノーム・チョムスキー「アメリカを占拠せよ!」(ちくま新書)
◎小熊英二「社会を変えるには」(講談社現代新書)
◇中沢新一「大阪アースダイバー」(講談社)
△中村士「日本の暦と和算」(青春出版新書)
△「BRUTUS(ブルータス)2012年11/15号特集:ブルータスの映画特集 女優」(マガジンハウス)
△「みちのくの仏像(別冊太陽)」(平凡社)
◇国枝昌樹「シリア アサド政権の40年史」(平凡社新書)
△菅直人「東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと」(幻冬舎新書)
△「ザ・ビートルズ50th Aniversary Special!!」(シンコーミュージック)
△王敏「吉祥ありがた図鑑 幸運をもたらす干支のいわれ」(実業之日本社新書)
◎山口晃「ヘンナ日本美術史」(祥伝社)
◇池井昌樹・植田正治「手から、手へ」(集英社)
△「日経ビジネスアソシエ2012年12月号特集:整理術」(日経BP)
△「PEN(ペン)2012年7/5号 特集:ビートルズが聴こえてくる。」(阪急コミュニケーションズ)
◇黒崎政男「今を生きるための「哲学的思考」(日本実業出版社)
◇「DAYS JAPAN2012年12月号特集:信頼できる甲状腺医はどこにいる?」(デイズ ジャパン)
◎村上隆「Murakami: Ego」(Skira Rizzoli)
週刊本
なし
図録
―「図録 没後70年 竹内栖鳳 ―京都画壇の画家たち―」(山種美術館)
―「図録 大正・昭和のグラフィックデザイン 小村雪岱展」(ニューオータニ美術館)
―「図録 日本の70年代 1968-1982」(埼玉県立近代美術館ほか)
―「図録 篠山紀信展 写真力 PEOPLE by KISHIN」(読売新聞社)
―「図録 近江路の神と仏 名宝展」(三井記念美術館)
―「図録 出雲―聖地の至宝―」(島根県立古代出雲歴史博物館)
―「図録 徳川家康の肖像(すがた)-江戸時代の人々の家康観-」(徳川記念財団)
―「図録 はじまりは国芳-江戸スピリットのゆくえ」(大修館書店)
―「図録 ジェームス・アンソール展」(NHKプロモーション)
―「図録 没後120年 月岡芳年」(太田記念美術館)
―「図録 メトロポリタン美術館展 大地、海、空—4000年の美への旅」(読売新聞社)
―「図録 中国 王朝の至宝」(NHKほか)
―「図録 維新の洋画家 川村清雄」(江戸東京博物館ほか)
―「図録 巨匠たちの英国水彩画展」(朝日新聞)
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2012年11月鑑賞記録
http://daisan.exblog.jp/17308082/
2012-11-29T07:30:46+09:00
2012-11-29T07:30:53+09:00
2012-11-29T07:30:53+09:00
daisenhougen
鑑賞記録(まとめ)
久しぶりですが、記録パターンは以前と同じにします。月一回、その月見に行ったり聴きに行った展覧会や映画、コンサートやその他をまとめておく備忘録です。リストだけではつまんないので、ついでに勝手な評価もつけさせて貰ってます。
11月は22の展示を見ることができました。先月は1つも見に行けなかったのとは大違いでした。やっぱり展示会に足を運べば、素晴らしい出会いがありますね。
今月のナンバーワンは「はじまりは国芳-江戸スピリットのゆくえ」展でしょうか。浮世絵の最終ランナー的な扱いの国芳が、実は明治以降の日本美術の源流なのだといった主張を込めた展示です。
最近やたら開催されている国芳展とは、かなり趣が違う展示でした。新たな視点から江戸末期から近代の美術の流れを見直すことができました。
