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塩野七生「キリストの勝利 ローマ人の物語ⅩⅣ」を読む

 塩野七生「キリストの勝利 ローマ人の物語ⅩⅣ」を読んだ。今年の読書始めです。昨年の暮れに自宅に戻る電車で読み始め、年明けに東京に来る電車で読み終えました。
 塩野さんのこの連作著作もついに14巻までになりましたね。1年に1冊ですから刊行開始から14年にもなるんですね。
 今回は4世紀のローマ帝国終焉前夜を描いた部分です。そして表題通りにキリスト教がローマ帝国の国教となり多神教の理念が消え去る様を描いています。まさしく「キリストの勝利」ですね。ローマ帝国もカエサルやアウグストゥスの時代から遙か遠く来てしまったんですね。老木が朽ちる寸前のようです。
 ローマ帝国の1,000年の歴史も後わずかです。今年の年末に出る予定の最終巻が今から楽しみです。

by daisenhougen | 2006-01-04 15:44 | 読書-詩歌小説評論他
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