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2005年 年間回顧

 年間回顧を少し書いてみます。
 まずコンサートです。2005年はクラシックのコンサートを45回ほど聴くことができました。うちオペラが15回です。いろんな名演に接することができました。充実した1年でしたね。感動したのはいっぱいあるますが、少しリストアップしておきます。
1.アファナシエフの演奏
 アファナシエフの演奏は東京シティ・フィルの指揮、ピアノソロ、協奏曲のピアノ演奏と3度聴くことができました。いずれも感動しました。小生にとってはベストワンです。
2.ルイゾッティ指揮のオペラ「ラ・ボエーム」「蝶々夫人」
 ルイゾッティもオペラの指揮を2度聴くことができました。2006年も期待したいですね(サントリーのホールオペラはもうチケット買ってしまいました)。
3.シルヴィ・ヴァレルの「サロメ」
 衝撃的な舞台でした。2006年も来日してほしいですね。
4.メータ指揮バイエルン国立管弦楽団の「タンホイザー」
 現代的演出のワーグナーもすばらしいですね。本場ものもやっぱりすばらしいですね。
5.ポリーニのピアノソロ
 やっとポリーニの生演奏聴くことができました。ミーハー的にも大感激。
 これら以外にも、アルゲリッチの室内楽、新国立の「コジ・ファン・トゥッテ」、ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団(そして五嶋みどり)、ジャン・フルネ指揮東京都響の引退演奏会なども特に心に残りました。

 次に伝統芸能です。こちらは20回ほど訪れることができました。内、文楽が5回です。心に残ったのは次の2公演ですね。
1.「五月大歌舞伎 夜の部」(歌舞伎座)
 勘三郎の襲名公演でした。「鷺娘」の玉三郎、野田版「研辰の討たれ」の勘三郎。これこそ現代歌舞伎の最高峰でしょう。これを見て歌舞伎にはまってしまいました。
2.「七月大歌舞伎」(NINAGAWA十二夜)(歌舞伎座)
 蜷川歌舞伎の初お披露目。さすが蜷川さんですね。
 小生の今年最大の収穫は文楽(人間浄瑠璃)の発見です。でもまだデキの良し悪しを判断できるレベルにはありません。2006年はもうすこしレベルアップしなくてはなりませんね。

 さて今度は展覧会です。こちらは76回ほど訪れることができました。うち2度訪問した展覧会が2つありますので、結局は74の展覧会を見ることができた勘定になります。心に残った展覧会は以下のとおり。
1.「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展」(国立西洋美術館)
 小生にとって、美術展を見て回っての今年最大の収穫です。こんなすばらしい画家の存在すら知らなかったなんて。無知に恥じ入るばかりです。2度訪れました。
2.「小林古径展」(東京国立近代美術館)
 日本画の最も純粋な成果ですね。こちらも前期と後期と2度訪れました。
3.「足立美術館開館35周年記念 横山大観展」(三越日本橋店)
 日本画最大の巨人ですね。見るたびに発見があります。
4.「出光コレクションによる ルオー展」(東京都現代美術館)
 小生の好きなルオーの作品が、日本にこれほどのコレクションがあったんですね。驚きです。
5.「円空展」(横浜そごう美術館)
 円空さんは心が和みますね。
6.「やまとうた一千年展」(五島美術館)
 最近、書の世界に惹かれています。そしてこのジャンルで今年一番充実した展示でしたね。ひっそり開催されていましたね。
7.「良寛遺墨展」(東京美術倶楽部)
 こちらもひっそりと開催されていましたが、いい展示でした。良寛さんの書もいいですね。
8.「石川九楊の世界展」(日本橋 三越)
 現代の作品では九楊さんのこの展示に惹かれました。
 その他には「片岡球子展」(神奈川県立美術館)、「加守田章二展」(東京ステーションギャラリー)、「青木繁<海の幸>100年展」(ブリヂストン美術館)、「北斎展」(東京国立博物館)なども心惹かれました。

 最後に映画です。こちらは34作品見ることができました。この中で感動した作品をリストアップします。
1.「エレニの旅」
 文句なしの今年のベストワンでした。この映像美は本当にすばらしいです。早く続編を完成させてほしいですね。
2.「ミリオンダラー・ベイビー」
 ハリウッド映画もこんなすばらしい作品を送り出せるんですね。見直しました。
3.「ヒトラー 最後の12日間」
 映画の世界の広さと深さを感じさせてもらいました。
4.「ソマリア」
 韓国映画おそるべし。韓流ブームなんて無意味だね。
 これら以外にも、「父と暮らせば」「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」などが心に残りました。

