昨日(07月14日)「原美術館」で展覧会「ヘンリー ダーガー少女たちの戦いの物語―夢の楽園」展を見た。
こちらの展示も会期が16日までということで、慌てて訪れました。でも、雨はますます強くなるし、駅からはさらに遠い会場で、会場に着く頃は結構ぬれてしまいました。 でも、美術ファンは本当に元気ですね。こちらの会場も雨にもかかわらず、かなり混んでました。ただ山種美術館と違いほとんどが若い人ばかりでした。 ヘンリー・ダーガー(1892-1973)は、わたしにとって作品を拝見するのはまったくもって初めてですが、こんなに人気があるとは思ってもみませんでした。 今回の展示は「ラーナー コレクションの中から、大作「The Battle of Calverhine」や自作の物語を描いた絵画15点、および想像上の王国の旗や架空の生き物を描いた小品約30点を選んで構成するもので、その多くが日本初公開となります」とのことです。 最初の部屋では初期のコラージュ作品などが展示してありました。次の部屋ではいよいよ代表作「he Battle of Calverhine」の展示です。おちんんを付けた少女たちが大きな画面にいっぱい描かれています。そしてそれをを淡い色彩で彩っています。 2階に移動すると、ダーガーのアパートの大家さんネイサン・ラーナーの作品や、ダーガーが描いた想像上の国旗や動物などの小品が展示されていてました。 ざーっと一回りしている内に、すっかりダーガーの世界に惹きつけられてしまいました。 再び、1階に戻り「The Battle of Calverhine」の作品群をじっくり見入ってしまいました。 作品を見ていると、残酷さと優しさが並立的に共存し、実体がなく儚げで、淡く、淡泊で、美よりもかわいらしく、ひたすら偏執的に自分の世界に固執し等々いろんな感想が浮かびました。 これって、最近の若い人たちの作品のキーワードと完全に一致してしまいますね。最近のトレンドを完全に先取りしている感じですね。 若い人たちが大挙押し寄せているのが、なんとなく理解できた気がしました。
by daisenhougen
| 2007-07-15 07:43
| 鑑賞記-展覧会
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