玉村豊男「絵を描く日常」を読んだ。
東京書籍、2007年10月20日第1刷、1,575円、四六版、208頁。 目次を写しておきます。第1章 朝の習慣(ブドウ畑の異変、アトリエの設計、素人画法)、第2章 四十の手習い(絵を描きはじめた頃、大人の楽しみ、新しい自分の発見)、第3章 プロとアマの違い(初めての個展、台所にかかっていた絵、私にも描ける)、第4章 絵描きの息子(馬の足毛、玉村方久斗のこと、墓参り)、第5章 ライフアート(絵を買う人、ライフアート、モランディの朝)。 著者の玉村豊男(1945-)さんは料理やグルメ関係のエッセーで有名ですね。雑誌などで読んだ記憶はありますが、著作を読むのは初めてです。 そしてプロの画家であり個人美術館も開設しているのは始めて知りました。 四十一歳の時に病気になり、そのリハビリに高校時代以来の絵を描くことを再開し、ついにはプロの絵描きになった経緯が書かれています。 ちょっと自慢話的な記述が鼻につきますが、あけすけに書いてくれているのだから我慢しましょう。 グラビアに著者の絵も収録されていましたが、細密な水彩画のようです。グラビアだけではあんまり良さが伝わってきませんでした。家庭の居間なんかに飾るには良いのかもしれませんね。 ところで著者の父が日本画家の玉村方久斗さんとのことです。今、大規模な回顧展が開かれているようですね。わたし的にはそっちの方が興味あります。ぜひ訪れたいですね。
by daisenhougen
| 2007-11-15 06:39
| 読書-詩歌小説評論他
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