そしてその観点から見ると、今月拝見した「竹内栖鳳展」、「月岡芳年展」、「小村雪岱展」、「川村清雄展」といった素晴らしい展示も、もっと深みのある見方ができてくるのかもしれませんね。
「日本の70年代 1968-1982」はその時代の雰囲気を「かろうじて」味わった世代としては興味つきない展示でした。
「巨匠たちの英国水彩画展」もターナーの水彩画がたくさん展示してあったのだけでも大満足の展示でした。
その他にも「メトロポリタン美術館展」はちょっとまとまりの無い展示の気もしましたが、ゴッホの「糸杉」が見れただけでも満足でしたし、「アンソール展」の「悲しみの人」には衝撃を受けました。「近江路の神と仏」や「中国 王朝の至宝」なども心に残りました。
映画とコンサートともに今月は行ってません。
評価基準は以前とと同じで、◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。再訪は評価マークはつけません。あくまでも小生の主観で勝手な評点です。
では、一覧です。
展覧会
△「常設展示」(日光竹下夢二美術館)
◇「ジェームス・アンソール展」(損保ジャパン東郷青児美術館)
△「篠山紀信展 写真力 PEOPLE by KISHIN」(オペラシティアートギャラリー)
△「ナイーヴな作家たち」(オペラシティアートギャラリー)
△「project N 50榎木陽子」(オペラシティアートギャラリー)
◇「没後70年 竹内栖鳳 ―京都画壇の画家たち―」(山種美術館)
◇「没後120年 月岡芳年」(太田記念美術館)
◇「大正・昭和のグラフィックデザイン 小村雪岱展」(ニューオータニ美術館)
◇「近江路の神と仏 名宝展」(三井記念美術館)
△「第10回「美しい日本を撮ろう」フォトコンテスト」(日本橋三井タワーアトリウム)
◎「日本の70年代 1968-1982」(埼玉県立近代美術館)
△「常設展示 2012 MOMASコレクション 第3期」(埼玉県立近代美術館)
◇「メトロポリタン美術館展 大地、海、空—4000年の美への旅」(東京都美術館)
◇「中国 王朝の至宝」(東京国立博物館)
△「出雲―聖地の至宝―」(東京国立博物館)
△「宋時代の書」(東京国立博物館)
△「140周年特集陳列館蔵仏像名品選」+「常設展示」(東京国立博物館)
◇「維新の洋画家 川村清雄」(江戸東京博物館)
△「徳川家康の肖像(すがた)-江戸時代の人々の家康観-」(江戸東京博物館)
◎「はじまりは国芳-江戸スピリットのゆくえ」(横浜美術館)
△「横浜美術館コレクション展 光をめぐる表現」(横浜美術館)
◎「巨匠たちの英国水彩画展」(Bunkamuraザ・ミュージアム)
映画
なし
コンサート
なし
その他
なし]]>
ブログ再開します
http://daisan.exblog.jp/17294935/
2012-11-28T21:22:58+09:00
2012-11-28T21:23:05+09:00
2012-11-28T21:23:05+09:00
daisenhougen
その他
中断から早くも2年近くになります。
そもそも2005年3月11日に書き始めたこのブログも、2009年の後半ぐらいからだんだん更新頻度が落ちてきて、ついには2010年の年末で更新ストップの状態となってしまいました。
継続するってのは本当に難しいもんですね。
最近になって何か書いてみようという気になってきました。
2年近くも中断したのですから、いっそ別なブログを立ち上げたほうがスッキルするんじゃないかと迷いもしました。
でも、東京への単身赴任は今だ続いておりますので(もはや11年半)、単身赴任の備忘録としてのこのブログを継続しようと思いました。
なんせ物忘れがひどいので、記録しておかないとすぐ忘れてしまいますので・・・・。
中年男の(もはや老年か)迷言をいろいろとを書きつらねていきたいと思っています。]]>
2010年12月読書記録
