布施英利「君はピカソを知っているか」を読む

 布施英利「君はピカソを知っているか」を読んだ
 筑摩書房(ちくまプリマー新書)、798円、2006年12月10日初版1刷、新書判、160頁。
 目次は以下の通り。人物編(ピカソ、画家の家に誕生する、ピカソは少年の時から天才だった、パリへ、そして「青の時代」、キュビスムで絵画を革命する、クラシックという「新しさ」、幻想と戦争、ピカソと七人の女性、お金持ちな暮らし、ピカソは盗作画家だった?、ピカソの死)、歴史編(ピカソ以前を知っているか、一五‐一六世紀 ルネサンス絵画―絵画は科学だった、一七世紀 バロック絵画―画面上の大胆な演出、一八-一九世紀前半ロココ絵画・写実主義、一九世紀印象派-タブーへのチャレンジ、一九世紀前半後期印象派-写真より「リアル」な絵、そして「ピカソ」へ)、美術編(絵の中の女たち、キュビスムの女―フェルナンド・オリヴィエ、コラージュの女―エヴァ、クラシックの女―オルガ・コクローヴァ、シュールレアリスムの女―マリー=テレーズ・ウァルテル、「ゲルニカ」の女―ドラ・マール、花の女―フランソワーズ・ジロー、最後の女―ジャクリーヌ)。
 著者の布施英利(1960-)さんは美術解剖学専攻の東京芸術大学美術学部助教授とのことです。
 ピカソ紹介の入門書です。たった160頁であのピカソの全貌を記述するなんて、無謀の極みですね。でも、スパッと割り切った記述で何とかまとめているのは大したもんです。
 特に、ピカソの奥さんや愛人の7名の肖像画でピカソの画風の変遷を描くというのは、巧い方法を見つけたもんですね。
 つねに若い女性をまわりにおいたピカソのバイタリティには脱帽ですね。
 今年の読書始めは、美術関連の本からスタートです。今年も展覧会巡りと美術本で単身生活の慰めとすることにしましょう。

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by daisenhougen | 2007-01-03 07:03 | 読書-詩歌小説評論他
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