昨日(09月29日)「国立新美術館」で展覧会「フェルメール《牛乳を注ぐ女》とオランダ風俗画展」を見た。
「オランダ美術の宝庫として知られるアムステルダム国立美術館の膨大なコレクションから、ヨハネス・フェルメール、ヤン・ステーンなどオランダ17世紀を代表する画家たちの作品や、外光と大気の表現に鋭い感性を示した19世紀のハーグ派の画家たちの写実的な作品など、油彩画40点、水彩画9点、版画51点を厳選して、17世紀初めから19世紀末までのオランダ風俗画の多様な展開を紹介します。加えて、豪華な工芸品16点の展示により、オランダ上流市民の豊かな暮らしぶりをうかがいます」とのことです。 小雨にもかかわらず、結構混雑していました。さすがフェルメールの神通力でしょうか。 まず最初が「「黄金時代」の風俗画」と言うことで、フェルメールの同時代の油彩画や版画がいろいろ展示していました。オランダの「風俗画」といったジャンルの作品をまとめて見るのははじめてでした。結構愉しんで拝見しました。 次に、ビデオ解説とパネル展示があって、ついにフェルメールの「牛乳を注ぐ女」にご対面です。 結構並んでいましたが、我慢できないほどではなかったです。係員が立ち止まらないで鑑賞してくださいと言ってましたが、そんなに急かされてる感じはしませんでした。 それに行列を作って見なければならないのは、最前列だけですので、いったん最前列で見た後に、後ろの列にまわって、じっくり拝見させてもらいました。 やっぱりフェルメールの作品は小さいんですね。わたしにとってのフェルメールの実際の作品を拝見するのは、「画家のアトリエ(絵画芸術)」と「窓辺で手紙を読む若い女」に続いて3度目の体験ですが、いずれも小さな画面でした。 でも、この小さい画面でこれだけのオーラを放っているんだから凄いもんですね。パッと見ただけで惹きつけられるのですが、細部を見ていけば更に惹きつけられるといった感じでした。 その後の展示は「工芸品・楽器」、「版画と素描」と続きましたが、こっちはあんまりピンと来ませんでした。 再び油彩画に戻って「偉大なる17世紀の継承と模倣」、「19世紀後半のリアリズム風俗画」といった展示で締めくくっていました。 このあたりでは、デル・ヴァーイ「アムステルダムの孤児院の少女」が良かったですね。全く知らない画家でしたが、描かれた可憐な少女に魅せられました。 図録買ったので、読んでから感想続けます。
by daisenhougen
| 2007-09-30 07:00
| 鑑賞記-展覧会
|
by daisenhougen
検索
カテゴリ
全体 鑑賞記-コンサート 鑑賞記-展覧会 鑑賞記-映画 鑑賞記-伝統芸能他 鑑賞記録(まとめ) 読書-詩歌小説評論他 読書-展覧会図録 読書記録(まとめ) 雑誌など CD・DVD・ビデオ 買い物 オモチャ等々 街歩き・お出かけ その他 以前の記事
2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 ライフログ
メモ帳
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||