良寛維宝堂編「木村家伝来 良寛墨宝」(二玄社)読んだ(眺めた)。
先日(4月23日)に「木村家伝来 良寛墨宝展」の展覧会場で主催の二玄社の直売コーナーで買う。展覧会が混んでいてゆっくり眺めることができなかったために、そのストレスから(?)つい衝動的に買ってしまった。定価で23,100円が特別価格19,000円てのにも惹かれたのかも。それにしてもべらぼうな値段だが。 良寛は去年あたりから心惹かれて、せっせと本を読んできた。吉本隆明、井本農一、栗田勇、中野孝次、瀬戸内寂聴、水上勉、矢代静一、唐木順三、松岡正剛など。ついには良寛全集まで買ってしまいました(積ん読ですが)。彼の書についても「良寛の名品百選」などを買って眺めてましたが、もう少し質の良い大型の本を探していたのでちょうど良かったのかもしれません。 最晩年の良寛和尚の庇護者であり、その終焉の地として、最も来歴の確かな書跡を代々受け継いできた木村家に伝来する良寛和尚の書跡(全百余点)並びに関連資料を、初めてカラー図版で一般に公開。B4判変型大型紙面(325×257mm)をフルに活かし、可能な限り原寸で掲載とのこと。 ここ数日、パラパラと毎日読むと言うより眺めている。小生は書をやるわけでもないし、書の善し悪しを判断するだけの眼はもっていないが、なぜか良寛の書には惹かれてしまう。眺めていると「なんと心軽やか書なんだろう」と思ってしまう。素人でも何故か良さがわかる気がする。しばらくは広げて眺める日々が続くかもしれない。 展覧会はゆっくり見ることができなかったが、現物を見ていると現物の大きさとか、たたずまいとか、痛み具合などが図版を眺めていても思い出すことができる。やっぱり現物を見ていることの大切さを痛感する。
by daisenhougen
| 2005-04-27 09:27
| 読書-詩歌小説評論他
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