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「ヴェネツィア絵画のきらめ」展を見る

d0001004_7575191.jpg 昨日(09月29日)「Bunkamuraザ・ミュージアム」で展覧会「ヴェネツィア絵画のきらめき-栄光のルネサンスから華麗なる18世紀へ」展を見た。
 「ティツィアーノやティントレット、ヴェロネーゼらの巨匠たちを輩出したルネサンスから、カナレット、ティエポロ、ロンギなどが活躍した18世紀までのヴェネツィア絵画の黄金期を、イタリアの個人コレクションや国公立美術館所蔵の作品を中心に、40作家による71点で紹介します。神話や宗教画だ けでなく、幻想的な風景画、祝祭に彩られたヴェネツィアの市民生活を描く風俗画など幅広いテーマの作品により、水の都とその精華ともいうべき絵画芸術の魅力を、ヴェネツィア絵画が隆盛を極めた15世紀から18世紀に焦点を当て、3つのセクションでご紹介します」とのことです。
 先ほどは17世紀から19世紀にかけてのオランダ絵画でしたが、今度は15世紀から18世紀のイタリア絵画です。たった一日でイタリアとオランダをめぐった歴史旅行でした。
 さて、展示はまずは宗教画からスタートです。おなじみのキリストやマリアなどのキリスト教のいつもパターンイメージの作品がいろいろ展示してありました。最近はこの手の作品にもだいぶ馴染んできたせいか、けっこう愉しんで拝見できました。
 でも、なんといってもこの展覧会の目玉はティツィアーノ・ヴェチェリオの「洗礼者聖ヨハネの首をもつサロメ」ですね。この作品を見るための展覧会のようなもんですね。フェルメール展のように特別扱いされずに、他の宗教画の中にひっそりと展示してありましたがね。
 鮮やかな色彩にうっとり見つめてしまいました。鮮烈な赤が印象的でした。たくさんの宗教画に囲まれていても、存在感は抜群でしたね。
 他にもティツィアーノの作品が3点ほど展示してありましたが、いずれも肖像画のせいかあんまりピンと来ませんでした。
 最後のコーナーではヴェネツィアを描いた風景画がたくさん展示してありました。特にガブリエル・ベロットの作品などは10点も展示してありました。これらのヴェネチアの風景を見ていると、ヴェネチアへの憧れの気持ちが高まってきますね。
 最近、イタリア年ということでイタリア各地の展示が盛んですが、その中でもやっぱりヴェネツィアですね。
 憧れのヴェネチア。行きたいなぁ。

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by daisenhougen | 2007-09-30 07:57 | 鑑賞記-展覧会

「安齊重男の“私・写・録” 1970-2006」展を見る

d0001004_7555647.jpg 昨日(09月29日)「国立新美術館」で展覧会「安齊重男の“私・写・録” 1970-2006」展を見た。
 せっかく「国立新美術館」まで行ったので、同時に開催されていたこちらも訪ねてみました。張られていたポスターの写真が洒落ていて惹かれたのも一因かもしれません。
 安齊重男(1939-)さんという写真家の存在をはじめて知りました。ちょっと紹介文を引用しておきます。
 「安齊の写真は二つの側面を持っています。ひとつは、アーティストの個性を的確にとらえた芸術性の高いポートレイトとしての側面であり、日本人だけでなくイサム・ノグチやヨーゼフ・ボイスなど外国の著名なアーティストも被写体にした数々のポートレイトは、国内外で高い評価を受けています。いまひとつは、歴史的価値の高いアート・ドキュメントとしての側面です。30余年にわたり日本の美術の最前線と伴走して撮り続けたおびただしい数の写真には、展覧会の会期中しか存在しなかったインスタレーションや、今はない画廊、物故者などを写した現在では貴重な写真が数多く含まれています。この芸術性と記録性の二面性が、安齊重男の写真の大きな特色です」とのことです。
 展示会場の壁面いっぱいに、1970年から2006年まで年代順に展覧会のアート・ドキュメントが展示してあります。
 それも半端な数ではない凄い点数の写真が展示してありました。まさに現代美術の歴史がこの中に詰まっているようです。わたしみたいに最近になって同時代の美術に興味を持った人間はともかく、ずーっと関心を持ってきた人には感涙ものかもしれません。わたしにも、つい最近の「横浜ビレンナーレ」の写真ですら懐かしかったですからね。
 いずれにせよ、これだけ長期にわたった記録写真にもかかわらず、今でも古めかしく見えないどころか、ある意味、近未来的にさえ見えてしまうのは大したもんですね。
 展示会場の中心部分には大きく引き延ばされたものからスナップ写真のようなものまで、芸術家を中心としたいろんなポートレートが展示してありました。
 有名どころの芸術家がいっぱい展示してありました。けっこう愉しんで拝見できましたね。
 たまたま訪れたときに、安齊重男さん自身が思い出話を語っているところでした。けっこうざっくばらんに思い出話を語ってましたね。ついつい最後まで聴いてしまいました。ラッキーでしたね。

