カテゴリ:鑑賞記-展覧会( 646 )

「グラフィック55の作家たち」を見る

d0001004_1342968.jpg 先日(04月10日)「川崎市市民ミュージアム」で展覧会「グラフィック55の作家たち」を見た。
 「川崎市市民ミュージアム」ははじめて訪れたので、常設展示やら特集展示やらも拝見してきました。
 「「カメラ毎日」の時代 ‐平成21年度寄贈資料を中心に‐」や「岡本かの子 その母性と母性像」といった展示がありましたが、見応えがあったのはなんといっても「グラフィック55の作家たち」です。
 「亀倉雄策、早川良雄、伊藤憲治等、日本を代表するグラフィックデザイナーが集まって展覧会を開催したのが1955年。広告という目的のポスターがはじめて美的対象として、展示された歴史的な瞬間でした。市民ミュージアムが所蔵する当時のメンバーによる作品約60点を紹介します」とのことです。
 日本の商業ポスターもアートとして鑑賞される段階まで来たんでしょうね。

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by daisenhougen | 2010-04-13 07:04 | 鑑賞記-展覧会

「安田靫彦展 歴史画誕生の軌跡」を見る

d0001004_1324039.jpg 先日(04月10日)「川崎市市民ミュージアム」で展覧会「安田靫彦展 歴史画誕生の軌跡」を見た。
 安田靫彦さんの作品は昨年、茨城まで遠征してまとめて拝見したことがあります。
 その時に気品にある作品にすっかりとりこになりました。
 今年再び靫彦さんの作品に出会えるということで出かけてみました。
 案内によると「安田靫彦は、明治から昭和にかけて、歴史画を得意とした近代日本画壇を代表する画家です。市民ミュージアムは、開館以来、安田靫彦の下絵や写生などの画稿類を収集し、500点を超えるコレクションとなりました。(中略)今回の展覧会では、「草薙の剣」や「小鏡子」といった本画20点と、画稿類を一同に展示し、なかなかみることのできない作品完成までの過程をご紹介いたします」とのことです。
 展示は「古画を学ぶ」、「実相をうつす」、「ものから学ぶ」、「人をうつす」、「歴史画の誕生」といった区分となっていました。
 展示のかなりの部分がデッサンや下絵で、いわゆる本画の展示はかなり寂しい印象でした。というよりも、下絵やデッサンの展示がメインで、その引き立て役として本画をいろんなところから借りてきましたといった構成でした。
 まぁ、この美術館のコレクション展示としては当然なのかもわかりませんね。
 本画中心の展示だと、デッサンや下絵は流して見てしまうんですが、今回は丁寧に拝見させてもらいました。
 デッサンや下絵といっても靫彦さんの作品にはかわりありません。靫彦さんの簡潔な中に気品がみなぎる世界を堪能させてもらいました。
 最後にこの美術館の所蔵する数少ない本画の中でも目玉となっている「草薙の剣」で締めくくりでした。

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by daisenhougen | 2010-04-12 07:02 | 鑑賞記-展覧会

「ロシアの夢1917-1937」を見る

d0001004_924824.jpg 先日(04月03日)「山形美術館」で展覧会「ロシアの夢1917-1937」を見た。
 たまたま開催初日に訪れました。あんまり周知されていないのか、見に来ている人はまばらでした。
 さて、この展覧会は副題が「ロシア・アヴァンギャルド-絶たれた疾走、甦る造形のヴィジョン」とあるように、ロシア革命をはさみ前衛芸術であったロシア・アヴァンギャルドが、時代の先端を走りながら、やがて政治利用のプロパガンダの先兵となり、ついには粛正されていった様を再現しようといった試みです。
 展示は「第1章 ぼくの革命だ 芸術の革命から政治の革命へ1913-1917」、「第2章 広場はわれわれのパレット 芸術とプロパガンダ1917-1921」、「第3章 生活建設の旗印のもとに ネップ(新経済政策)の時代1921-1928」、「第4章 社会主義リアリズムに向けて五カ年計画の時代1928-1937」といった区分で年代順に軌跡がわかるようになっています。
 ほんの短い期間でついえてしまった「夢」を見事に再現しています。
 革命は幻想でしかなく、まさに夢であったんですね。
 跳ねっ返りの若き芸術家なんては、冷徹な権力闘争の前では赤児にひとしい様が痛々しいほどあらわれていました。
 そして感性的には最先端であり、時代を超えるような表現も断片的にはうかがえるにしても、作品としてはいかにも空疎でありチープな感じが痛々しくもありました。

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by daisenhougen | 2010-04-07 06:36 | 鑑賞記-展覧会

「歌川国芳 奇と笑いの木版画」を見る

d0001004_14393314.jpg先日(03月20日)「府中市美術館」で展覧会「歌川国芳 奇と笑いの木版画」を見た。
 この美術館は、毎年、桜の季節に合わせて日本の素晴らしい作品の数々を展示する企画を開催していますが、今年はなんと国芳さんに焦点をあわせてきました。
 これでまさしく今年は国芳イヤーになりましたね。
 初期から晩年までの画風の変遷から、代表作のそろい踏みといった至れり尽くせりの展示でした。
 これらが個人コレクションだとは信じられないほどの充実度でした。
 全面展示替えの後期展示も見逃せませんね。