http://daisan.exblog.jp/12601453/
2010-12-29T20:31:00+09:00
2010-12-30T11:33:17+09:00
2010-12-30T11:33:17+09:00
daisenhougen
読書記録(まとめ)
12月に目を通すことができたのは20冊です。この中ではやっぱり村上龍さんの「歌うクジラ」ですね。 村上さん渾身の一作です。
新田一郎さんの「太平記の時代」はこのシリーズの中でも充実の一冊でした。
坪内稔典さんの「正岡子規 言葉と生きる」も著者の思いが伝わってきました。来年は子規を読み返してみようという気にさせられました。
図録は21冊に目を通すことができ、なんとか今年買った図録は無事完了しました。
評価は次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。あくまでも独断の勝手な評価です。
週刊本及び図録には評価は原則付けません。
では、一覧リスト。
書籍
△山本幸司「頼朝の天下創世(日本の歴史09)」(講談社学術文庫)
△川村昌嗣「医師がすすめる50歳からの肉体改造」(幻冬舎ルネッサンス新書)
◎村上龍「歌うクジラ 上」(講談社)
-村上龍「歌うクジラ 下」(講談社)
△村上春樹「ねむり」(新潮社)
△「BRUTUS(ブルータス)12/15 写真はもっと楽しくなる。」(マガジンハウス)
△「芸術新潮 2010年12月号 特集:恋する春画」(新潮社)
△吉本康永「大金持ちも驚いた105円という大金」(三五館)
△「ラブプラス ビジュアル&設定集 マナカのもと」(コナミ)
△「高嶺愛花(電撃ラブプラスVol1)」(アスキーメディアワーク)
△「とわのウォッチャー ラブプラス+ 最旬特別号」(コナミ)
△白澤卓二「100歳までボケない101の方法」(文春新書
△篠山紀信「窓からスカイツリーが見える AKB48写真集」(小学館)
△志村幸雄「笑う科学 イグ・ノーベル賞」(PHPサイエンス・ワールド新書)
△池上英洋「もっと知りたいラファエロ―生涯と作品」(東京美術)
△藤木TDC「場末の酒場、ひとり飲み」(ちくま新書)
△筧雅博「蒙古襲来と徳政令(日本の歴史10)」(講談社学術文庫)
◇新田一郎「太平記の時代(日本の歴史11)」(講談社学術文庫)
△「PEN(ペン)2011年1/1・15号 特集:キリスト教とは何かⅡ」(阪急コミュニ)
◇坪内稔典「正岡子規 言葉と生きる」(岩波新書)
図録
-「図録 バルビゾンからの贈りもの」(府中市美術館)
-「図録 歌麿・写楽の仕掛け人―その名は蔦屋重三郎―」(サントリー美術館)
-「図録 薬師如来と十二神将」(鎌倉国宝館)
-「図録 保田春彦展」(神奈川県立近代美術館)
-「図録 古賀春江の全貌」(東京新聞)
-「図録 ワイエス展」(丸沼芸術の森)
-「図録 ヴァザーリの回廊展」(朝日新聞社)
-「図録 手塚雄二 一瞬と永遠のはざまで」(朝日新聞社)
-「図録 浮世絵☆忠臣蔵 描かれたヒーローたち!?」(神奈川県立歴史博物館)
-「図録 ドガ展」(横浜美術館ほか)
-「図録 麻生三郎展」(東京国立近代美術館)
-「図録 カンディンスキーと青騎士展」(東京新聞)
-「図録 生誕260年 仙厓―禅とユーモア―」(出光美術館)
-「図録 DOMANI・明日展2010」(文化庁)
-「図録 写真とボク 植田正治写真集」(クレヴィス)
-「図録 これは本ではない―ブック・アートの広がり 」(美術館連絡協議会)
-「図録 アルブレヒト・デューラー版画・素描展」(国立西洋美術館)
-「図録 大正イマジュリーの世界」(ピエ・ブックス)
-「図録 鈴木清展」(東京国立近代美術館)
-「図録 セーヌの流れに沿って」(石橋財団ブリヂストン美術館ほか)
-「図録 帰ってきた江戸絵画 ギッター・コレクション展」((NHKプロモーション)