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by daisenhougen | 2007-09-30 07:55 | 鑑賞記-展覧会

「フェルメール《牛乳を注ぐ女》とオランダ風俗画展」を見る

d0001004_12512215.jpg 昨日(09月29日)「国立新美術館」で展覧会「フェルメール《牛乳を注ぐ女》とオランダ風俗画展」を見た。
 「オランダ美術の宝庫として知られるアムステルダム国立美術館の膨大なコレクションから、ヨハネス・フェルメール、ヤン・ステーンなどオランダ17世紀を代表する画家たちの作品や、外光と大気の表現に鋭い感性を示した19世紀のハーグ派の画家たちの写実的な作品など、油彩画40点、水彩画9点、版画51点を厳選して、17世紀初めから19世紀末までのオランダ風俗画の多様な展開を紹介します。加えて、豪華な工芸品16点の展示により、オランダ上流市民の豊かな暮らしぶりをうかがいます」とのことです。
 小雨にもかかわらず、結構混雑していました。さすがフェルメールの神通力でしょうか。
 まず最初が「「黄金時代」の風俗画」と言うことで、フェルメールの同時代の油彩画や版画がいろいろ展示していました。オランダの「風俗画」といったジャンルの作品をまとめて見るのははじめてでした。結構愉しんで拝見しました。
 次に、ビデオ解説とパネル展示があって、ついにフェルメールの「牛乳を注ぐ女」にご対面です。
 結構並んでいましたが、我慢できないほどではなかったです。係員が立ち止まらないで鑑賞してくださいと言ってましたが、そんなに急かされてる感じはしませんでした。
 それに行列を作って見なければならないのは、最前列だけですので、いったん最前列で見た後に、後ろの列にまわって、じっくり拝見させてもらいました。
 やっぱりフェルメールの作品は小さいんですね。わたしにとってのフェルメールの実際の作品を拝見するのは、「画家のアトリエ(絵画芸術)」と「窓辺で手紙を読む若い女」に続いて3度目の体験ですが、いずれも小さな画面でした。
 でも、この小さい画面でこれだけのオーラを放っているんだから凄いもんですね。パッと見ただけで惹きつけられるのですが、細部を見ていけば更に惹きつけられるといった感じでした。
 その後の展示は「工芸品・楽器」、「版画と素描」と続きましたが、こっちはあんまりピンと来ませんでした。

d0001004_12515914.jpg 再び油彩画に戻って「偉大なる17世紀の継承と模倣」、「19世紀後半のリアリズム風俗画」といった展示で締めくくっていました。
 このあたりでは、デル・ヴァーイ「アムステルダムの孤児院の少女」が良かったですね。全く知らない画家でしたが、描かれた可憐な少女に魅せられました。

 図録買ったので、読んでから感想続けます。

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by daisenhougen | 2007-09-30 07:00 | 鑑賞記-展覧会

