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「図録 レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の実像」を読む

d0001004_11184946.jpg 「図録 レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の実像」を読んだ。
 発行:朝日新聞社・NHK・NHKプロモーション、制作:美術出版、2007年発行、2,000円、218*285、222頁。
 展覧会の余韻がさめやらない内に読んでみました。
 まずカルロ・ペドレッティ「序論-レオナルドの思考過程をたどる」といった論文から始まります。かなり本格的な論文です。ちょっと衒学的表現が多くて、わたしにはチョットハードルが高かったですね。
 次がこの展覧会の日本側の監修者池上英洋さんによるSection1「レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯」、Section2「「受胎告知」-思索の原点」の詳しい解説です。こちらは内容も充実してましたし、非常に解りやすかったです。レオナルド・ダ・ヴィンチと受胎告知の入門には最適です。何度も眺め返していると、展示室に浮かび上がっていた「受胎告知」の感激が蘇ってきます。
 アントニオ・ナター「「マニエラ・モデルナ」の始まり-ヴェロッキオ工房時代からミラノへの出発まで」は初期のダ・ヴィンチに焦点をあわせた読み応えのある論文でした。
 パオロ・ガルッツィ「日本展開催によせて」はこの展覧会開催の経緯がわかる短い文章です。
 それ以降はSection3以降の展示内容を忠実の再現しているようです。混雑しているので、じっくり解説を読めなかった部分を補うことができました。
 これを読んでも、かなりレベルの高い展示なのが解ります、ざーっと一回りしただけで理解できる内容じゃありませんね。解説をじっくり読みこんで2度、3度訪れる必要がありそうです。
 後は、いつ再訪するかですね。これからは「上野公園」は桜の季節ですからそこはパスでしょうし、5月の連休も駄目ですね。会期末が近づけば混雑必至でしょうし・・・。

by daisenhougen | 2007-03-27 07:18 | 読書-展覧会図録
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