昨日(9月24日)「東京都写真美術館」で「HASHI(橋村奉臣)展 一瞬の永遠&未来の原風景」を見た。
「ニューヨーク在住の写真家・橋村奉臣は、アメリカで「HASHI」の名で呼ばれ、その驚異的な技法で、アメリカの広告写真界において不動の地位を築き上げました。HASHI(橋村奉臣)展「一瞬の永遠」&「未来の原風景」では、2部構成で橋村の今日までの軌跡、ならびに今後の新たな方向性をご紹介いたします」とのことです。 橋村奉臣(1945-)さんの作品も意識して見るのは初めてです。 最初の「一瞬の永遠」は水、ワインなどの液体やガラスなどを被写体を超高速シャッターで瞬間を切り取った作品です。広告写真界で話題をさらったのもうなずけますね。広告写真や部屋のインテリアには最適ですね。 多分、何度か目にする機会はあったでしょうね。ただ、広告写真として見ていて、写真家、橋村奉臣さんとは意識してませんでした。こんな風にまとめて見ると、この洗練された美しさは感嘆してしまいます。素晴らしいもんです。 次の「未来の原風景」は橋村のオリジナル「HASHIGRAPHY」の作品で、写真と絵画を融合させた作風の中に、「今から千年後、西暦3000年の未来社会で生活する人々の目に、現代がどう見えるか」ということらしいです。 でも、こちらはあんまり面白い試みとは思えませんでした。単に写真を古ぼけさせただけジャンといった気がしました。 でも、「一瞬の永遠」の世界だけで安住しないで、表現の枠を広げようとしているのは大したもんですね。感心します。ただ、ちょっと広げる方向が間違っている気もします。立松和平さんあたりの悪い影響でなければ良いんですがね。 やっぱり橋村さんには「一瞬の永遠」の洗練された世界の進化形を見たいですね。驚く世界の出現を待ちましょう。
by daisenhougen
| 2006-09-25 06:56
| 鑑賞記-展覧会
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