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「7月歌舞伎鑑賞教室」を見る

「7月歌舞伎鑑賞教室」を見る_d0001004_10451282.jpg 昨日(7月3日)「国立劇場」で「7月歌舞伎鑑賞教室」を見た。
 演目は「義経千本桜~河連法眼館の場」(四の切)、狐忠信…市川右近、静御前…市川笑也、源義経…市川段治郎他澤瀉屋一門の面々。
 今回は初日ということもあって確保できた席は3階11列。よっぽどヒドイ席かと思って覚悟していったら、見るのにはそんなに支障はない席でした。たった1500円で見ることができるなんて贅沢言っちゃいけませんね。今回はやっぱり初日ということもあって補助席がでるぐらい満員でした。
 まず最初に笑三郎と春猿が案内役で「歌舞伎のみかた」といった解説がありました。掛け合いでテンポのイイ説明で、「ヒロシです」のネタまで飛び出したり、かけ声のかけ方や拍手の仕方まで説明があり、結構楽しめました。
 本番の「義経千本桜~四の切」は5月の歌舞伎座公演で菊五郎、菊之助で見たばかりで、その印象が忘れられないのですが、同じ演目でも結構印象が違うのですね。音羽屋型と澤瀉屋型との違いと言ってしまえばそれまででしょうがね。
 今回の右近、笑也ともに熱演していたと思いますが、菊五郎、菊之助には貫禄負けかなといった印象ですね。でも宙乗りは勝ってますけどね。
 狐を演じたり早変わりやトリック、宙乗りまである演目だからでしょうか、初心者にも結構楽しめるようで、拍手や手拍子まで出て劇場全体が結構盛り上がった公演でした。

by daisenhougen | 2005-07-04 10:47 | 鑑賞記-伝統芸能他
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