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「ガンオクロック」を買う

d0001004_12554056.jpg 「ガンオクロック」(バンダイ)を買った。
 目覚まし時計とガンシューティングを合体させたオモチャです。
 設定した時間にアラームが鳴り出し、それと同時に的が起き上がります、その中心を狙って赤外線専用ガンで撃ってアラームを止めるといったものです。
 動作を伴うことで、目を覚まさせるパターンですね。
 狙いは大変面白いです。
 でも、でも、目覚まし時計としてはあんまり役には立ちそうにありません。
 液晶画面がショボくて、時間が正面からしか見えないのはバツですね。そして節電の為かどうかわかりませんが、一定の時間がたつと時計の表示すら消えてしまいます。これじゃぁ時計ですらなくなります。
 一番のウリであるマトを撃つ機能が貧弱なのも困ったもんです。方向があってればみんな命中となってしまいます。
 せめてシューティング機能だけでもしっかり作って欲しかったですね。
 アイデアは面白いだけに、詰めの甘い作りが残念でした。

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by daisenhougen | 2009-02-28 06:56 | 買い物

雑誌「美術手帳 2009年03月号」を拾い読み

d0001004_12532792.jpg 雑誌「美術手帳 2009年03月号」(美術出版社)を拾い読みした。
 今回の特集は「アートファンのための超整理!日本のアーティストガイド&マップ」ということで、現代日本の美術関係のアーティスト180人を取り上げています。
 「基礎編」として「ペインタリー」、「肖像」、「風景」、「POP+α」、「J回帰」、「偶像」、「ヌード」、「ファンタジー」、「女」、「シアトリカル」といった項目。
 「応用編」として「サンクチュアリ」、「体感」、「知覚と物質」、「関係」、「サウンド」、「環境」、「デザイニング」、「ソーシャル」、「サイエンス・テクノロジー」といった項目。
 最後に「拡張編」として松井みどり「モダンとポスト・モダンのクロスロード」、清水穣「「日常」と「無意味」の罠」、福住廉「原点のありかとそのゆくえ」、椹木野衣「にゅーっする する する、ごろごろ にゃーん」といった美術評論家による選択といった具合です。
 でも、あんまり多くのアーチストを取り上げすぎいる為、一人一人の紹介スペースが小さすぎます。
 雑多なおもちゃ箱をひっくり返しただけに終わっている特集号でした。

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by daisenhougen | 2009-02-27 06:53 | 雑誌など

「週刊 西洋絵画の巨匠 4号 フェルメール」を読む

d0001004_1026233.jpg 「週刊 西洋絵画の巨匠 4号 フェルメール」を読んだ。
 フェルメールの日本人気の記事は興味深かったです。
 2000年から2009年までに17点(重複を除くと15点)来日しているそうです。ほぼ半数が日本にいながら見ることができたんだそうです。
 フェルメールを読み解くキーワードとして「市井の人々の日常を描く」、「遠くて近い東洋の香り」、「静謐な青の魅力」、「触れるような「光の粒」」があげてありました。納得のキーワードです。
 高階さんの連載は毎回さすがの指摘があります。
 今回は「目で語るフェルメール」で、白い点として描かれた「不自然で人為的な」光の効果が見る人を引きつけているとしています。
 前号までは日本で出会える作品を紹介していましたが、日本に1点もないフェルメールですから、「世界でで出会える」って企画に変わってました。
 表紙は今回来日予定のルーブル所蔵の「レースを編む女性」でした。早くお目にかかりたいですね。
 付録の特製ポストカードは「真珠の耳飾りの少女」でした。
 目次:フェルメールの魅力/巨匠への言葉、巨匠を知る4つの鍵、フェルメール伝謎に包まれた奇跡の画家、展示室1交易都市デルフトに生まれて、茂木健一郎「「脳」で見る名画4」、展示室2主役は「ふつうの女性」たち、原寸美術館《絵画芸術の称賛》フェルメール芸術のエッセンスを読み解く、展示室3ドラマとしての「日常生活」、高階秀爾「巨匠のまなざし4、アート・トピック寓意と写実の微妙な関係、これだけは見たい 世界で出会えるフェルメール巡礼、結城昌子「名画あれば憂いなし4」、参考文献。
 小学館、2009年02月24日発行、190円。A4変形、42頁。

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by daisenhougen | 2009-02-26 07:25 | 読書-詩歌小説評論他

