昨日(10月8日)「MOVIX」で映画「ワールド・トレード・センター」を見た。
2006年。アメリカ。監督:オリバー・ストーン、出演:ニコラス・ケイジ、マイケル・ペーニャ、マギー・ギレンホール、マリア・べロ、スティーブン・ドーフ。 「史上最悪の悲劇となった“9・11”から5年。瓦礫の下から奇跡の生還を果たした警察官2名とその家族、彼らの救助活動にあたった人々など、数多くの証言から事件当日を忠実に映画化した作品」とのことです。 オリバー・ストーン監督が描く9・11ということで期待して見に行きました。パンフレットのインタビューでも「国家に対する愛国心なんてない」と言っているぐらいですから、どんな描き方をするか期待が高まるのも当然ですよね。 でも、見た結果は、惨憺たるもんでした。 家族愛と信仰心を至上のものと歌い上げ、危険も顧りみずに仲間を救うといった典型的なハリウッド映画でした。いかなる困難にも一致団結して事に当たるアメリカン・スピリットといった時代錯誤的な映画ですね。9・11は単なる背景にすぎませんでした。後は大がかりなセットのリアルさだけが取り柄の映画でした。 見終わってみても、瓦礫の中のシーンがリアルだったので、口の中がホコリだらけになった気がして、やけに水が飲みたくなっただけでしたね。 オリバー・ストーンも監督としての賞味期限が切れたのかもしれませんね。牙のないオリバー・ストーンなんて・・・。
by daisenhougen
| 2006-10-09 09:21
| 鑑賞記-映画
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by daisenhougen
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