カテゴリ:雑誌など( 121 )

雑誌「ユリイカ2009年5月号 特集:クリント・イーストウッド」を拾い読み

d0001004_8503157.jpg 雑誌「ユリイカ2009年5月号 特集:クリント・イーストウッド」(青土社)を拾い読みした。
 「グラン・トリノ」の感動の余韻がさめやらぬ中で、クリント・イーストウッド特集雑誌を手に入れました。
 巻頭は蓮實重彦×黒沢清の重鎮同士の対談「イーストウッドは何度でも甦ってしまう」からスタートです。さすがに唸らせる指摘が満載でした。
 でも、この特集号の目玉はなんといってもクリント・イーストウッドご本人へのインタビュー「イーストウッド、『グラン・トリノ』 を語る」ですね。
 準備中の次回作の進行具合も語ってくれてます。主演はモーガン・フリーマン、マッド・デイモンでネルソン・マンデラを描くようです。今から公開が楽しみです。
 青山真治、稲川方人、中条省平、蓮實重彦、丹生谷貴志といった一癖も二癖もある面々が力のこもった論考が収録されていました。
 それらの中でも、一番参考となったのはアメリカ文化が専門の越智道雄さんの「老人とフロンティア」でした。
 アメリカの政治状況など目から鱗の話が満載でした。思弁的な論考よりズーッと興味深かったです。
 なんせこの作品の題名となっているフォードの「グラン・トリノ」はシャーシーに問題があり、腐食に弱く、中古価格が低い、オールドカーとしても商品価格が低いと定評がある。主人公がこれにひとしお入れ込むのは、自分と車との出来の悪さでの同一化を表しているというんですから、まったく思いもかけない指摘でした。
 専門家おそるべしですね。
 巻末のクリント・イーストウッド監督作品ガイドも資料として有り難かったです。

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by daisenhougen | 2009-05-31 06:49 | 雑誌など

雑誌「一個人 2009年06月号 特集:仏像入門」を拾い読み

d0001004_1115178.jpg 雑誌「一個人 2009年06月号 特集:仏像入門」(ベストセラーズ)を拾い読みした。
 この雑誌はテーマ的には興味が重なることが多いのですが、なぜか買おうといった気にならない不思議な雑誌でした。
 でも今回は創刊9周年記念号というだけあって、けっこう気合いが入っているようなので買ってみました。
 「国宝 阿修羅展」に合わせての便乗企画ですが、永久保存版特集とうたうだけあって100頁を超える特集で、気合いが入っているようです。
 もちろん最初は「阿修羅とは何者だったのか?」という具合に便乗雑誌からスタートです。
 その後は「仏像の見方 基本のき」、「日本の仏像の歴史」といった具合に初歩的な説明からはじまり「必見の四大仏像56体」とカラーグラビア満載の入門にはピッタリの特集でした。
 阿修羅展は是非とも再訪しなくてはなりませんね。

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by daisenhougen | 2009-05-14 07:14 | 雑誌など

雑誌「朝日ジャーナル 2009年04月30日増刊」を拾い読み

d0001004_1101773.jpg 雑誌「朝日ジャーナル 2009年04月30日増刊」を拾い読みした。
 1959年に創刊され1992年に休刊となった「朝日ジャーナル」が「週刊朝日」の増刊として復活したとのことでしたが、いつもの書店の店頭では見つからずあきらめていました。 ところが、偶然、別な書店の店頭に並んでいるじゃないですか。さっそくゲットですね。 巻頭には見田宗介「現代社会はどこに向かうか」、加藤典洋「「連帯を求めて」孤立への道を」、髙村 薫「欲望の果てに、理性を」といった論文を並べ、浅田 彰・宇野常寛・東 浩紀鼎談「「言説空間」が失われ 批評と物語が衰弱したいま」、柄谷行人「国家と資本─反復的構造は世界的な規模で存在する」、鶴見俊輔「“大づかみ”できなくなった日本人 なぜ米国、米国と言い続けるのか?」と続きます。
 いささか時代遅れになった朝日新聞=岩波書店御用達の文化人が勢揃いといったところでしょうか(大江健三郎が欠けたのが残念でしたね・・・)。
 まぁ、500円の週刊誌としては望外のラインナップでした。
 これらを読むだけで十分元が取れますね。
 これら以外も、現在の雇用状況に対する若い人たちの論考がたくさん収録されていました。
 このあたりもいかにも朝日新聞でしょうね。
 わたしが高校生から大学生の頃に「朝日ジャーナル」が持っていた輝かしさは喪われています。
 そういった意味では時代に取り残された化石的な雑誌かもしれません。
 でも、こういった雑誌が居場所を失って、アエラのような雑誌に置き変わってしまっているのもいるのも、不快ではあります。

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by daisenhougen | 2009-04-28 07:59 | 雑誌など

