<   2005年 05月 ( 35 )   > この月の画像一覧

2005年5月の鑑賞記録

 月末恒例の月間鑑賞記録です(といっても2回目ですが)。
 5月に出かけて見てきた(聴いてきた)コンサート、伝統芸能、展覧会、映画等をまとめてあります。
 評価基準は前回と同じで、◎は「最高」、○は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。あくまでも小生の主観で非常に甘い評点です。それぞれのコメントはブログの該当投稿参照してください。
 まず今月の総括。コンサートは3回しか聴きに行けなかったが、最後のラ・ボエームには感動しました。文句なしで◎です。
 伝統芸能では今月から本格稼働といった感じで3回足を運びました。特に今回は歌舞伎座デビューを飾ったことが大きいです。玉三郎の鷺姫に◎。
 展覧会は今月9本見ることができました。そして何より今月はラ・トゥール展です。2回も見てしまいました。文句なしの◎です。
 映画はこれもまた「エレニの旅」という傑作にめぐりあえました。これも文句なしに◎です。更に続けて「ミリオンダラー・ベイビー」。これも◎です。
 それでは一覧です。
 コンサート
△「日本フィル第151回サンデーコンサート コバケン」(東京芸術劇場)
△「蝶々夫人 ニューヨーク・シティ・オペラ」(厚生年金会館)
◎「ラ・ボエーム ホールオペラ」(サントリーホール)
 伝統芸能
◎「5月大歌舞伎 夜の部」(歌舞伎座)
○「文楽5月公演 二部」(国立劇場)
○「文楽5月公演 一部」(国立劇場)
 展覧会
◎「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展」(国立西洋美術館)
○「ゴッホ展」(東京国立近代美術館)
△「松井守男展(日本橋高島屋)
○「小倉遊亀展」(三越日本橋店)
○「片岡球子展」(神奈川県立美術館)
×「三島由起夫展」
○「円空展」(横浜そごう美術館)
△「ジェームス・アンソール展」(東京庭園美術館)
×「タピエス展」(原美術館)
 映画
△「shall we dance?」(ワーナー・マイカル・シナマズ)
◎「エレニの旅」(シャンテ・シネ)
◎「ミリオンダラー・ベイビー」(上野セントラル)
 その他
なし

[PR]
by daisenhougen | 2005-05-31 10:21 | 鑑賞記録(まとめ)

映画「ミリオンダラー・ベイビー」を見る

d0001004_13403161.jpg 昨日(5月29日)「上野セントラル」で「ミリオンダラー・ベイビー」を見た。
 監督・主演・音楽:クリント・イーストウッド、出演:ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン。
 公開2日目ということで、混雑覚悟で行ったが拍子抜けるぐらい空いていました。やっぱりこういうレベルの高い作品はメジャー系での公開は無理があるでしょうか。つくづく残念です。
 アカデミー賞の作品賞他主力部門を独占した作品。内容は女性ボクサーが老トレーナーの指導で世界チャンピオンに挑戦するが、試合の事故で半身不随になり、老トレーナーが女性ボクサーの希望を聞き入れて安楽死させるという絶望的なストーリーです。
 これに元ボクサーの老トレーナーの親友がからんで3名で進行しています。その中で彼らに関わるアメリカ社会底辺部に生きる人々を見事に描写しています。演じているイーストウッド、スワンク、フリーマンの3名ともに素晴らしい演技です。
 ボクシングを描いた作品として紹介されていますが、これは単なるフレームにすぎません。人生の絶望と救済を描いた作品です。各メディアももっときちっと内容を伝えるべきだと思います。
 映画は静謐さに満たされ、画面も陰影深く、進行も淡々と進みます。そして生命維持装置をはずす場面に至るわけですが、そのシーンでは本当に涙が流れました。まさに必然であり納得できる展開です。
 何はともあれ本当に素晴らしい映画でした。心が洗われる感じがしました。クリント・イーストウッドの成熟を感じさせる作品です。才気も山っ気も超越した境地ですね。
 同じくアカデミー賞にノミネートされた「アビエーター」には大きく失望していたので、この映画もあまり期待していませんでしたが、とんでもない間違いでした。アカデミー賞の鑑識眼も見直しました。
 小生にとっては今月は3本しか映画を見れませんでしたが、先日の「エレニの旅」に続き、素晴らしい映画に続けて巡り会うことができました。本当にラッキーです。