片岡幸雄「すきっ腹ウォーキング」を読む

d0001004_12492350.jpg 片岡幸雄「すきっ腹ウォーキング」(ベースボールマガジン新書)を読んだ。
 ベースボールマガジン。2007年09月26日第1版1刷、787円、新書版、175頁。
 目次を写しておきます。第1章 現代の食習慣の常識を再考する、第2章 なぜ「すきっ腹」がよいのか、第3章 「すきっ腹」のリズムで健康な生活を送ろう、第4章 「すきっ腹トレーニング」実践のコツ、第5章 「すきっ腹ウォーキング」実践者の声。
 著者の片岡幸雄さんは運動生理学が専門の千葉大教授とのことです。
 数年前にダイエットに挑戦して、かなり体重を減らすことができました。ただ、ご多分に漏れず、リバウンドで元の木阿弥となってしまいました。その後、何度かトライしようとしましたが、長続きしないまま、ずるずる来ている内に、この夏また太ってしまいました。
 そんなときに目に付いた本です。さっそく読んでみました。
 著者の主張は極めて明快です。運動と食事の順序に着目して、動いてから食べろと主張しているだけです。
 それをキャッチフレーズ的に言うと「さらば、メタボ!朝食を抜いてカラダを動かそう!!」と言うことになるんでしょうね。
 でも、実践するとなると結構大変です。
 何も口にしない状態で毎日1万歩を歩くことと(1時間から1時間半はかかりますね)、歩いてから軽い昼食を取ること(重いのはいけません)、昼食後は休息を取ることといったプログラムです。夕食は自由に取ってイイというのは嬉しいですがね。
 まぁ、ダイエットに近道無しですね。

 今回の新書はベースボールマガジン社の出版です。こういった地味な出版社の本が目につく場所に並べてもらえるのも新書ならではですね。いろんな出版社が新書市場への参入するのも解る気がします。

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by daisenhougen | 2007-09-29 07:49 | 読書-詩歌小説評論他

CD「アンジェラ・アキ/TODAY」を買う

d0001004_12472421.jpg CD「アンジェラ・アキ/TODAY」(エピック)を買った。
 アンジェラ・アキの「Home」に続く2ndアルバムで、初回限定版ということでCDとDVDのセット販売です。
 収録曲は1 サクラ色、2.Again、3.Today、4.愛のうた、5.たしかに、6.Silent Girl、7.モラルの葬式、8.乙女心、9.One Melody、10.友のしるし、11.孤独のカケラ、12.On & On、13.Surrenderの13曲です。 DVDの方はPV映像は1.サクラ色、2.孤独のカケラ、3.たしかにの3曲とNHKホールでのLive映像が 4.Again、5.サクラ色、6.孤独のカケラの3曲です。
 デビューまで10年かかったなんて言ってたのに、ブレイクするとあっという間に2ndアルバムがでるんですね。
 全作を自分で作詞作曲し、演奏もメインはピアノの弾き語りですから、全部自前ですね。よく短期間に発売したもんですね。
 そして、短い期間にもかかわらず、収録曲はどれもかなり高いレベルを維持しているようです。まさしく旬のシンガーならではですね。伸びやかな声質がピアノの音とマッチして素晴らしいですね。

 せっかくiPod touchを買ったんだから、iTunes Storeからダウンロード購入してみようと思ったんですが、売ってませんでした。epicってSONY系なんだからAppleで売ってないのは当然なんでしょうね。
 結局はCDそのものを所有したいという気持ちもあったので、CDを購入して、パソコンに取り込みました。

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by daisenhougen | 2007-09-28 07:46 | CD・DVD・ビデオ