「週刊世界の美術館 第31号 ルーヴル美術館4」を読む

d0001004_10245544.jpg 「週刊世界の美術館 第31号 ルーヴル美術館4」を読んだ。
  ルーヴル美術館も今回で4冊目です。さすがにルーブルだけのことはありますね。
 今回は古代から一九世紀までの彫刻がいろいろ収録されています。
 そして表紙はやっぱり「ミロのヴィーナス」でした。ルーヴル所蔵の彫刻の代表といえばこれしかないですね。
 目次:<1階、地下1階の彫刻 必見ベスト3>ベスト1 「ミロのヴィーナス」、今さら聞けない名品の秘密、ベスト2 「瀕死の奴隷」ミケランジェロ、ベスト3 「クピドの接吻で目覚めるプシュケ」カノーヴァ、比べてわかる!名作の裏側「ランパンの騎士」、名品ギャラリー、見落とせないこの一点「サテュロスとディオニュソスの巫女」ジェームス・プラディエ、ヨーロッパ彫刻の楽しみ方、英雄の生涯 アレクサンダー大王、古代ギリシア・ローマの頃、日本では、名画に隠されたメッセージ 壺(甕)、パリ市内の美術散歩。
 講談社、2009年03月05日発行、580円、A4変形、35頁。

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by daisenhougen | 2009-02-26 07:24 | 読書-詩歌小説評論他

陶山幾朗「内村剛介ロングインタビュー 生き急ぎ、感じせく 私の二十世紀」を読む

d0001004_10135670.jpg 陶山幾朗「内村剛介ロングインタビュー 生き急ぎ、感じせく 私の二十世紀」を読んだ。
 内村剛介さんが亡くなったとのニュースを読んで、あわてて買ったままにしてあった本書を読み始めました。
 01月30日に亡くなったとのことです。享年88歳。ご冥福をお祈りいたします。
 さてこの本は陶山幾朗さんという編集者の方がインタビュー及び構成した400頁を超える大著です。実際のインタビューは1997年12月から2005年05月まで8年にもわたる長期におこなわれ、陶山さんの主催する雑誌「VAV」に11回に渡って連載されたとのことです。
 キッチリと時間も手間もかかった著作ですね。
 わたしにとって内村剛介さんは何といっても「生き急ぐ スターリン獄の日本人」です。三省堂新書版を何度か読み返したのを憶えています。
 その後も講談社の人類の知的遺産シリーズで「ドストエフスキー」、「なぜ商社を裁けるのか」なども読んだ記憶があります。
 いずれにせよ遙か昔の読書体験です。
 そういった意味で、本当に久しぶりに内村剛介さんの世界に触れることになりました。
 生い立ちからハルピンでの学生生活、そしてシベリア抑留、帰国後の歩みといった具合に、ほぼ年代順に自分の人生と思想を縦横に語っています。
 満州での学生体験から「脱亜入欧」を転換して「脱欧入亜」を主張しているのは興味深かったですね。
 シベリア抑留からはソビエト体制のあまりの無法さが述べられています。根本にあるのはプロレタリアートにとって有利なものが法であり、その権力を任されているのは共産党であり、それを任されているのは俺であるといった底なしの基準なしをくっきり示してくれています。
 いまだ共産国ではその無法がまかり通っていますね。
 内村さんの射程はさらに深くロシアそのものにまで達しています。
 ロシア人の核には「型なし」を意味する「アモルフ」があり、であるからこそ「像」を意味する概念「オーブラズ」が重要であるとし、さらには権力に抗する一匹狼「ブラトノイ」の伝統を述べるといった具合です。
 ロシアを理解するにも最良の一書かもしれません。
 それにもまして内村さんの集大成ともいうべきすばらしい著作でした。
 著者の内村剛介(1920-2009)さん(本名、内藤操)は長期のシベリア抑留の後、商社勤務を経て北海道大学教授、上智大学教授などをつとめる。ロシア関係を中心とした著作多数あります。
 目次:吉本隆明「深い共感が導き出した稀有な記録」、【§1】紅い夕日にひかれて―〈少年大陸浪人〉満洲へ、【§2】草の涯より湧く雲の―哈爾濱学院という空間、、【§3】明治日本グランド・デザインの射程―「脱亜入欧」をめぐって、【§4】スターリン、燦惨(サンザン)たる無―「内村剛介」の胚胎、【§5】帰国。ただし十一年後の―「内村剛介」の出発、【§6】ジャパン/ロシアの軋む場所で1―ソルジェニーツィン、その他、【§7】ジャパン/ロシアの軋む場所で2―「オーブラズ」をめぐって、【§8】ブラトノイ、あるいは「逃亡は美徳である」について、【§9】ジャック・ロッシのこと、【§10】雪野来て松青きかな異人塚―近衛文隆の死、【§11】君も、われも、やがて身と魂が分かれよう……最後のあいさつ、あとがき(陶山幾朗)、内村剛介年譜。
 恵雅堂出版、2008年05月25日初版、2,940円、A5判、412頁。