[PR]
by daisenhougen | 2005-05-30 13:47 | 鑑賞記-映画

「タピエス展」を見る

d0001004_13303153.jpg 昨日(5月29日)「原美術館」で「タピエス―スペインの巨人 熱き絵画の挑戦 展」を見た
 案内によると1923年 スペイン、バルセロナに生まれる。ミロ以降のスペイン現代美術を代表する抽象画の大家。 ピカソ、ダリ、ミロら20世紀の作家たちの精神を継承し、現代スペイン美術界を代表する巨匠とのこと。国際巡回展で絵画・彫刻30点ほどが展示とのこと。
 こちらも最終日ということなのか結構混んでいました。特に若い女性やカップルがいっぱい来ていました。
 ところでタピエスさんも小生には初見の画家です。広くもない会場を一周して見て、小生の受信機関は全く反応しませんでした。いろんな素材(土、麻など)を使って表現の幅を広げようとしているんでしょうが、小生には良さがわかりません。作品は小生に訴えかけてくれませんでした。残念です。
 小生は抽象画家はそんなに好きというわけではありませんが、嫌いではありません。例えばサム・フランシスなどは大好きな画家です。でもタピエスさんはまったく良さがわかりませんでした。
 ところでいっぱい押しかけてる若い女性の方々。どんな人たちなのか知りませんが、「本当にわかってんの」なんて言いたい気させられました。理解できない事に対する中年男のひがみなのかなーー。

[PR]
by daisenhougen | 2005-05-30 13:32 | 鑑賞記-展覧会

「ジェームス・アンソール展」を見る

d0001004_13263678.jpg 昨日(5月29日)「東京都庭園美術館」で「ジェームス・アンソール展」を見た。
 案内によるとベルギーの海辺の都市、オーステンドに生まれたジェームズ・アンソール(1860-1949)は、今日では、ルネ・マグリット、ポール・デルヴォーとならび同国の近代美術を代表する三大画家とのこと。アントウェルペン王立美術館、オーステンド市立美術館などが所蔵するアンソールの油彩、素描、版画、約140点により構成。本格的なアンソール展としてはわが国では約20年ぶりの開催とのことです。
 「東京都庭園美術館」は去年開催された「エミール・ノルデ展」以来。うっそうとした緑の中にあり、本当に素晴らしい立地ですね。この季節バラやつつじも綺麗でした。
 ところで小生、アンソールさんは初見の画家です。マグリット、デルヴォーと並び評されているなんてもはじめて知りました。パンフレットの絵も結構好みかも。
 期待して会場を一週しましたが、ちょっと複雑な感じでした。
 展示内容は多岐にわたっているのですが、今ひとつ焦点が絞れてない感じがしました。「首吊り死体を奪い合う骸骨たち」、「仮面と死神」などの主力作品は素晴らしいと思いましたが、他の大半の作品はあまり強い印象がありませんでした。
 結局、今のところ整理がついていないのですが、アンソールがマイナー画家であり少数の光る珠玉の作品を書いただけなのか、それとも多くの傑作があるが今回の展覧会は周辺の作品展示が大半なのかが解りませんでした。

[PR]
by daisenhougen | 2005-05-30 13:27 | 鑑賞記-展覧会

「ラ・トゥール展」を見る(再見)

d0001004_1313786.jpgd0001004_13133013.jpgd0001004_13134627.jpg








 昨日(5月29日)「国立西洋美術館」で2度目の「ラ・トゥール展」を体験。
 最終日に滑り込みセーフ。前回の時(5月14日)よりかなり人が多い。といっても今回は音声ガイドを借りたので、案内を聴きながらゆっくり回れば絵の鑑賞には支障はない程度でした(ゴッホ展とは違いますね)。
 ともかくもラ・トゥールの絵の世界にたっぷりど浸ることができました。小生が生きている間はたぶんまとまっては見ることができないのでしょうからと、ゆっくり見さしてもらいました。
 2度目なのでその間に仕入れた少々の知識で絵の細部までをゆっくり眺めると、ますますラ・トゥールの絵が好きなってきました。
 1度目の時は「聖ヨセフの夢」「書物のあるマグダラのマリア」「煙草を吸う男」のような闇と光の対比の作品群に惹かれましたが、今回は「ダイヤのエースを持ついかさま師」のような昼の作品の素晴らしさも納得できました。
 ともかくも2度目を見ることができて本当に良かったです。

[PR]
by daisenhougen | 2005-05-30 13:21 | 鑑賞記-展覧会

「円空展」を見る

d0001004_8391690.jpg 昨日(5月28日)「横浜そごう美術館」で「円空展」を見た。展覧会巡りの三連ちゃんでした。
 円空入定310年記念しての首都圏では10年ぶりの「円空展」とのことです。
 小生、円空についてほとんど基礎知識もなく、もまとまって円空仏を見るのも初めてでした。ほんとうにこんなに生きてきても知らないことばっかりですね。慚愧に耐えません。
 140体におよぶ円空仏の展示はさすがに迫力がありました。技巧的には決して優れているとは思えないのに、なぜか人を引きつけるものがありますね。結構はまってしまいました。
 こちらも「図録」を買いましたので読んでからゆっくり感想をアップします。
 さて今日も天気が良さそうだし、感想なんて書いてないで展覧会巡りに出かけなくては。