山折哲雄「早朝座禅ー凛とした生活のすすめ」を読む

d0001004_743492.jpg 山折哲雄「早朝座禅ー凛とした生活のすすめ」を読んだ。
 祥伝社(祥伝社新書)、2007年8月5日初版第1刷、777円、新書版、211頁。
 目次を写しておきます。序章 自殺者三万人という異常事態―なぜ、日本人は病んでしまったのか、第1章 早朝坐禅―まず、三分から始めてみる、第2章 散歩の効用―歩くことで、何が見えてくるか、第3章 心が楽になる「身体作法」―正しい姿勢が人生を変える、第4章 うつになる人、ならない人―「親子関係、人間関係」でつまずかない、第5章 夜の作法を身につける―「眠れない人」のための、夜とのつき合い方指南、終章 無常を思って生きる―「死」を穏やかに受け容れるためのレッスン。
 山折哲雄さんの著作は一年ほど前に「ブッダは、なぜ子を捨てたか」を読んだ記憶がありまが、今回の著作も現代の日本の現状に対する警世の書ですね。日本中がうつ状態であり、自殺が多発している現状を宗教的に分析しています。
 それに対する処方箋として山折さんが提示したのが、自分が長年実践している「早朝座禅」です。
 一般的に座禅で思い浮かべる、無為無想ではなく雑念妄想を吐き出すといったユニークな座禅を推奨しています。
 でも、現代の混迷を救う処方箋にはチョット役不足の気がしますね。大上段に振りかぶった問題設定に対しての解決策とは言えない気がします。このあたりは前作と同じ印象ですね。

 もちろん個人的には、けっこう心惹かれる提案ですね。座禅に対するハードルを低くしてくれています。早起きは苦にならないので、試してみようかなぁなんて思わされました。いっそのこと実践の方法をハウツー本みたいに、もう少し詳しく書いてほしかったぐらいですね。

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by daisenhougen | 2007-09-27 07:43 | 読書-詩歌小説評論他

「日経会社情報2007-IV 秋号」を買う

d0001004_741426.jpg 「日経会社情報2007-IV 秋号」を買った。発売からチョット時間が経ってしまいました。油断すると価値が無くなってしまいますから、注意しなくてはなりません。時間が経った業績予測なんてなんの価値もありませんからね。
 でも、またもや3ヶ月経ってしまったんですね。
 8月31日の株価終値を基に4039社を掲載とのことです。編集内容はこの号での変更はあまりないようです。
 せっせと注目している銘柄のチェックに取りかかりましょう。

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by daisenhougen | 2007-09-26 07:40 | 雑誌など

映画「題名のない子守唄」を見る

d0001004_15541853.jpg 昨日(09月24日)「109シネマズ」で映画「題名のない子守唄」を見た。
 2006年、イタリア、LA SCONOSCIUTA。
 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ、音楽:エンニオ・モリコーネ、出演:クセニア・ラパポルト、ミケーレ・プラチド、アンへラ・モリーナ、マルゲリータ・ブイ、クラウディア・ジェリーニ。
 「ニュー・シネマ・パラダイス」ジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品で、イタリア・アカデミー賞で作品賞を始めとした主要5部門を獲得したと言えば、見ないわけにはいけませんね。
 主人公イレーナが、金持ちの家に近づき、メイドになって信頼されていくストーリーとサブリミナル的に挿入される若きイレーナの過去のシーン。これらがだんだんと交差しながら二転三転してストーリーは展開します。
 謎が謎を呼び、緊迫感に満ちた展開です。最後は夢を求めてウクライナから越境して来たイレーナの悲惨なまでの過去が明らかになるといったとこですね。
 暴力による売春や強制的な幼児売買などのショッキングなシーンと母性愛が複雑に交差しています。こういった複雑かつ困難な主題を一気に見せる力量はたいしたもんですね。
 ただ、わたし的にはこんなに凝った作りにしなくてもと思わないでもないですね・・・。
 そして、何故イレーナがこういった、境遇に陥ったのかについての説明がほとんど無いのも気になりました。
 いずれにせよ、練りに練って作られたストーリーと緊迫感に満ちた作品世界は一見の価値があります。ラスト近くに至っての、イリーナが信じていたことが崩れ去ってからの展開は心打たれますね。この部分だけは、今までのジュゼッペ・トルナトーレ節ですね。この短い部分だけでも救われますね。