雑誌「Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス)2009年05月号」を拾い読み

d0001004_7381133.jpg 雑誌「Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス)2009年05月号」を拾い読みした。
 この雑誌を買うのはたぶん初めてです。兄弟雑誌の「ブルータス」は美術特集などで時々お世話になってますが、こちらはチョットわたしの関心領域からずれている感じがして、手が出ないできました。
 今回はたまたま書店でインパクト強い村上隆さんの表紙が目に入り、手に取ってみると、特別限定付録として村上さんデザインの「フラワープレート」が付いているではありませんか。
 これは迷わず買い。と衝動買いしてしまいました。
 漆器製品のブランド「NUSSHA」でファブリック、樹脂加工、漆テイストの塗りといった3つの工程を手作業で作ったとのことです。
 けっこう気合いの入った作りのようです。
 まぁ、このオマケだけでも1,000円はやむを得ないでしょう。
 村上さんらしい華やかでポップな作りですね。
 雑誌の中でも村上さんのインタビュー記事が載ってました。「デザイナー宣言」だそうです。
 わたし的にはとっくにデザイナーじゃないのって言いたい気もしますがね。

d0001004_7382228.jpg 本体の雑誌の方ですが、特集「Everyone’s Tokyo Best 100 みんなの東京!」ということです。
 新年度に合わせての東京特集ですね。
 蒼井優さんと浅草橋のギャラリーといった有名どころから、まったく聞いたことない人まで100名のみなさんの東京案内です。
 まぁ、この春に上京した新大学生や新専門学生、あるいは新社会人向けの企画でしょうね。
 わたし的にはパラパラめくって、ここは是非訪れたいってところは見つかりませんでした。
 関心領域の違いでしょうか、年齢ギャップでしょうか。
 まぁ、後者かもしれませんね・・・・。

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by daisenhougen | 2009-04-14 07:37 | 雑誌など

雑誌「PEN(ペン) 2009年04月15日号」」(阪急コミュニケーション)を拾い読み

d0001004_852550.jpg 雑誌「PEN(ペン) 2009年04月15日号」」(阪急コミュニケーション)を拾い読みした。
 今回の特集は「ダ・ヴィンチ全作品・全解説」です。
 ダ・ヴィンチの作品が来日しているわけでもないのに、なんで今、ダ・ヴィンチの特集号なのといった疑問がありましたが、「完全保存版」なんて惹句にひかれて買ってしまいました。
 さすがに、「完全保存版」とうたっているだけあって、50頁を超す誌面を割いての大特集となってました。
 雑誌らしく最近のダ・ヴィンチにかんするトピックの紹介からスタートし、「受胎告知」から「洗礼者ヨハネ」までの完成した真作13点についてきれいなグラビアと一緒に詳しく解説してくれています。
 さらには「手稿」についても結構詳しく解説してくれてました。
 最後には池上英洋さんが「だからダ・ヴィンチは、永遠に輝く」という文章で、最新のダ・ヴィンチに関する話題の提供とともに、今でも共感を誘う魅力について語ってくれてました。
 充実の特集号でした。

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by daisenhougen | 2009-04-11 08:53 | 雑誌など

雑誌「BRUTUS 2009年04/15号」を拾い読み

d0001004_10541711.jpg 雑誌「BRUTUS 2009年04/15号」(マガジンハウス)を拾い読みした。
 今回の特集は「仏像 わかる? 楽しい! カッコいい!!」ということで仏像特集です。
 まぁ「阿修羅展」開催に合わせた便乗出版ではありますね。でも、ブルータスは単なる便乗出版では終わらないのがブルータスです。
 前回の美術特集「特集 琳派って誰?」と同様に鋭い企画満載でした(前回の感想はこちら)。
 まず最初は便乗企画らしく阿修羅像と八部衆を軽く紹介してスタートです。
 次が本編ですが、日本仏像史をブルータス風に紹介してくれてます。
 鋭い切り口とグラビア満載で、しかも山口晃さんのイラストまで収録されてるんですから、嬉しい限りです。
 付録として「ブツゾウJAPAN」ということで日本を代表する仏像を32点選び、カード形式で収録されています。
 最後は「ブツゾウQ&A」として、いわゆる素朴な疑問に答えるという企画でした。
 仏像入門としては出色の特集号でした。

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by daisenhougen | 2009-04-03 07:53 | 雑誌など

「日経会社情報2009Ⅱ春号」を拾い読み

d0001004_7245766.jpg 「日経会社情報2009Ⅱ春号」を拾い読みした。
 この号は2月末株価を基準とした3,974銘柄の掲載です。今回も上場銘柄減少してます。
 データ分析の基準株価である2月末の日経平均株価は7,568円でしたから、前号よりも下落していたことになります(前号についてはこちら)。
 最近はチョット持ち直してきてますが、それにしても低株価はどこまで続くんでしょうか。光は全く見えてきません。
 この号の焦点は、最悪の結果が予想されるこの3月の決算予想よりも一年後の決算予想の方ですね。
 それに対応するためなんでしょうか1300銘柄についてアナリスト業績予想を2期分掲載しています。 会社発表だけでなく、アナリスト予想を2期分比較できるように掲載してくれるのはありがたいです。早めに全銘柄に広げて欲しいですね。
 会社発表とアナリスト予想を比べながら眺めているといろんなことがわかってきます。