 以上、2005年に心惹かれた演奏や作品をリストアップしてみました。東京で開催されいる膨大なエンターテイメントの中、小生が触れえたほんの少しの中から独断・独善的なリストアップです。
 来年はどんなすばらしい作品群に巡り会えるんでしょう。楽しみですね。

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by daisenhougen | 2005-12-31 17:08 | 鑑賞記録(まとめ)

2005年12月鑑賞記録

 恒例の月間鑑賞記録です。
 12月に出かけて見てきた(聴いてきた)コンサート、伝統芸能、展覧会、映画等をまとめてあります。
 評価基準はいつもと同じで、◎は「最高」、○は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。あくまでも小生の主観で非常に甘い評点です。それぞれのコメントはブログの該当投稿参照してください。
 今月は年末で野暮用多数。あんまり行けなかったですね。残念です。
 コンサートではやっぱりフルネの引退公演を堪能させていただきました。伝統芸能は歌舞伎1つでした。展覧会も今月は1つだけでした。映画も1本だけでした。いずれも今年最低ですね。

 それでは一覧です。
コンサート
○「東京都交響楽団定期演奏会」ジャン・フルネ引退公演(サントリーホール)
○「第9特別演奏会」東京フィル/下野竜也(オーチャドホール)

 伝統芸能
△「十二月大歌舞伎 昼の部」盲目物語/勘三郎/玉三郎(歌舞伎座)

 展覧会
△「スコットランド国立美術館展」(ザ・ミュージアム)

 映画
△「SAYURI」(MOVIX)

 その他
 なし

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by daisenhougen | 2005-12-30 20:45 | 鑑賞記録(まとめ)

「東京ミレナリオ」を見る

d0001004_19382776.jpg 昨日(12月24日)「東京ミレナリオ」を見てきました。
 今年で第7回で、しばらく休止すると言われれば見ないわけにはいけませんね。
 本年度のテーマは「都市のファンタジア」とかで東京の中心に「人と人が出会い触れ合う"幻想空間"」を生み出すのが狙いだそうです。
 夕方5時少し前に向かうが、結局、会場到着は7時と2時間待ちでした。だんだん会場に近づきながら、イリュミネーションが大きくなるのは、けっこう楽しかったです。
 会場に到着すると、立ち止まらないで下さいを警察官が連呼してましたが、誰も聞いていませんでした。2時間も待ったんだから、ゆっくり眺めたり、写真取ったりするのは当然ですよね。
 小生もパチリ。今回のイリュミネーション結構良かったですね。つたない写真をアップしておきます(一緒の嫁さんは削除しておきます)。

 これで、東京の1年も終わりですね。後は会社の雑務処理したり、掃除したりして、帰省するだけです。

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by daisenhougen | 2005-12-25 19:37 | 街歩き・お出かけ

「十二月大歌舞伎 昼の部」盲目物語/勘三郎/玉三郎を見る

d0001004_19341592.jpg 昨日(12月24日)「歌舞伎座」で「十二月大歌舞伎 昼の部」を見た。
 演目と配役は以下の通り。
 1.御所桜堀川夜討 弁慶上使(べんけいじょうし)。武蔵坊弁慶…橋之助、侍従太郎…弥十郎、腰元しのぶ…新悟、花の井…竹三郎、おわさ…福助、
 2.猩々(しょうじょう)三社祭(さんじゃまつり)。猩々・悪玉…勘太郎、猩々・善玉…七之助、酒売り…弥十郎。
 3.盲目物語(もうもくものがたり)。弥市・藤吉郎後に秀吉…勘三郎、柴田勝家…橋之助、浅井長政…薪車、侍女真弓…笑三郎、文荷斎…男女蔵、鬼藤太…源左衛門、若狭守…桂三、蜂須賀…由次郎、河内…亀三郎、朝露軒…亀蔵、お茶々後に淀君…七之助、お市の方…玉三郎。
 今回は2階最終列左側の席でした。勘三郎、玉三郎の看板公演だけあって満員でした。 弁慶上使は女性と契ったのも大泣きしたのも、生涯にただ一度きりだったという弁慶を描いています。首を2つ抱えた弁慶さんですが、あんまりピンとはきませんでした。
猩々・三社祭は中村屋兄弟の踊りですが、小生、踊りはまったく興味なし。
 最後、期待の盲目物語。谷崎歌舞伎ですね。弥市と秀吉を光と影として描いていますね。先日見た映画「TAKESHIS’」を少し連想してしまいました。けっこうシュールな内容ですね。
 勘三郎はさすがに彼の語り口で彼の世界を作り上げていますね。玉三郎もまがうことなき存在感を示していました。
 原作もすばらしく、出演者もすばらしい、でも引き込まれる感動はありませんでした。これだけの原作を生かしきっていませんね。古典歌舞伎じゃないんだから、もっと大胆な演出で見せてほしかったですね。