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2010年12月観賞記録
http://daisan.exblog.jp/12592103/
2010-12-28T19:41:00+09:00
2010-12-28T19:41:00+09:00
2010-12-28T19:41:00+09:00
daisenhougen
鑑賞記録(まとめ)
12月は19の展示を見ることできました。年末の慌ただしい中、けっこう健闘しましたね。しかも、その中で、すばらしい展示にいくつも出会うことができました。
まずは「カンディンスキーと青騎士展」。抽象絵画への移行期のまさに美術史上の一大ムーブメントを目の前で体験させてもらえました。
「植田正治写真展」も植田さんの全業績を伝えてくれるすばらしい展示でした。
「これは本ではない」展は年の初めに拝見した「オブジェの方へ-変貌する「本」の世界-」とあわせて、現代美術の混迷ぶりとその中でウイングを目一杯広げようとする試みが痛々しくもあらわになっている展示でした。
「デューラー展」は文句なしに、今年の大収穫の一つでした。油彩画がなくても、これだけ充実していれば脱帽です。
その他にも初めて全体像を知ることができた「麻生三郎展」、企画のすばらしかった「セーヌの流れに沿って」と「大正イマジュリーの世界」などなど堪能させてもらいました。
12月は久しぶりに映画を2本見ることができました。
最新テクノロジーに武装されたこれぞハリウッドといった3D映像と、ひたすら一個人として思想と映像をとことん追求した作品の対比がおもしろかったです。
さらに本当に久しぶりにクラシックの演奏を聴くことができてラッキーでした。
評価基準はいつもと同じで、◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。再訪は評価マークはつけません。あくまでも小生の主観で勝手な評点です。
では、一覧です。
展覧会
◇「麻生三郎展」(東京国立近代美術館)
△「鈴木清展」(東京国立近代美術館)
◇「セーヌの流れに沿って」(ブリヂストン美術館)
◎「カンディンスキーと青騎士展」(三菱一号館美術館)
◇「DOMANI・明日展2010」(国立新美術館)
-「歌麿・写楽の仕掛け人 その名は蔦屋重三郎(再訪)」(サントリー美術館)
◇「帰ってきた江戸絵画 ギッター・コレクション展」(千葉市美術館)
△「茶陶の道―天目と呉州赤絵」(出光美術館)
△「駒井哲郎作品展-闇と光のあわいに 色への憧憬」(資生堂ギャラリー)
◎「植田正治写真展 写真とボク」(埼玉県立近代美術館)
◎「これは本ではない―ブック・アートの広がり」(うらわ美術館)
◎「アルブレヒト・デューラー版画・素描展」(国立西洋美術館)
△「アウトサイダーズ」(国立西洋美術館)
△「スナップショットの魅力 かがやきの瞬間」(東京都写真美術館)
△「ニュー・スナップショット かがやきの瞬間」(東京都写真美術館)
△「3Dヴィジョンズ–新たな表現を求めて」'東京都写真美術館)
△「小林礫斎 手のひらの中の美」(たばこと塩の博物館)
◇「大正イマジュリーの世界」(松濤美術館)
◇「モネとジヴェルニーの画家たち」(Bunkamuraザ・ミュージアム)
映画
△「トロン:レガシー」(「MOVIX)
△「ゴダール・ソシアリスム」(TOHOシネマズシャンテ)
コンサート
△「新日本フィル「第九」特別演奏会2010」(Bunkamuraオーチャドホール)/font>]]>
2010年11月読書記録
http://daisan.exblog.jp/12474658/
2010-12-10T06:18:00+09:00
2010-12-10T12:19:39+09:00
2010-12-10T12:19:39+09:00