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by daisenhougen | 2009-03-20 07:26 | 雑誌など

雑誌「美術手帳 2009年03月号」を拾い読み

d0001004_12532792.jpg 雑誌「美術手帳 2009年03月号」(美術出版社)を拾い読みした。
 今回の特集は「アートファンのための超整理!日本のアーティストガイド&マップ」ということで、現代日本の美術関係のアーティスト180人を取り上げています。
 「基礎編」として「ペインタリー」、「肖像」、「風景」、「POP+α」、「J回帰」、「偶像」、「ヌード」、「ファンタジー」、「女」、「シアトリカル」といった項目。
 「応用編」として「サンクチュアリ」、「体感」、「知覚と物質」、「関係」、「サウンド」、「環境」、「デザイニング」、「ソーシャル」、「サイエンス・テクノロジー」といった項目。
 最後に「拡張編」として松井みどり「モダンとポスト・モダンのクロスロード」、清水穣「「日常」と「無意味」の罠」、福住廉「原点のありかとそのゆくえ」、椹木野衣「にゅーっする する する、ごろごろ にゃーん」といった美術評論家による選択といった具合です。
 でも、あんまり多くのアーチストを取り上げすぎいる為、一人一人の紹介スペースが小さすぎます。
 雑多なおもちゃ箱をひっくり返しただけに終わっている特集号でした。

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by daisenhougen | 2009-02-27 06:53 | 雑誌など

雑誌「文藝春秋 2009年3月特別号」を拾い読み/津村記久子「ポトスライムの舟」

d0001004_18513458.jpg 雑誌「文藝春秋 2009年3月特別号」を拾い読みした。恒例の芥川賞発表号です。
 芥川賞の受賞作はここのところ3度続けて読むことになります(前々回の感想はこちら、前回の感想はこちら)。
 時代のトレンドを知ることができるひとつの接点として利用させてもらってます。
 そして今回、第140回の芥川賞は津村記久子さんの「ポトスライムの舟」でした。
 まず石原慎太郎、高樹のぶ子、池澤夏樹、村上龍、川上弘美、黒井千次、宮本輝、小川洋子、山田詠美といった選考委員による選評です。
 いつも辛口の石原慎太郎さんががわりと高い評価なのには驚きました。
 受賞者の津村記久子(1978-)さんは、会社勤務のかたわら小説を書いているようです。第21回太宰治賞、第30回野間文芸新人賞受賞の受賞歴を持っているとのことです。
 さて受賞作の「ポトスライムの舟」です。
 時給800円の契約社員として生活する30歳の女性の生活が淡々と描かれています。
 年収に匹敵する163万円の世界旅行を一つのターゲットにして貯蓄に励んだり、ポトスを育てたり、転がり込んできた子連れの同級生との関わりといったことが奥行き深く描かれています。
 描写の的確さがひかるといった作品です。
 ただ、わたし的には作品の中に毒のかけらも感じられず、物足りなさだけが残りました。
 まぁ、30歳ぐらいのいまどきの女の人の感じ方の一端に触れることができただけでも収穫かもしれません。

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by daisenhougen | 2009-02-18 07:50 | 雑誌など

雑誌「週刊アスキー2009年2-10増刊 フリーソフト777」を拾い読み

d0001004_20483419.jpg 雑誌「週刊アスキー2009年2-10増刊 フリーソフト777」(角川グループパブリッシング)を拾い読みした。
 久しぶりのパソコン雑誌です。
 パソコン雑誌を定期的に買わなくなって久しいのですが、たまにはこういった雑誌で情報収集をしておかないとということで買ってみました。
 まぁ、なにより付録にDVD-ROMが付いていて680円というお得な価格に引かれただけかも・・・。
 DVDの中身は777本のフリーソフトが入っていますとのことです。
 最近はネットでフリーソフトが簡単に入手できるので、こういった付録はあんまり必要性は薄くなっている気もしますが、簡単に試せる便利さも捨てがたいですね。
 雑誌のほうをパラパラと眺めてみると、著名人の愛用フリーソフトや定番のフリーソフトなどとお奨めフリーソフトをたくさん紹介してありました。
 いくつかは実際使っていますが、大半は目新しいものでした。
 中にはいくつか結構面白そうなのがありますので、試してみなくてはなりませんね。
 なんせ777本ですから、いくつ試すことができるんでしょう。
 まぁ、ぼちぼち試してみることにします。

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by daisenhougen | 2009-02-13 07:45 | 雑誌など