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by daisenhougen | 2009-02-25 07:13 | 読書-詩歌小説評論他

遠近両用メガネを買う

d0001004_1011556.jpg 遠近両用メガネを買った。
 前回はじめて遠近両用を買ったのが2006年10月頃ですから、2年半ぐらいでの買い換えです(その時のことはこちら)。
 やっぱり少しずつ近視も老眼も進行しているようです。
 まだ支障があるといったほどではないのですが、展覧会などでは遠目もきいた方が良いですから買い換えることにしました。
 いろいろと合わせてみる時に、もう少し見えた方が良いかなぁなんて思いましたが、店員さんのすすめにしたがって一ランクだけ強くするのに留めておきました。
 まぁ運転免許がクリアーできて、新聞読むのに支障がなければ贅沢は言えないですね。
 何はともあれ、もはや遠近両用眼鏡なしでは生活できなくなってしまいました。
 前回は老眼を嘆いていたのが、今ではすっかり受け入れてしまってます。
 老いにともなう身体的衰えは黙って受け入れ、それを幾ばくかでもカバーする手だてをとってやり過ごす以外にすべはないようです。

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by daisenhougen | 2009-02-24 07:58 | 買い物

「図録 国宝 三井寺展」を読む

d0001004_1645383.jpg 「図録 国宝 三井寺展」を読んだ。。
 巻頭には下坂守「三井寺の歴史」です。いやー凄い歴史ですね。権力闘争そのものです。そして何度も何度も焼失を繰り返すんですね。ついには秀吉から閉鎖されてしまうんですから半端じゃないです。そんな中でもこれだけのお宝を保持し続けてるんですから凄いお寺です。
 図版部分ではやっぱり秘仏開扉は別格のようでそれぞれ拡大図が載ってました。勧学院障壁画も拡大図と実際の寺院内の写真も収録されてました(展覧会の感想はこちら)。
 その後には6つの詳論が収録されていました。
 瀬山里志「若王寺と聖護院の智証大師像について」、末吉武史「三井寺の不動明王像」、寺島典人「三井寺の中世以降の仏像について」、石川知彦「三井曼荼羅とその周辺」、石田佳也「勧学院客殿障壁画をめぐって」、秋田達也「法明院の障壁画を描いた絵師たち」です。
 だいたい三井寺のお宝についての知識を仕込むことができました。
 なんとか訪ねてみたい名刹です。
 巻末には作品解説、三井寺関連年表、参考文献、出品目録が収録されていました。
 気合いの入った立派な図録でした。
 発行:毎日新聞社ほか、編集大阪市立美術館ほか、デザイン:エヌ・シー・ピー、印刷:日本写真印刷、2009年02月07日第2版(2008年10月31日発行)、2,300円、22.5*29.5、336頁。

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by daisenhougen | 2009-02-23 07:04 | 読書-展覧会図録

「図録 加山又造展」を読む

d0001004_15582481.jpg 「図録 加山又造展」を読んだ。
 こちらの会期も残り少なくなってきました(展覧会の感想はこちら)。こちらも再訪したい展示ですね。
 さて図録ですが、巻頭には尾崎正明「加山又造について」です。又造さんの時代毎の変貌をコンパクトに概観してくれてます。
 カタログ部分は章毎の簡単な解説の他に主要な作品にも簡単な解説が付いていました。展示作品を思いおこしながら眺めてみました。
 その後には西野華子「加山又造-屏風絵から工芸、デザイン」、川西弘一「加山又造-美の変遷」の2つの論文が収められています。
 又造さんデザインの車なんか見てみたいもんですね。
 巻末には年譜、文献目録、作品リストも収録されていました。
 発行:日本経済新聞社、編集:国立新美術館ほか、制作・デザイン:美術出版社、印刷:大日本印刷、2009年、2,300円、25.5*15.0、202頁。

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by daisenhougen | 2009-02-23 06:56 | 読書-展覧会図録