daisenhougen
読書記録(まとめ)
11月は20冊ほどに目を通すことができました。その中では吉本隆明さんの「15歳の寺子屋 ひとり」、輪島裕介さんの「創られた「日本の心」」、下向井龍彦さんの「武士の成長と院政」、井上隆史さんの「三島由紀夫 幻の遺作を読む」などが特に心に残りました。
図録は21冊でした。もう一息で追いつきそうです。
評価は次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。あくまでも独断の勝手な評価です。
週刊本及び図録には評価は原則付けません。
では、一覧リスト。
書籍
◇吉本隆明「15歳の寺子屋 ひとり」(講談社)
△光森裕樹「歌集 鈴を産むひばり」(港の人)
△大津透「道長と宮廷社会(日本の歴史06)」(講談社学術文庫)
△加島祥造・金澤翔子「小さき花」(小学館)
◇輪島裕介「創られた「日本の心」」(光文社新書)
△村上春樹「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」(文藝春秋)
△渡辺靖「アメリカン・デモクラシーの逆説」(岩波新書)
△「武井咲写真集 風の中の少女」(ワニブックス)
△安村敏信「ワイドで楽しむ奇想の屏風絵」(東京美術)
△吉増剛造「盲いた黄金の庭」(岩波書店)
△「一個人2010年12月号 特集:キリスト教入門」(KKベストセラーズ)
△朝吹真理子「流跡」(新潮社)
◇下向井龍彦「武士の成長と院政(日本の歴史07)」(講談社学術文庫)
△齋藤孝「15分あれば喫茶店に入りなさい。」(幻冬舎)
△四方田犬彦・平沢剛ほか「1968年文化論」(毎日新聞社)
△松嶋雅人「狩野一信(日本の美術534号)」(至文堂)
△「穂村弘ワンダ-ランド」(沖積舎)
△大津透ほか「古代天皇制を考える(日本の歴史08)」(講談社学術文庫)
◇井上隆史「三島由紀夫 幻の遺作を読む」(光文社新書)
△渡部昇一「知的余生の方法」(新潮新書)
図録
-「図録 生誕250周年記念 北斎とその時代」(太田記念美術館)
-「図録 奈良の古寺と仏像」(日本経済新聞社)
-「図録 シャガール ロシア・アヴァンギャルドとの出会い」(朝日新聞社)
-「図録 特別展 誕生!中国文明」(読売新聞社ほか)
-「図録 田中一村 新たなる全貌」(千葉市美術館ほか)
-「図録 フランダースの光 ベルギーの美しき村を描いて」(毎日新聞社)
-「図録 没後25周年 鴨居玲展」(財団法人日動美術館ほか)
-「図録 東大寺本坊襖絵完成記念 小泉淳作展」(日本経済新聞社)
-「図録 ポーラ美術館コレクション展 印象派とエコール・ド・パリ」(TBSテレビ)
-「図録 ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」(読売新聞社)
-「図録 明治神宮鎮座90年記念展 横山大観」」(明治神宮)
-「図録 特別展 円山応挙-空間の創造」(三井文庫三井記念美術館)
-「図録 ヘンリー・ムアー生命のかたち」(石橋財団ブリヂストン美術館)
-「図録 上村松園展」(日本経済新聞社)
-「図録 諸国畸人伝」(板橋区立美術館)
-「図録 ハンブルグ浮世絵コレクション展」(日本経済新聞社)
-「図録 没後120年 ゴッホ展」(東京新聞ほか)
-「図録 陰影礼讃―国立美術館コレクションによる」(独立行政法人国立美術館)
-「図録 誇り高きデザイン 鍋島」(サントリー美術館)
-「図録 特別展 東大寺大仏―天平の至宝―」(読売新聞東京本社)
-「図録 堀文子展」(平塚市美術館)]]>
2010年11月観賞記録
http://daisan.exblog.jp/12468178/
2010-12-09T06:47:00+09:00
2010-12-09T13:51:00+09:00