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by daisenhougen | 2005-12-25 19:34 | 鑑賞記-伝統芸能他

「第9特別演奏会」東京フィル/下野竜也を聴く

d0001004_19271947.jpgd0001004_19281799.jpg 昨日(12月23日)「Bunkamuraオーチャドホール」で「東京フィル第714回オーチャドホール定期演奏会」「第9特別演奏会」を聴いた。
 指揮:下野竜也、東京フィルハーモニー交響楽団、ソプラノ:野田ヒロ子、アルト:渡辺敦子、テノール:望月哲也、バリトン:堀内康雄、合唱:東京オペラシンガーズ。
 演奏曲目:バーバー/弦楽のためのアダージョ、ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱付」。
 本年のコンサートの締めはやっぱり恒例の第9でした。小生にとって今年3度目の第9です(結構聴いているんですね)。そしてなぜか去年も第9は東京フィル(指揮はチョン・ミョンフン)で聴いたんですね。席は1階12列の左側でした。
 さて、指揮の下野竜也は1969年生まれの若い指揮者です。今度、読売日響の正指揮者へ就任も決まったようですね。でも小生、聴くのは今回で2度目ぐらいです。
 バーバーは非常に静かな曲で、大曲前の口開けにはいいかもしれませんね。
 さて、本番の第9です。演奏開始から軽快なテンポでスタートし、現代的な演奏ではあるんですが、決して奇をてらった演奏ではありませんね。テンポも結構動かしたり、強弱もけっこうあるんですが、それがあんまり気にならない、音楽性に満ちた演奏であったと思います。最終楽章にいたって、結構感激してしまいました。東京オペラシンガーズの合唱も良かったですね。年末を締めくくるにふさわしい、すばらしい演奏でした。演奏後も、ベートーヴェンの音楽がしばらく響いていました。
 下野さんは今後注目して聴いて行きたいですね(でも、下野さんて小さいんですね、オーケストラの中に隠れてしまいますね)。

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by daisenhougen | 2005-12-24 19:25 | 鑑賞記-コンサート

「スコットランド国立美術館展」を見る

d0001004_19154551.jpg 昨日(12月23日)「Bunkamuraザ・ミュージアム」で「スコットランド国立美術館展-コロー、モネ、シスレー、そしてキャメロン-」を見た。
スコットランドの首都エディンバラにあるスコットランド国立美術館の収蔵品の中から、19世紀のフランス印象派とスコットランド絵画を中心にした95作品の展示です。
 フランスの画家は赤系のパネル、スコットランドの画家は紫系のパネルに色分けして展示してありました。人物画や風景画などが中心の展示でしたね。
 でも、どちらかというと地味な作品群でしたね。ちょっと退屈だったかも。でも年末の外の喧騒を忘れさせてもらいました。これも展覧会を見る効用かもしれませんね。

 さて、本展覧会が本年の展覧会巡りの締めとなりました。いろいろ一年間楽しませてもらいました。感謝、感謝。

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by daisenhougen | 2005-12-24 19:14 | 鑑賞記-展覧会