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by daisenhougen | 2010-03-30 06:38 | 鑑賞記-展覧会

「荒木経惟・舟越桂 至上ノ愛像」を見る

d0001004_14375428.jpg 先日(03月19日)「高橋コレクション日比谷」で展覧会「荒木経惟・舟越桂 至上ノ愛像」を見た。
 こちらの展示スペースもはじめて訪れることができました。期間限定のスペースとのことですから、一度は訪れたかったので、念願かないました。
 展示は荒木経惟さんの写真が中心でした。舟越桂さんの木造はチョット寂しそうでした。
 スペース的にはチョット厳しい展示でしたね。

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by daisenhougen | 2010-03-29 06:37 | 鑑賞記-展覧会

「向井潤吉展~わかちがたい風景とともに~」を見る

d0001004_1436482.jpg 先日(03月19日)「日本橋高島屋」で展覧会「向井潤吉展~わかちがたい風景とともに~」を見た。
 どこかホッとする風景画がたくさん並んでいました。
 こういった風景も遠き記憶の中の世界となってしまったんですね。

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by daisenhougen | 2010-03-28 06:35 | 鑑賞記-展覧会

「大哺乳類展 陸のなかまたち」を見る

d0001004_14324538.jpg 先日(03月19日)国立科学館」で展覧会「大哺乳類展 陸のなかまたち」を見た。
 愉しい展示でした。
 いろんな哺乳類の剥製をすぐそばから観察することができる展示です。
 哺乳類といっても範囲は広く、小さな小動物から巨大なものまで、いろんな種類を身近に観察できます。
 写真も取り放題ですから、存分に愉しむことができました。

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by daisenhougen | 2010-03-27 06:32 | 鑑賞記-展覧会

「東海道五十三対」を見る

d0001004_14285349.jpg 先日(03月14日)「UKIYO-e TOKYO」で展覧会「東海道五十三対」を見た。 
 「東海道五十三対」シリーズは歌川派の三人の絵師、国貞(三代豊国)、国芳、広重による競作シリーズで、1844年から48年にかけて出版されたとのことです。
 当時の人気アーチストの競演シリーズの一挙公開ですから見逃すわけにはいけませんね。
 有名作なんでしょうが、わたしはその存在すら知りませんでした、浮世絵の世界は奥が深いですね。
 作品はそれぞれの宿場町を扱っているのですが、風景を描くのではなく、その場所にまつわるエピソードを描くのがテーマのようです。
 比率的にも国芳作品が多いシリーズです。
 最近、国芳の作品に触れる機会が続いています。先日「板橋区立美術館」で見た「浮世絵の死角展」でもたくさんの国芳作品を拝見しました。
 もちろん本命は「府中市美術館」の国芳展ですが、その下準備には最適の展示でした。

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by daisenhougen | 2010-03-25 06:28 | 鑑賞記-展覧会

「特別展示 命の認識」を見る

d0001004_14271728.jpg 先日(03月14日)「東京大学総合研究博物館」で展覧会「特別展示 命の認識」を見た。
 こちらの博物館も初めて訪れます。
 東京大学本郷キャンパスにひっそりと建っていました。なんせ訪れたのが日曜日ですから、学生もチラホラといったところでした。
 建物にはいると、まずは頭蓋骨の出迎えですからビックリしますね。
 最初は常設展示ですが「キュラトリアル・グラフィティ~学術標本の表現」展とういことで、こちらだけでも充分愉しめる充実の展示でした。
 さて、博物館の一番奥が特別展の展示スペースです。
 ズラリとスペースいっぱいに並べられた動物の骨たちに圧倒されてしまいます。
 まさしく「いのち」と直に対峙させられるます。くだくだとした言葉はいりません。
 
 素晴らしい展示に出会えました。
 これが無料で展示されているんですから、東京大学に感謝するしかありませんね。
 わたし的には、今月最も衝撃を受けた展示でした。

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by daisenhougen | 2010-03-24 06:26 | 鑑賞記-展覧会

「鰭崎英朋展」を見る

d0001004_14253865.jpg先日(03月14日)「弥生美術館」で展覧会「鰭崎英朋展」を見た。
 初めて訪れる美術館です。
 なんせ上野にほど近いところにあるんですから、いつでも訪れることができたはずですが、何故か今回が初めてです。
 上野からぶらりと歩いて訪ねてみました。
 東大の敷地に面した、住宅の中にひっそりと建ってました。建物はだいぶ古めかしくなっていましたね。
 さて、展示されている鰭崎英朋さんは、わたしにとっては初めて知る存在です。
 生誕130年記念ということで、再びクローズアップされつつあるようです。
 なかなか挿絵というジャンルは評価しにくい感は否めませんが、雪岱さんに続いて、二匹目のドジョウとなるんでしょうか。

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by daisenhougen | 2010-03-23 06:24 | 鑑賞記-展覧会