2010-12-09T13:48:38+09:00
daisenhougen
鑑賞記録(まとめ)
月間のまとめすらもアップしなければ、このブログも閉鎖しなくちゃならなくなりますんで、遅ればせながらアップしておきます。
11月は22の展示を見ることができました。
その中でナンバーワンはサントリー美術館で開催中の蔦屋重三郎をテーマとした展示です。江戸時代の出版人がテーマといえば地味かといえば、そうじゃありません。なんてったって歌麿と写楽をプロデュースした人ですからね。歌麿と写楽の作品もこれでもかこれでもかと並んでいて壮観でした。
その次には神奈川県立美術館鎌倉別館でひっそりと開催されていた保田春彦展です。はじめて拝見するかたで、彫刻家とのことで。でも、今回は裸婦のデッサンの展示が中心でした。デッサンでこれだけのことが表現できるんですね。壮絶な表現する精神に圧倒されました。
その他にもバルビゾンからの贈りもの、薬師如来と十二神将、古賀春江の全貌、ワイエス展、浮世絵☆忠臣蔵、ドガ展と素晴らしい展示がいっぱいでした。
今月も映画とコンサートはご無沙汰でした。
評価基準はいつもと同じで、◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。再訪は評価マークはつけません。あくまでも小生の主観で勝手な評点です。
では、一覧です。
展覧会
◇「バルビゾンからの贈りもの」(府中市美術館)
△「ヴァザーリの回廊展」(損保ジャパン東郷青児美術館)
-「ハンブルグ浮世絵コレクション展Ⅱ期」太田記念美術館
◎「歌麿・写楽の仕掛け人―その名は蔦屋重三郎―」(サントリー美術館)
△「北原照久の超驚愕現代アート展」(森アーツセンターギャラリー)
△「ネイチャー・センス展:吉岡徳仁、篠田太郎、栗林隆」(森美術館)
◇「薬師如来と十二神将」(鎌倉国宝館)
◎「保田春彦展」(神奈川県立美術館 鎌倉別館)
△「七絃会開催八十年記念展-主情派、清方の美-」(鏑木清方記念美術館)
◇「古賀春江の全貌」(神奈川県立美術館 葉山)
△「山口蓬春と安田靫彦 -至上の美を求めて-」(山口蓬春記念館)
△「手塚雄二 一瞬と永遠のはざまで」(そごう美術館)
◇「ワイエス展」(埼玉県立近代美術館)
-「特別展 円山応挙-空間の創造(展示替え再訪)」(三井記念美術館)
-「ハンブルグ浮世絵コレクション展Ⅲ期」(太田記念美術館)
-「明治神宮鎮座90年記念展 横山大観 後期」(明治神宮宝物展示室)
△「ラヴズ・ボディ」(東京都写真美術館)
△「二十世紀肖像」(東京都写真美術館)
△「写真新世紀東京展2010」(東京都写真美術館)
△「没後30年 堅山南風展」(茨城県天心記念五浦美術館)
◇「浮世絵☆忠臣蔵 描かれたヒーローたち!?」(神奈川県立歴史博物館)
◇「ドガ展」(横浜美術館)
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2010年10月読書記録
http://daisan.exblog.jp/12183821/
2010-11-02T06:36:00+09:00
2010-11-02T09:37:57+09:00
2010-11-02T09:37:57+09:00
daisenhougen
読書記録(まとめ)
10月は22冊ほど目を通すことができました。
その中でのナンバーワンは「磯江毅 写実考──Gustavo ISOE's Works 1974-2007」です。磯江毅さんの一生をかけた仕事が詰まっています。磯江さんが亡くなる前に出版された唯一の画集にして遺著です。先日拝見した展覧会の衝撃がそっくり詰まっています。
その他にも素晴らしい著作にいろいろ巡り合えました。
四方田さんの最近の著作が人生訓じみていたのは脳の手術を受けたことがきっかけだったんですね。やっと腑に落ちた感じです。