「図録 特別展 妙心寺」を読む

d0001004_1555614.jpg 「図録 特別展 妙心寺」を読んだ。
 この展覧会も03月01日迄です(この展覧会の感想はこちら)。はたして再訪はかなうんでしょうか。
 さてこの図録ですが、巻頭には概論として竹貫元勝「妙心寺」が掲載されています。
 妙心寺の歴史を概観してくれています。
 妙心寺はいわゆる五山に対する山隣派といった禅宗におけるもう一つの系統であるといったことから始まり、焼失したり、政治勢力との密接な関係など興味満載の歴史が述べられています。
 次に各論として羽田聡「妙心寺の古文書」、丸山猶計「近世前期妙心寺派墨蹟の特色」、救仁郷秀明「初期妙心寺の頂相」、山本秀男「妙心寺と狩野元信」、山下善也「妙心寺屏風、友松、山楽絵画の輝き」、福島恒徳「白隠 民衆教化の絵画」、浅見龍介「妙心寺の頂相彫刻」、淺啾穀「ふたつの棄丸座像」、久保智康「唐物銅器とその「和物化」」とバラエティにとんだ論文が掲載されていました。
 図版は章毎の解説だけでしたが、主力作には拡大図も掲載されていました。
 巻末の作品解説を参照しながらじっくり眺めさせてもらいました。
 そうそう白隠さんの絵画が12点も掲載されてました。京都展の展示が多いんですね。白隠ファンのわたくしとしてはチョット残念でした。
 等伯も3点掲載されているのに、1点も拝見できなかったのも悔いが残ります。
 でもやっぱりこの展覧会のベストワンは狩野山雪「老梅図」でしたね。
 まぁ、ないはともあれ、お宝図版の1冊であるのは確かです。
 巻末には作品解説、妙心寺略年表、妙心寺関係法系図、塔頭寺院解説、妙心寺境内地図、出品目録と充実の作りでした。
 発行:読売新聞社、編集:東京国立博物館ほか、デザイン:大向デザイン事務所、制作・印刷:野崎印刷紙業、2009年01月20日発行、2,500円、22.5*29.5、439頁。

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by daisenhougen | 2009-02-23 06:54 | 読書-展覧会図録

映画「チェンジリング」を見る

d0001004_8283670.jpg 昨日(02月21日)「ワーナーマイカルシネマズ」で映画「チェンジリング」を見た。
 だいぶ遅くなりましたが、今年の映画始めです。今年こそは50本を目標なんて思ってましたが、実現はかなり難しそうです・・・。
 さてその本年1本目はクリント・イーストウッド監督作です。このブログを始めてからただけでも「ミリオンダラー・ベイビー」、「父親たちの星条旗」、「硫黄島からの手紙」といずれ劣らぬ傑作揃いでした(その感想はこちらこちらこちら)。期待しないわけにはいけません。
 さて、今回の作品は最近お馴染みのパートナー、ポール・ハギスの脚本ではなく、ジャーナリスト出身のJ・マイケル・ストラジンスキーによる実録ものです。
 世界恐慌前後のロサンゼルスが舞台です。
 当時最先端の企業で働くシングルマザーの息子が誘拐され、それを取り戻そうといったストーリーです。
 と同時にその当時の警察の腐敗と連続少年誘拐殺人事件を絡めて描かれています。
 母性愛の子供を捜す力が警察機構の腐敗を暴いたといったところです。
 もちろんクリント・イーストウッド監督ですから、単なる母性愛とか警察暴露ものといったもので言い尽くすことはできない作りです。
 一見すると淡々と脚本に従って描写しているようですが、決してそうではないクリント・イーストウッドしか表現し得ない何かを強く感じます。
 冷徹なまでの眼差しともいうべきものがビンビンと伝わってきます。
 画面から目をそらすことをゆるさない確固たる存在感とも言うべきもの、そして全編が静謐感に満ちたクリント・イーストウッド節ともいった作品に仕上がっています。
 どんな脚本でもクリント・イーストウッドの作品そのものとなってます。
 クリント・イーストウッドの絶好調が継続中といった作品でした。
 今年ものっけから素晴らしい作品に出会えました。果たして今年、この作品を超える作品に出会えるんでしょうか。

 2008年、アメリカ、ユニバーサル、原題:Changeling。
 監督・製作・音楽:クリント・イーストウッド、脚本:J・マイケル・ストラジンスキー、出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチ、ジェフリー・ドノヴァン、コルム・フィオール、ジェイソン・バトラー・ハーナー。

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by daisenhougen | 2009-02-22 08:27 | 鑑賞記-映画