「ジャン・フルネ引退公演」都響定期を聴く

d0001004_2021233.jpg 昨日(12月20日)「サントリーホール」で「東京都交響楽団 第618回定期演奏会Bシリーズ」を聴いた。2夜にわたるジャン・フルネ引退公演の1日目です。
 仕事終了して駆けつけました。さすがに名物指揮者の引退公演だけあってチケットは完売のようでした(入り口でチケット求むなんて人までいました)。今回の席は1階10列の右側で結構良いポジション確保できました。
 演奏曲目はベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」op.9、モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491(ピアノソロは伊藤恵)、ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op.73。
 入場の時に配られた「月刊 都響12月号」にはジャン・フルネと都響の公演記録やいろんな日本との関わりのエッセーなどが載っていました。1913生まれで92歳なんですね。日本への初来日が1958年ですから47年も日本に通い続けていることになります。日本のクラッシック音楽への貢献は本当に大きいようですね。そのせいか、ずいぶん年配の人も目についたコンサートでした(お別れに来たんでしょうね)。
 さてフルネさん、足を引きずりながら、ゆっくりと登場(ちょっとヨタヨタかも)。まず口開けはベルリオーズの派手派手の曲。でも演奏は冒頭からまったく精彩がありませんでした。なんだか気の抜けた演奏に終始していました。でも口開けだからエンジンがかからないのか、と思っていました。観客はそれでも盛大な拍手とブラボーの連発でした(いくらなんでも、この演奏でと思ってしまいましたが、ご祝儀でしょうと寛容の精神ですね)。
 次はモーツァルトのピアノ協奏曲。こちらも同じで、まったく生気がありません。モーツァルトの軽やかさも、この曲の暗さもまったく表現できていません。このままこんな演奏続くのかとチョット心配になりました。第1楽章が終わった時に1人の観客が、これ見よがしに大きな靴音を立てて退場しました(これもイヤですけどね)。結局、平板な演奏で全曲が終わってしまいました。伊藤恵さんのピアノも、この人こんなに下手なの思ってしまいました(失礼)。たぶん指揮に引きずられただけなんでしょうけどね。観客はそれでも盛大な拍手とブラボーです(思い出を聴いていると言っても、ちょっとね)。
 さて、休憩後ブラームスとなりました。驚くべきことに、こちらは曲の冒頭からすっかり様変わりとなっていました。同じ演奏家とは思えないぐらい緊張感に満ちた演奏でした。テンポをそんなに動かすこともなく、淡々と演奏しているのですが、非常に輪郭のきっちりした演奏に仕上がっていました。最終楽章に至っては本当に感動的な締めくくりとなっていました。やっぱりフルネさんは並の指揮者じゃないですね。90歳を過ぎても現役最高齢を張っていたのが解る貫禄十分の演奏でした。
 きっと体力的に、この曲に全精力を注力したんでしょうね。演奏会全部に神経を張りつめるのは無理だったのかも知れませんね(途中で帰ったお客さん、残念でしたね、短気は損気ですよ)。
 演奏後、足を引きずりながら、立ち上がって拍手する観客に何度も応えていました。ジャン・フルネさんの最後の演奏会に立ち会えて本当によかったです。

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by daisenhougen | 2005-12-21 20:20 | 鑑賞記-コンサート

映画「SAYURI」を見る

d0001004_20143888.jpg 昨日(12月17日)「MOVIX」で映画「SAYURI」Memoirs of a Geishaを見た。
 2005年。アメリカ。原作:アーサー・ゴールデン、製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、監督: ロブ・マーシャル、出演:チャン・ツィイー、渡辺謙、ミシェル・ヨー、役所広司、コン・リー、大後寿々花。
 「アメリカの皆さん、皆さんも知っているアジアの工業国ジャパンについてのおとぎ話をお見せしますよ。みなさんもゲイシャってご存じですよね。ジャパンといったらトヨタかゲイシャですよね。そのゲイシャについて、本当の姿をお見せしましょう。このお話の場所はトヨタのそばにあるキョウトという街ですよ。
 どうでしたか、美しく、ちょっと悲しい物語ですね(最後はハッピーエンドでよかったですね。会長さん役のケンもすてきでしたね)。今はアメリカのおかげで民主化しましたが、この当時は人権もなかったんですよ、やっぱり原爆落として良かったですね(アジアには今も野蛮が残っているから気をつけないといけませんよ)。
 でもどうですか、全編クールでしょう。現代のアメリカにはない美しさですよ。アジアンビューティですね。このムービーをよく見て参考にしましょうね。他のアメリカ人の一歩先をいけますよ。」

 といったノリでしょうかね。時代考証のいいかげんさや、英語のセリフに文句を言ってもしかたありません。なんといってもハリウッド映画のファンタジーなんですから。
 日本人がパロディでなく、大まじめで、アメリカ歴史映画を西洋人キャストで且つ日本語で作ると一体どうなるんでしょう。やっぱり似たようなもんなんでしょうか(もっとひどかったりしてね)。
 でも、この映画は徹頭徹尾チャン・ツィイーの美しさを堪能するための映画ですね。彼女の美しさを際立たせる為に、膨大な予算をかけて作ってくれたんですから、有り難く拝見させてもらわなくては罰が当たりますよ。小生みたいな彼女のファンには文句なしに楽しめました。あとは、大後寿々花ちゃんも期待できますね。ぜひチャン・ツィイーの後継者になってほしいですね。