[PR]
by daisenhougen | 2005-05-29 08:45 | 鑑賞記-展覧会

「三島由紀夫展」を見る

d0001004_8353819.jpg 昨日(5月28日)「神奈川近代文学館」で「生誕80年・没後35年記念展 三島由紀夫ドラマティックヒストリー」を見た。
 こちらの文学館も初めての訪問。八戸坂を歩き(この坂けっこう急ですね)、「港の見える丘公園」に着くとバラ園の花が咲いていて綺麗でした。公園を横切って「大佛次郎記念館」のさらに先にひっそりと建っていました。
 中にはいるとまずは「漱石山房書斎」展示ケースから始まり、地元ゆかりの有名作家の展示が始まる。各地にある文学館の典型的展示パターンのようでちょっと嫌な予感。
 すぐに常設展示は終わり、目的の「三島由紀夫展」の展示が始まる。やっぱり原稿、発表雑誌、初版本、ポスター、記念写真といった展示が続くだけ。けっきょくこの程度しか展示する物は無いんでしょうね。若いときはあんまり字が巧くなかったんだなーとか、晩年は少し巧くなったが大きな字はまったく駄目だなぁ程度しか感想はわかなかった。
 展示自体はあんまりぴんと来ませんでしたが、三島由紀夫についてはもう少し書きたいこともありますので、「図録」を読んでから後日アップします。

[PR]
by daisenhougen | 2005-05-29 08:41 | 鑑賞記-展覧会

「片岡球子展」を見る

d0001004_8322815.jpg 昨日(5月28日)「神奈川県立美術館 葉山」で「片岡球子展」を見た。
 この美術館ははじめての訪問。というよりも鎌倉より先の海方面への遠征ははじめて。電車で逗子を下車。駅前のバス停からバスで20分弱で到着。途中はけっこう細い道なので海水浴シーズンはまちがっても展覧会なんて見に来ちゃ行けないと所ですね。9時半のオープンと同時に見ることになる。そんなに人もいないのでゆっくり見ることができた。
 片岡球子といえば「院展」で一番奥まった展示コーナーに仰々しく展示してある、けばけばしい作品といったイメージしかありませんでした。まとまって見るのは初めてです。
 素晴らしい作品群に見直してしまいました。単なるお婆さん日本画家ではないですね。火山シリーズ、富士山シリーズ、面構シリーズとこれだけまとまって見せられると圧倒されました。いままで関心をもたなかった不明が恥ずかしくなりました。
 「図録」をゆっくり見てから、後日感想アップします。

[PR]
by daisenhougen | 2005-05-29 08:37 | 鑑賞記-展覧会

川本佐奈恵「NHKの英語講座をフル活用した簡単上達法」(ベレ出版)を読む

NHKの英語講座をフル活用した簡単上達法―Radio television
 川本佐奈恵「NHKの英語講座をフル活用した簡単上達法」(ベレ出版)を読んだ。
 6月号のイタリア語講座のテキストを買おうと思って立ち寄った語学講座のテキスト販売コーナーに積んであったので衝動買いする。
 表題通り英語学習法だがイタリア語にも当てはまると思って一読。こんな勉強法のたぐいを読むのはいつ以来だろう。「いい年して読む本かいな」なんて読んでいてチョット照れてしまう。
 内容は、習得するには時間をかけること(速習法なんて無い最低3年)、コツコツと地道に続けること、決めたテキストや講座を繰り返ししゃぶり尽くすこと、お金をかけたって習得できるわけでないこと等々至極当然のこと。語学の勉強にはTV講座ではなくラジオ講座にすべきという指摘には同感したが。まあ勉強法の体験談なんてこんなものですね。奇抜なこと書いていないだけマシかもね。
 幾つになっても執着心をなくしたおしまい、なんて自分に言い聞かせるには良かったのかも。

[PR]
by daisenhougen | 2005-05-28 05:34 | 読書-詩歌小説評論他

NHKテレビ イタリア語会話第8回を見る

d0001004_10124956.jpg NHKテレビ「イタリア語会話」の放送を見た。この放送も今回で8回目となった。
 1回を除いて視聴継続中。最初は焦点が定まらないなんて馬鹿にしていたが、バラエティ番組だけに気軽に見ることができるから続いてるのかしら。でもこの番組見たってイタリア語覚えられるわけではないですしね。
 最初はあまりにもわざとらしくて嫌いだったパパイヤ鈴木も慣れてくると、嫌悪感も薄れてきたしね。慣れって恐ろしいですね。
 22日、24日と続けてイタリアオペラを聴いてくると、本当にイタリア語を理解したい気持ちが高まる。字幕に目を凝らしてるんじゃ、オペラを楽しんだなんていえないもんね。
 でもこの気持、イタリア語の学習にどう結びつけられるかが問題ですね。イタリア語勉強の本命「ラジオ講座」はお留守になりがち。どうやったら継続できるでしょうね。
 この気持ちが薄れないうちに、なんとか時間やりくりして、立て直さなくては。

[PR]
by daisenhougen | 2005-05-27 10:29 | その他