 最後のシーンに登場した、若い女の人がとても綺麗で印象深かったのですが、パンフレットにも写真も名前すら載っていませんでした。大変気になります。いずれブレークしそうな気がするんですがね・・・・。

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by daisenhougen | 2007-09-25 06:53 | 鑑賞記-映画

iPod touchが届く、でも初期不良で作動せず

 昨日(9月23日)iPod touchが届いた。発表直後の9月7日にapple Storeに申し込んでいたのが、予定を大幅に前倒しで届きました(9月28日出荷予定、10月2日到着予定でしたから10日も前倒しでした)。
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 喜び勇んで、さっそく開封しました。黒い小箱の中にきらめくiPoud touchが入っていました。わくわくしながら、中身を確認しました。
 でも、びっくりすることに、クイックスタートという簡単な説明書だけで、マニュアルは付属していません。ユーザーフレンドリーなappleだからマニュアルなんていらないんだなぁと思いながら、早速パソコンに接続しました。

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 簡単にiTunesが起動して、パソコン内のデータを移動してくれました。すぐに操作して、音楽を聴き始めました。けっこういい音だなぁなんて思ってウキウキでした。
 問題はここからです。
 ホームボタンを押すと、突然、画面が動かなくなり、接続を促す表示となってしまいました。音楽は鳴り続けているのに、操作が全くできない状態に陥りました。
 サポートのホームページを見る、マニュアルは英語版だけという衝撃的状態でした。さらによく見ると、動かないときのリセットの方法が載っていました(こちらは日本語でした)。すぐに試しましたが、何度試しても駄目でした。
 そこで、情報を求めてネットを探してみると、わたしだけではないんですね。2ちゃんねるなどでは大盛り上がり状態になってました。
 Windowsでは全滅状態のようです。Macでは全く問題がなく、一度Macに繋ぎさえすれば、後はWindowsでも使えるようになるとのことです(Macの無いわたしには対処方法なしですね・・・)。
 早く到着したってなんにもなりませんでした。
 でも、初めて買ったapple社の製品が初期不良とはねぇ。
 そして、一夜明けた今(9月24日AM8:15現在)でも、apple社では何の告知もなされていません。ちょっとひどい対応ですね。何時になったら、正常に使えるようになるんでしょう。

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by daisenhougen | 2007-09-24 08:16 | 買い物

映画「長江哀歌」を見る

d0001004_813682.jpg 昨日(09月22日)「109シネマズ」で映画「長江哀歌」 (ちょうこうエレジー)を見た。
  2006年、中国、原題: 三峽好人(STILL LIFE)。
 監督・脚本:ジャ・ジャンクー(賈樟柯)、撮影:ユー・リクウァィ、出演:チャオ・タオ 、ハン・サンミンほか。
 2006年ベネチア国際映画祭で金獅子賞グランプリ受賞ということですから、期待して見に行きました。評判につられてでしょうか、観客の入りも良好のようでした。
 三峡ダムの建設のため、水没していく運命にある古都・奉節(フォンジェ)に16年前に別れた妻と娘を探しに来た炭鉱労働者の男のストーリーと2年間音信不通の夫を探しに来た女のストーリーを軸に展開します。
 建設と破壊の中国の庶民の生活を描いています。大多数の貧困層と裏腹に一部が超ハイパーに変貌しつつある、高度成長のさなかにある現代中国の一断片を切り取った作品ですね。
 この映画の章立てのように、大半の人々は伝統的な烟(タバコ)、酒、茶、糖(アメ)の世界に生きているんですね。
 昨年から何度か中国行ったので、割と納得できるシーンが多かったですね(のべつまくなく烟(タバコ)を勧めるシーンなど)。
 けっしてヒューマンドラマにしてないのが好感が持てました。けして劇的でなく、淡々と、すべてがゆっくりと描かれていました。古都・奉節の街も猥雑で汚く、喧噪と騒音に満ちているありさまがリアルでした。

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by daisenhougen | 2007-09-23 09:00 | 鑑賞記-映画