岡田温司さんの著作は学者恐るべしいった濃い内容でした。いつものとおり眼から鱗の話が満載でした。おおイタリア。あこがれのイタリア。
狩野博幸さんは奇想の画家を取り上げたありきたりの著作と思いきや、まったく違ってました。北斎と富士山信仰との関連など着眼点の鋭さに脱帽です。もっと突っ込んだ著作を刊行してほしいですね。
天明屋尚さんのBASARA宣言。著作としては抜群におもしろいです。でもアーチストは作品ですよ。 渡辺裕さんの明治期から現代までの音楽をめぐる鋭い分析もすごかったです。
川上弘美さんの素敵な小説の裏には、俳句で言葉をとぎすましていたんですね。
図録は16冊でした。年末までには今年購入分は追いつきたいですね。
評価は次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。あくまでも独断の勝手な評価です。
週刊本及び図録には評価は原則付けません。
では、一覧リスト。
書籍
△坂井修一「ここからはじめる短歌入門」(角川選書)
△圀府寺司「ゴッホ 日本の夢に懸けた芸術家」(角川文庫)
△「大人のOFF 2010年11月号 この秋絶対見るべき!世界の名画100」(日経BP)
◇四方田犬彦「人、中年に到る」(白水社)
◇岡田温司「グランドツアー―18世紀イタリアへの旅」(岩波新書)
△坂上康俊「律令国家の転換と「日本」(日本の歴史05)」(講談社学術文庫)
△「一個人2010年11月号 特集:国宝入門」(KKベストセラーズ)
△「芸術新潮2010年10月号 特集:今こそ読みたいゴッホの手紙」(新潮社)
△宮下規久朗「裏側からみた美術史」(日経プレミアシリーズ新書)
◎「磯江毅 写実考──Gustavo ISOE's Works 1974-2007」(美術出版社)
△山口裕美「観光アート」(光文社新書)
△「ラブプラス+ 公式ガイド」(エンターブレイン)
△柏井壽「ひとり京都の秋」(光文社新書)
△池田清彦「オスは生きているムダなのか」(角川選書)
◇狩野博幸「江戸絵画の不都合な真実」(筑摩選書)
△田中長徳「カメラは詩的な遊びなのだ。」(アスキー新書)
△「芸術新潮2010年11月号 特集:いざ鎌倉 武家の都の祈りと美」(新潮社)
◇天明屋尚「BASARA-越境する日本美術論」(美術出版社)
◇渡辺裕「歌う国民」(中公新書)
△片岡義男「階段を駆け上がる」(左右社)
△「北斎決定版(別冊太陽日本のこころ174)」(平凡社)
◇川上弘美「句集 機嫌のいい犬」(集英社)
図録
-「図録 伊藤若冲 -アナザーワールド」(マンゴスティン)
-「図録 ナポリ・宮廷と美 カボディモンテ美術館展」(TBSテレビ・東京新聞)
-「図録 古屋誠一 メモワール」(産経新聞)
-「図録 ハンス・コパー展ー20世紀陶芸の革新」(ヒュース・テン)
-「図録 特別展 大哺乳類展-海のなかまたち」(朝日新聞)
-「図録 国立能楽堂コレクション展」(NHKプロモーション)
-「図録 ブリューゲル版画の世界」(Bunkamura/読売新聞)
-「図録 MASKS-仮の面(かりのおもて)」(マンゴスティン)
-「図録 トリック・アートの世界」(美術館連絡協議会)
-「図録 オノデラユキ」(淡交社)
-「図録 山種コレクション 浮世絵 江戸絵画」(山種美術館)
-「図録 肖像 ポートレート写真の180年」(講談社)
-「図録 十和田市現代美術館」(十和田市現代美術館)
-「図録 ロボットと美術 ~身体×機械のビジュアルイメージ」(講談社)
-「図録 三菱が夢見た美術館」(三菱一号館美術館)
-「図録 ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」(カタログ委員会)
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