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by daisenhougen | 2005-12-18 20:13 | 鑑賞記-映画

「夢をかなえるプロフェッショナル手帳術」を読む

 季刊Think!編集部編「夢をかなえるプロフェッショナル手帳術 」(東洋経済新報社)を読んだ。
 いつも年末に出てくる手帳関連ムックですね。「手帳と私」「ビジネスに効くタイムマネジメント」「話題の手帳・ノート紹介」「こだわりのこの手帳」「三日坊主にしない手帳術」「このテクニックを盗め!」「トップマネジメントに学ぶ時間管理術」「発想を高めるノート・メモ術」といったぐあいに、有名人30人の手帳公開本です。
 この中ではユニチャーム社長の高原慶一郎さんの紹介が一番ですね。有名な人なんでしょうが、他の登場するコンサルタントの人たちのとは実行のレベルが違いますね。この徹底性がこの人の成功の源泉なんでしょうね。脱帽です(でも、小生にはできそうにありませんが・・・)。使用しているノートがコクヨの一番ありふれたもの(Campusと表示してある学生や会社の備え付けによくあるノート)、というのも感動でしたね(道具じゃないんですね)。
 他はいつものハウ・ツーものですね。いろんな時間管理本のエッセンスをコンパクトにまとめてあります。でも最大の問題は実践できるかどうかです。これは書いてありませんし、書けませんよね。
 小生は、今年はフランクリン・プランナーを使っています。使い始めて2年目ですが、結構慣れてきました。ただ難点もいくつか。
 まずサイズが大きすぎることです。コンパクトサイズ(いわゆるバイブルサイズの変形サイズ)なんですが、このサイズではプライベートでは持ち歩く気がしません(自宅に帰るときも持って行く気がしません)。これではこの手帳のコンセプトからはずれてますね。もう一の難点は、3ヶ月分ぐらいしかファイルできないことですね。整理が大変なこともありますが、やっぱり手帳は1年分を持ち歩きたいですね。
 来年も今使っているフランクリン・プランナーを継続するか、別な手帳に変えるか悩んでる状態です。

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by daisenhougen | 2005-12-09 13:10 | 読書-詩歌小説評論他

「図録 北斎展」を読む

d0001004_1323158.jpg 「図録 北斎展」(日本経済新聞社)を読んだ。
 北斎展も終わってしまいましたね。結局1回しか訪れることができませんでした。惜しむ気持ちを込めてこの図録を眺めてみました。
 でも分厚い図録ですね。400ページもあるんですよ。こんな大部な図録は久しぶりです。3900円もしましたしね。
 内容的には永田生慈「北斎の画業と研究課題」、小林忠「画狂人北斎の実像」、浅野秀剛「北斎の主題選びの法則」、アン米村「チャールズ・ラング・フーリアと彼の北斎肉筆画コレクション」の4つの論文と年譜、参考文献、そして肝心な図録と作品解説からなっています。
 前の2つの論文は関係者による北斎概論と言った感じ、知識の整理・復習にはなりました。後の2つはフリーアコレクションの紹介ですね。こっちはあんまりピンと来ませんでした。
 図録の水準もレベル的には良い方でしょう。でも、やっぱりカタログ印刷の限界でしょうか、比較展示されていた「富岳三十六景」の刷りの違いなんてのは、展覧会で現物を拝見するのとは違いますね。カタログ上でも違いはわかりますが、現物見たときの唖然とするほどの差はわかりませんね。
 さすがに500点の紹介ですから図録が分厚くなるのもわかりますね。一点ずつ図録を眺め、解説を読むことを繰り返していると時間を忘れてしまいます。展覧会の方もこんな風に気ままに時間が過ごせれば最高だったんですが・・・。
 北斎のバイタリティあるいは生への執着はすごいですね。円熟の境地などと無縁であった様は感動的ですね。こういった晩年の作品にたくさんふれることができたのも収穫でした。

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by daisenhougen | 2005-12-09 13:04 | 読書-展覧会図録