昨日(3月31日)「府中市美術館」で展覧会「動物絵画の100年 1751-1850」展を見た。
やっと「府中市美術館」を訪れることができました。今年はおなじみの美術館だけでなく、すこしフィールドを広げようとしているんですが、念願かないました。 さて展示は江戸後期の動物を描いた作品だけを集めたものです。「神性」、「科学と好奇心」、「迫真の妙」、「もの思う動物」、「子犬と虎」、「奇と個性」、「情景」といった区分で展示してあります。あんまりこの区分の意味は解りませんでしたが、全て動物が描かれていることは共通しています 展示区分はともかく、展示作品は素晴らしいもんです。良くもこれだけ一同に集めたもんですね。きら星のごとく江戸後期の画家たちの作品が並んでました。北斎が「瑞亀図」など2点、若冲は「隠元豆・玉蜀黍図」など4点、応挙が「狗子図屏風」など6点、蘆雪にいたっては「群雀図」など9点も展示されていました。 そして展示としてのハイライトは、虎図のそろい踏みですね。蘆雪、北斎の有名どころだけでなく、桑山玉洲、黒田綾山、宋紫山、松井元仲、北島勝永などといった人の描いた虎図が並んでいました。恐ろしい虎、かわいらしい虎、ユーモラスな虎まで多様な表現が楽しめました。まさしく企画力の勝利ですね。 図録買いましたので、読んでから感想続けます。 常設展示もついでですから一緒に拝見してきました。「絵の中の風景―江戸・バルビゾン・ふちゅう」といった展示です。ちょっと雑然とした展示であんまり心には残りませんでした。牛島憲之記念館というコーナーもあり牛島憲之さんの作品が専門で展示されていました。
by daisenhougen
| 2007-04-01 07:05
| 鑑賞記-展覧会
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